リストラクチャリングとは

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リストラクチャリング 意味とビジネスで使う場面

「リストラクチャリング」は、“restructuring”と綴られる英語からきている言葉で、「リストラ」と略されることが多いです。
一般的に「リストラ」と言えば、“企業再構築に伴う人員カットのこと”を意味している場合が多いでしょう。

ビジネスでは、“事業の再構築、構造の変革を行なうこと”と広い意味を持ちます。
「リストラ」と略さずに「リストラクチャリング」して、区別できるように使い分けることもあります。

日本を含めた多くの国では、「リストラ」は、不採算事業からの撤廃などのダウンサイジングに伴う従業員解雇の意味が強いですが、ビジネス用語の「リストラクチャリング」は成長事業や高収益事業へ、経営資源を集中的に投下することが本来の意味です。企業がヒト・モノ・カネ・技術や情報などの経営資源の見直し再分配なので、M&Aも買い手企業からすればリストラクチャリングのひとつの方法になります。

企業のリストラクチャリングの必要性

企業は、環境・市場の変化に対応していかなければ存続できないので、リストラクチャリングが必要なのです。
経営資産を再分配する際には、縮小・撤退があれば、将来性の高い新規事業へ進出をすることもあります。既存事業と新規事業のシナジーで成長を続け、企業が存続します。これは、S&B(スクラップ・アンド・ビルト)と言われ、企業の新陳代謝なのです。

企業リストラクチャリングのプロセス

財務リストラクチャリング、事業改革、価値成長の3ステップに分けられます。
まずは、財務の安定を図ります。その後、成長戦略に必要なキャッシュを確保するために、コアコンピタンス(核の事業)を強化します。十分な経営資産が確保できたら、成長戦略の実施に入ります。ここまでは、収益の向上が目的でしたが、次は企業の価値を高める成長、新規マーケット開拓や新製品開発などを目指します。

リストラクチャリングの例文

・大規模な会社組織の見直しが必要なので、リストラクチャリングのプロジェクトチームが経営企画部に立ち上げられた。

・リストラクチャリングのプロセスでは弁護士や会計士だけでなく、ファイナンシャルアドバイザー、コンサルタント、ファンド関係者を有効に使う。