インターンシップのお礼状は出すべきか、ポイントや例文を解説。

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インターンシップ終了後は、お礼状を出すべきかなど迷う人が多いでしょう。ここでは、インターンシップのお礼状はそもそも出すべきなのか、お礼状を書く際のポイント、例文や便箋・封筒などについて解説いたします。

インターンシップのお礼状は出すべきか

最近は、大学のキャリアセンターなどが、インターンシップ後は必ずお礼状を出すよう指導していることも少なくありません。しかし、お礼状を出さないといけない、という決まりはありません。

ただ、迷ったならば、後悔しないように出す方がよいでしょう。
実際は、インターンのたびにお礼状を送っている人はあまり多くありません。

ただ、学校を通じてインターンを申し込んだときや特別にインターンに参加させてもらってたときには、お礼状は欠かせません。

お礼状のそもそもの目的

一番の目的は、「感謝の想いを伝えること」です。

企業側は広告活動の一環として行っていることもありますが、インターンを開催するためにコストと時間をかけています。

短期間のインターンシップでもお礼状は出すのか

1週間~1か月の期間ならば、その場でお礼をする機会があるため、お礼状を出さない人もいます。

お礼状を出すかどうかで迷うのは、1日のインターンなどが上げられるでしょう。1日だと、ほとんどの学生はお礼状を出していないというのが現状ですが、他の人との差別化のため、あえてお礼状を書くのもよいです。

ただし、お礼状を出す出さないは、採用には関係ないことです。

お礼状はメールでもよいのか

メールより手紙が、より丁寧な印象を与えるのはいうまでもありません。
また、職種や担当者の役職・年齢などによっては、メールでない方がよい場合もありますが、お礼はメールでもよいでしょう。

企業には毎日多くのメールが届いています、メールでお礼状を出す際の件名は、一目で迷惑メールでないことがわかる文面にしましょう。

お礼状の3つのポイント

お礼状を書く際には、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • インターンシップの機会を作ってくれたことへの感謝の気持ち
  • インターンシップで成長したこと
  • 今後にどう生かすかなど

お礼状メールの例文

お礼状はインターンシップ終了日にすぐに作成するのが理想です。

お礼のメールを送るメールアドレスは、就活専用のものを作っておくと便利です。メールアドレスは、意外と相手の目に留まりますので、どんなアドレスにするかをしっかりと考えましょう。

例文

件名:インターンシップのお礼(○○大学○○学部 名前)
本文:
(○○株式会社など正式な会社名)
○○部○○課 ○○様◯◯大学の〇〇〇〇でございます。
このたびは、貴社のインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。◯日に渡るインターンシップのお礼をお伝えしたいと思い、このメールを送らせていただきました。毎日が新鮮で学ぶことが多く、あっという間の〇日間でした。
インターンシップ中は、○○課の皆様に丁寧にご指導いただき、自分の至らなさに大いに気が付けました。
貴社と同じ○○業界を志望している学生として、今後就職に向けに学ぶべきことがわかりましたので、しっかりと準備をしていきます。初めてのインターンシップで緊張していましたが、○○様が新入社員の時のエピソードなどを聞かせていただき、気持ちが和らいで集中できました。

〇日間、皆様の貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。○○課の皆様にもどうぞよろしくお伝えくださいますよう、お願い申し上げます。
取り急ぎ、メールにてのお礼の失礼をお許しください。

貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に大学名は専攻まで、電話番号やメールアドレスをいれた署名をつけましょう。

手紙でのお礼状の便箋、封筒の選び方と書き方

いざ、手紙でお礼状を書こうと思っても、揃えるものから迷ってしまう人もいるでしょう。

基本は、縦書き、白無地、罫線入り縦書きの便箋、手書きの手紙は万年筆が正式ですが、黒インクのボールペンでもよいでしょう。封筒は、和封筒で白無地のものを選びます。

お礼状の基本の文章構成

お礼状を書く際の一般的な順番は以下の通りです。

頭語と結語
お礼の言葉
本文の中文
本文の結び
日付
大学名と氏名
宛名

 

頭語と結語は、

「拝啓」(頭語)+「敬具」(結語)

または以下の物があります。

「謹啓」(頭語)+「敬具」(結語)

 

最初にインターンシップのお礼を伝え、本文ではこの機会で具体的に経験したことで成長できたことや感想などを綴ります。本文の結びでは、あらためてお礼をします。

日付は本文より数文字下げて書き出し、大学名は正式名称で専攻まで書きましょう。宛名は、文字を下げず、頭から正式会社名と担当者様、分かる場合は担当者の名前を書きます。

手紙でのお礼状の例文

ここでは横書きですが、手紙には縦書きにしましょう。

謹啓  この度は、〇日間に渡るインターンシップの貴重な機会をくださいまして、誠にありがとうございました。

初めての経験で緊張していた私に、○○課のの皆様が丁寧に優しくご指導してくださったおかげで、社会人としての心構えなども学べて大変刺激になりました。

また、実際に店頭で接客を体験させてもらい、言葉で気持ちを伝える難しさをあらためて学ぶことができたので、今後の学生生活でより重点的に学びたいと思います。

こうした経験は、就職活動中の私にとって勉強になっただけでなく、貴社への志望の気もちを確固たるものにしました。

このインターンシップの経験を活かし、貴社を受験する時まで、一層前向きに残りの学生生活を送れます。これからもご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

本来であれば、お伺いしてお礼を伝えるべきところですが、取り急ぎお便りでお礼をさせていただきます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。

謹白
平成○○年○○月○○日
○○大学○○学部○○専攻 ○○○○
株式会社○○ 人事部採用ご担当者様

インターンシップのお礼状についてのまとめ

  • インターンシップのお礼状は出すべきか迷ったら、後悔しないように出すのがおすすめです。
  • お礼状の主な目的は、貴重な機会であるインターンシップに対する感謝を伝えるためです。
  • 短期間のインターンシップなら、お礼状を出さない学生が多いですが、差別化などを考えるとお礼状を出してもいいでしょう。
  • お礼状は、担当者によってはメールでも構わない時があるので、相手の年齢や職種から考えましょう。
  • インターンシップのお礼状では、インターンシップの機会への感謝の気持ち、経験を通して成長したこと、今後にどう生かすかが3つのポイントになります。メールでも手紙でも例文をアレンジして、自分の気持ちを伝えましょう。
  • メールでは件名やアドレスに注意しましょう。
  • 手書きの手紙では、縦書き、白無地、罫線入り縦書きの便箋、黒インクのボールペン、和封筒で白無地のものを使います。