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人は誰だって損をしたくありませんが、損得勘定だけで動く人のことをあまりよくは思いません。
この記事では、損得勘定について以下の点を解説いたします。
・損得勘定の意味
・損得勘定の類語
・損得勘定の強い人は損をすると言われる理由
損得勘定の意味
損得勘定の意味は、自分にとって得か損かという点を打算的に判断することです。自分にとっての利害を基準に物事を考える人のことを指します。
損得勘定で動く人とは
損得勘定で動く人は、どんなことにおいても必ず見返りを求めます。自分に対してメリットがあればやる、メリットがなければやらない、という極めて単純なルールがあります。
メリット、デメリットは人によって考え方も異なります。ときと場合によって得とみるか、損とみるかも変わるでしょう。
また、損得勘定で動く人は、絶対に損になることを自分からはしません。得と思ったタイミングでは積極的に行動しますが、損か得か分からない状況、もしくは損をするかもしれない状況のときはタイミングを待ちます。
仕事をする上で損得勘定で動く人は要領がよい傾向があります。自分にとって、いかに楽に成果を上げられるかということを常に考えているため、面倒な仕事は基本的に人にふります。
成功すれば、大きな高評価につながる案件や、パフォーマンスが重要なプレゼンテーションなどをピックアップして取り組んでいく事になるでしょう。
損得勘定の類語
損得勘定の意味は、自分が得をするか損するかで行動を決めるということです。類語には以下のものがあります。
打算的な
計算されつくした
私利私欲による
損得付くの
打算が働く
計算しつくした
欲望にまみれた
欲得づくの
損得勘定で動く人の英語表現
英語にも打算的な人を表す表現があります。
損得勘定で動く人の英語表現
calculating person
計算高い人
mercenary person
金銭や報酬目当ての人
act from selfish motives
利己的な動機づけで動く人
act from self interest
自分の興味で動く人
損得勘定の強い人は損をする
損得勘定で動く人は、自分が得をするときは一生懸命動きます。仕事関係上の付き合いも、自分の出世に(よい意味で)関わるどうかで、付き合う程度を決めていく事が多いでしょう。
例えば、同僚から質問を受けても自分の利益にはなりません。
きちんと回答はしませんが、同じようなことを上司から尋ねられると、俄然やる気になり、きちんとした回答を用意するでしょう。
上司からの信頼を得ることは自分の評価や出世に大きく関わってくるためです。しかし周りの人からは出世欲が強いと思われます。
損得勘定で動く人は、メリットや見返りを期待して行動します。そしてデメリットの方が大きいと感じたらすぐに距離を置いたり避けたりするようになります。
しかし人のことを本心で信じることができない人だと周りの人から思われてしまうでしょう。
また、目先の利益にばかり目が向くため、損得勘定で動く人の視野は狭くなっていきます。
少しの損もしたくないと思っていると、損して得を取るという選択肢がなくなってしまいます。少し損をすることで大きな利益が得られる機会を逃してしまうでしょう。
損得勘定についてのまとめ
- 損得勘定は自分にとって得か損かという点を打算的に判断すること
- 損得勘定で動く人とは、自分にとっての利害を基準に物事を考える人のことを指す
- 損得勘定が強いと出世欲が強いと思われたり、人のことを心から信用していないと思われてしまう
- 損得勘定が強いと、目先の利益ばかりにとらわれてしまい、だんだん視野が狭くなっていく