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マジョリティ 意味とビジネスで使う場面
マジョリティとは、「多数派」を意味する英語で、カタカナ日本語としても同義で使われます。反対語のマイノリティ「少数派」もよく耳にする言葉ではないでしょうか。
マジョリティは、単に人数が多いことを意味するだけではありません。たとえば、南アフリカのアパルトヘイトのもとでは、人数が少ない白人でも優位な立場であり、強い発言権があるグループであり、そのようなグループをマジョリティということもあります。
ビジネスシーンでは、一般的に多数派の意味でマジョリティを使うことが多くあります。
しかし、ビジネスパーソンとしては、マーケティング用語としてのマイノリティを使った用語を覚えておくといいでしょう。
マーケティング用語:サイレントマジョリティ
マーケティング用語の「サイレントマジョリティ」は、「発言しない大多数の消費者」のことを指します。
1969年、アメリカのニクソン大統領が演説で使った言葉です。当時はベトナム戦争に反対する学生運動が活発化しており、ニクソン大統領は演説の中で「反戦活動や発言をしない大多数のアメリカ国民は決してベトナム戦争に反対していない」として、その層を指して「グレート・サイレント・マジョリティ」としたのです。そこから転じて、サイレントマジョリティの意味が成り立っています。
マーケティング用語:アーリーマジョリティとレイトマジョリティ
社会学者ロジャースが提唱したイノベーター理論は、消費者の商品購入の態度を5つに分類しています。分類の中で、大きな割合を占める2つの層がマジョリティとされています。
「アーリーマジョリティ」は、新商品の購入に比較的慎重なグループで、市場全体の34.0%。
「レイトマジョリティ」は、新しい商品には比較的懐疑的な人たちのことをいいます。周囲のほとんどの人が実際に試しているのを見てから同じ選択をする層です。こちらも市場全体の34.0%を占めます。
例文
・日本におけるマジョリティは大和民族であり、マイノリティは外国人やアイヌ民族などでしょう。
・サイレントマジョリティの意見をSNSから拾い上げる手法は、マーケティングのひとつの手段として有効に活用できるはずです。