大数の法則をビジネス上で活かす方法、大数の法則って何だろう?

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大数の法則は、生命保険やギャンブルでよく引き合いに出される法則で、ビジネスの場面でも活用できます。

ここでは大数の法則の原理と活用されるシーンを解説いたします。

大数の法則って何だろう?

大数の法則とは、元々は確率論の定理で、数多くの施行を繰り返せば、結果が理論値に近づく法則のことです。

例えば、コインを10回投げて表が出る確率は50%にならない可能性を多く含んでいます。しかし、100回、1000回と母数が増えていくことで、表が出る確率はより50%に近づいていくようになります。

これが大数の法則です。

大数の法則

大数の法則が使われる場面

大数の法則は、身近でもよく使われています。大数の法則が使われる場面についてご説明します。

生命保険で使われる大数の法則

そもそも保険では、相互補助といって、加入している人たちで助け合うという概念があります。保険金を支払っている人の年齢や支払額などが公平になっていることが前提になっています。

30代の人の死亡率と60代の人の死亡率は違います。30代の人は死亡する確率が低く、60代の人は死亡する確率が高くなります。よって、30代の人の方が60代の人よりも保険料は安くなければなりません。

また、病気をしたことがある人と健康な人でも区別を付けなければなりません。年齢や健康度合いによって保険料を変える時の基準になるのが、大数の法則です。

1人では不確実な死亡率も、何千人・何万人という統計データから割合を出し、大数の法則を利用して保険料を決めているのです。

ギャンブルで使われる大数の法則

ギャンブルに強い人は、大数の法則を理解しています。

ギャンブルでよく使われる言葉に「勝ち逃げ」というものがあります。少しでもプラスになったらそこで止めるというものです。実は、この勝ち逃げの考え方が大数の法則を理解したギャンブルに勝つ方法なのです。

例えば、ルーレットを想像してみてください。分かりやすく、数字の1~3だけが書かれているルーレットがあったとしましょう。そして、3回連続1に賭け、3回とも1が出たとします。今日は調子が良い、もう少し続けて勝ちを増やしていこう、となったとします。

しかし、10回、100回と続けていくと徐々に負けていき、最終的にはマイナスで終わるものです。大数の法則とは、数多くの施行を繰り返していくことで、結果が理論値に近づいていくことを表します。

先ほどの例で言えば、3つの数字の1つにあたる確率は33%になります。回数を重ねれば、最終的にはそれぞれの数字が万遍なく当たることになりますので、勝つことは非常に難しくなるのです。

ビジネスにおける大数の法則の考え方

ビジネスの場面においても大数の法則は役立ちます。逆に、大数の法則を活用せず、少数のデータを信用して戦略を立てることはとても危険なことです。

サンプルから売上を計算する

あなたは、パン屋さんをオープンさせたとしましょう。とりあえず、パン屋をオープンさせたことを近所の人に知ってもらわなければなりません。個人経営なのであまり時間をかけるわけにもいかず、チラシの印刷代も抑えたいと考えます。

そこで、近所の50世帯に向けてチラシを配布し、どれくらいの効果があるのかを検証しようとしたとします。50世帯に配布した結果、10人のお客さんがやってきてくれました。

100世帯なら20人、300世帯なら60人のお客さんがやってくるでしょうか?これは、少数の法則と言い、サンプルとなるデータが少なくて確立に信ぴょう性が持てないことをいいます。

配布するチラシの枚数に決まりはありませんが、上記の例で言えば、徒歩5分以内の世帯全てには配布した方がいいでしょう。500~600世帯に配布することで、初めて売上の計算ができるようになるのです。

プロモーションにかけた費用と売上の関係を知り、販売戦略を立てるのに大数の法則は活用できます。

品質の向上に役立てる

製造業においては、商品化する前に品質チェックのテストを実施しています。

特にシステム開発の現場では、不具合率といって少なくとも○%の不具合を出さないと品質保証ができない、といったルールがあります。

1つのシステム、1つのプロジェクトだけで考えると、品質の基準を見つけることができません。たまたま良い出来だったのかもしれませんし、逆にその時だけ品質が落ちていただけかもしれません。本来の品質基準を見つけるためには、テストを何度も繰り返し、大数の法則を活用しなければなりません。

少数の出来事を無視するわけにはいきませんが、多くのデータから品質の基準を見つけることが長期的な品質向上に必要なのです。

営業成績で考えてみる

新人の営業マンは、100件の飛び込み営業で1件の受注を取ってくることが長年の経験から数値化されているとしましょう。つまり、1%の確率となっています。

3名の営業マンが月に300件の飛び込み営業をすれば、合計9件の受注が取れることが分かります。いくら実力に差があったとしても、長く続ければ大数の法則に当てはまるようになるのです。

ビジネスにおける大数の法則を上手く活用するためには、過去の実績データをしっかりと残しておき、戦略に役立てることなのです。営業方法を変えたり、採用する営業マンのタイプを変えたりと、工夫をして確率を上げていけばいいのです。

大数の法則に関するおさらい

大数の法則に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 大数の法則とは、多く実行をしていくことで、結果が理論値に収束されていくこと
  • 生命保険、ギャンブルは大数の法則が関係している
  • ビジネスにおいて、品質、営業成績は大数の法則を活用できる
  • ビジネスの現場では少数のデータを信じることなく、多数のデータから戦略を立てなければならない

大数の法則を知り、上手な活用を検討してみてください。