研修報告書を書く際の8つのポイントの解説と、詳しい例文の紹介

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学生のときは、論文やレポートを書く機会が多くあり、社会人になると、研修報告書を書く機会が多いです。

しかし、研修報告書は、論文やレポートとは書き方などが違います。ここでは、要点を抑えた研修報告書をさっと仕上るために役立つ。研修報告書の基本事項や書き方のポイント、例文を解説していきます。

研修報告書とは何か?

研修報告書とは、社会人なら一度は書く事になる報告書です。新入社員研修の後や研修やセミナーに参加した後も研修報告書を作成します。しかし、いきなり作成をいい渡されると、どう書けばよいのかわからない人も多いです。

通常の業務の間に作成するので、時間をかけずに作る事も重要です、ですが相手に伝わるものでなくてはいけません。伝わるように工夫することは、ビジネスパーソンに大切なほうれんそう(報告・連絡・相談)を守る事でもあります。

研修報告書の基本事項8つ

ここでは、研修報告書に盛り込むべき8つの基本事項を解説していきます。会社によっては、研修報告書のフォーマットが用意されていることもあります。

しかし、フォーマットがない場合には、最低でも以下の8つを網羅した研修報告書にしましょう。

訓秀報告書を書く際の基本事項8つ

1.氏名
2.参加日時
3.場所
4.研修名
5.講師名
6.研修内容
7.どのような雰囲気、様子だったか
8.所感、感想

 

ビジネスレター用の書式で書くようにしましょう。いきなり書き始めるのではなく、この項目を網羅しながら、あらかじめ考えておいた構成の上で研修報告書の作成に取り掛かるほうが効率的です。

作成するほうも報告書を読む上司も、時間に限りがあります。長ければよい評価の報告書になるわけではありません。簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。

研修報告書の書き方のポイント

研修報告書のポイントを4つご紹介します。

研修報告書は他人に伝わるように書く

基本の文章構成は、結果・結論を先に書き、その後に結論に至るまでの経緯、理由を述べることです。

また、研修報告書の内容は、相手に伝わる事が最優先です。他人の目を意識して書きましょう。研修に参加していない上司や周りの人が読んでも、研修内容が伝わることが大切です。

研修報告書の所感、感想には、学んだことや課題を書く

所感、感想は、長くなりがちな部分です。すべてを詳細に書こうとしてしまうと長くなってしまいます。

簡潔さを意識するなら、何を学んだか、何を課題と感じたかの2点を中心に文章を展開するとまとまりやすくなります。

また、読みやすさという点では、要点だけを箇条書きにする事もひとつの方法です。

研修報告書の読みやすいレイアウト

一般的に、読みやすい文章の段落わけは、3行程度までで区切って、スペースをとるとよいといわれています。

また、ひとつの文章が長くなればなるほど、読みにくいものです。1行の文章は、80文字程度におさめる事が、読みやすさ、伝わりやすさにつながるといわれています。

研修報告書はA4用紙1枚程度に収める

先にも述べましたが、報告書は量があればあるほどよいというものではありません。1日~数日間の研修報告書であれば、A4用紙1枚に収めましょう。

5日以上の研修の場合には、基本項目を網羅するだけでも、1枚では足りないかもしれません、それでも2ページ以内にはおさるようにしましょう。

社内マナー研修報告書の例文

最後に、研修報告書の基本事項8つを網羅する、社内マナーセミナーの研修報告書の例文を紹介します。ここでは、項目ごとにまとめますが、報告書に仕上げるときにはビジネス文章のフォーマットにしましょう。

フォーマットの上から順に挙げていきます。

報告書作成日時
西暦でも和暦でも、社内でよく使う方を選びましょう。
(例)「2017年8月31日」または「平成27年8月31日」など
宛名
研修によっては、報告書を人事部に提出するときや、直属の上司に提出するときがあります。
報告書作成の前に、事前に確認しておきましょう。
人事部
(仮)「人材育成課 御中」
氏名
部署名も忘れずに併記しましょう。
(仮)
「営業部・営業一課」
「就活太郎」
表題
(例)「ビジネスマナー研修報告書」
冒頭文
(例)「表題の件、過日に受講しましたビジネスマナー研修の報告をいたします。」

冒頭文の下、本文の前の中心に「記」と記すのが、ビジネス文章です。
研修名
正確なセミナーや研修名を書きましょう。
(例)「ビジネスマナー研修」
受講場所
忘れがちな基本の項目です。
(例)「東京本社・第一会議室」
参加日時
後から忘れがちな項目なので、しっかりと記しておきましょう。
(例)「2017年4月7日13:00-18:00」
講師
肩書など間違いがないように気をつけましょう。
(例)「株式会社転職・営業部・マナー太郎(外部講師)」
参加者
社内研修で参加者の属性がはっきりしている場合には、書いておくとよいでしょう。
(例)
「2017年入社・新卒社員」
「佐藤課長、山田担当(人事部・人材育成課)」
研修内容
研修のタイムスケジュールなどを参考に、箇条書きにするのがよいでしょう。
(例)
・社会人の基礎講習
・身だしなみ講座
・ビジネスメールマナー講習
・ビジネスメール実習
・電話対応マナー講習
・電話対応ロールプレー
・講師による総括
・人事部による総括
どんな雰囲気だったか
簡潔にまとめましょう。(例)「講習は、かなりの内容量が限られた時間に詰め込まれており、参加者全員が真剣に聞き入っていた。実習では、他部署の社員との関りも持てる機会でもあり、和やかな雰囲気もあった。」
 研修の成果および所感
所感、感想…成果と感想を分けて書く方法も書きやすく伝わりやすいです。(例)『講習だけでなく、実習も行ったので、明日からでも使える実践的な研修内容であり、実りの多い研修となった。ビジネスマナーについては基本を網羅できたもの、習得には至らない部分が大半で、実践する機会と今度のさらなる勉強が必要だと強く感じた。

講師による総括で「御社の新入社員はレベルが高い」とのコメントをいただいたが、先輩のご指導でさらにブラッシュアップしつつ、仕事に邁進していきたい。』

以上
最後には、ビジネス文章の結びの言葉「以上」を忘れずに記入しましょう。

研修報告書についてのまとめ

研修報告書は、新入社員研修や社内外の研修やセミナーの後などに書く報告書です。

研修報告書の基本事項8つには以下のもがあります
1.氏名
2.参加日時
3.場所
4.研修名
5.講師名
6.研修内容
7.どのような雰囲気、様子だったか
8.所感、感想

これらを簡潔にわかりやすくビジネス文章の書式にまとめます。

研修報告書の4つの書き方のポイントは
1.他人に伝わるように書く
2.所感、感想には学んだことや課題を書く
3.読みやすいレイアウト
4.A4用紙1枚程度に収めるがあります。

例文を参考にアレンジして、迅速かつ伝わる研修報告書を作成しましょう。