「虚栄心」という言葉に、あまり良い印象を持たない人も多いのではないでしょうか。

「虚栄心」とは何か、そして「虚栄心の強い人」にはどんな特徴があるのかを解説します。「虚栄心」が強い人と関わる際の対処法についても紹介していきます。

虚栄心とは

虚栄心とは、「自分を実質以上に見せようと、見栄を張りたがる心」のことです。

気持ちの背景には、他者に「負けたくない」「優越感にひたりたい」という競争心があり、自分の能力や生活レベルなどを背伸びしてアピールしたくなる心情です。こういった心情は、誰もが持つものです。

しかし、「虚栄心」が強い人は、アピールしているものが「実質以上」であったり、「見栄を張っている」ことが多い傾向にあります。

虚栄心が強い人の5つの特徴

等身大の自分を認識出来ていない

虚栄心の強い人の特徴として、まず「等身大の自分を認識出来ていない」ということがあります。

例えば、自分自身の能力や生活レベルについて、この程度だという自己認識があることが一般的ですが、虚栄心の強い人は認識レベル以上の自分を作りあげてしまう傾向があります。

常に危機感を持っている

虚栄心の強い人は、常に他者に「負けたらどうしよう」という危機感が気持ちの中にあります。その結果、他者に対して「負けていない」状態を常にアピールする人が多いです。

他者の能力や生活レベルに追いついていないにもかかわらず嘘の自分を作り上げてしまうことがあります。

 自分に自信がなく自己否定の要素を抱えている

「どうせ頑張っても追いつかない」という自信のなさ、自己否定の気持ちを抱えている人もいます。

能力や生活レベルに実質が伴わないのはわかっていると開き直り、「からっぽの状態=虚栄心」だけで他者を追い越せたと突っ張っている状態です。

 他人に厳しい

虚栄心が強い人は常に他者と自分を比較しています。「誰かに負けたくない」、「他者によく見せたい」という気持ちの裏側にあるのは、他人に厳しいという気持ちです。

仮に他者に対して寛容であれば、たとえば「あの人はとてもおしゃれで、素敵な人だ。」と素直に評価し、自身を取り繕ったり、見栄を張る必要は全くありません。しかし、他者に厳しい人はそれを素直に認めようとせず自分の方が優れていると挑発的になりやすいです。

虚栄を張っていることを理解している

自分の行為が「虚栄」であることを自分自身で理解している人が多いです。

実力が伴い、対等に勝負できれば良いのですが、「虚栄心」の強い人は、後ろめたさや引け目を隠すために、余計に見栄をはって強く出てしまいます。

虚栄心が強い人に対する対処法

劣等感を刺激しない

虚栄心の強い人は、劣等感の裏返しから「強がっている」状態です。

自分自身で気付いている人が多いため、そこをズバリ突っ込むと「さらに強がる」、「相手から避ける」などの事態を招く恐れがあります。劣等感を持っていることを理解し、出来るだけ刺激しないようにしましょう。

 相手に虚栄心があることを理解してあげる

相手の虚栄心を理解した上で大人の付き合いをしてあげましょう。相手に虚栄心があることを理解していれば、自分も嫌な気持ちになることが少なくなります。

虚栄心が強い人との上手な付き合い方

プライドを傷つけることはしないよう気遣う

虚栄心はプライドの表れでもあります。

「実質以上」に見せていることががわかっているとしても、あえて触れずに見過ごしてあげる気遣いを心掛けます。

 万が一トラブルがあった場合は距離を自然に置く

虚栄心から出た嘘の発言で、迷惑を受けたなど具体的な損害が出た場合は距離を置くことも大切でしょう。自然な流れで相手の話を聞かないようにしていくことで自然と距離を置くことが出来るでしょう。

虚栄心についてのおさらい

・虚栄心とは、「自分を実質以上に見せようと、見栄を張りたがる心」のこと。

・虚栄心が強い人になると付き合いに支障が出てきます。自己認識ができていない、自己否定、他人に厳しいなど特徴はいろいろありますが、付き合い方としては背景にある劣等感を刺激しない、プライドを傷つけないことが大切です。

・付き合い方を間違わなければ、相手の虚栄心が原因でトラブルになることはないのですが、もし迷惑をかけられたり、実害を受けそうだと感じたら静かに距離を置くようにするのが一番です。