【年賀状に添える一言】書き方と注意点・送る相手別の例文を紹介

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この記事では年賀状に一言添える時の注意点や例文について解説いたします。

昨今ではメール等で新年の挨拶を済ませるという人も増えている一方、毎年年賀状を出すと決めている人も少なからずいることでしょう。

そこで今回は年賀状に一言添える際にはどのようなことに注意したら良いのか、また文例としてはどのようなものがあるのかを取り上げました。

この記事の中から一つでも参考になるような内容があれば幸いです。

年賀状に一言添えるときの注意点

昨今では、すでに裏面にイラストやデザインが印刷されている年賀状も多く見られます。

その場合は余白スペースに手書きで一言だけ添えるということも多いでしょう。その一言は自由に書いて良いというものではなく、失礼がないように気をつけなければなりません。

その際の注意点として、ここでは3点取り上げています。

「タブーの漢字」に気をつける

まず気をつけたいのが「タブーの漢字」を使わないということでしょう。

「タブーの漢字」とは縁起が悪いとされている漢字のことで、例えば年賀状の一言で「去年」ではなく「昨年」が良いとされるのは「去」という漢字が避けるのが礼儀だからとされているからです。

「タブーの漢字」は他には「弱」や「朽」、「別」や「離」、「消」や「負」のように悪いイメージを想起させるようなものが当てはまります。

文章を赤字で書かない

文章で赤字を書くのはタブーという意見もあります。

なぜなら昔は絶縁状を赤字で書いていたからです。

宛名はタブーだが文章は問題ないという説もありますが、いずれにせよ様々な意見がある為宛名も文章も黒字で書く方が無難かもしれません。

正式な書き方では句読点をつけない

正式な書き方では句読点をつけないというのも気をつけておきたいポイントです。

昔は手紙で句読点をつけなかったということもあり、年賀状でも句読点はつけないのが正しいとされています。

もし文章が長くなり句読点がないと読みづらくなってしまうなら、改行する等して少しでも読みやすくなるように工夫するのが良いでしょう。

年賀状に書く一言の文例【送る相手別】

では実際に年賀状に一言添えるとして、具体的にどのような文が考えられるのかを一つずつ確認しておきましょう。

年賀状を送る相手によって言葉を選びながら文章を作る必要があるので、ここでは相手別で複数の例をご紹介します。

誰にでも使える、無難な一言

まずは誰にでも使える、無難な一言です。

どんな相手にでも使える為、非常に汎用性が高い一言だといえます。

 

・楽しいお正月をお迎えでしょうか

・旧年中は大変お世話になりました

・本年も変わらぬおつきあいをどうぞよろしくお願いします

・本年も良い年でありますようにお祈り申し上げます

・皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします

 

上記の文例はいずれも相手を選ばずに伝えられるような内容です。

もし一言をどうしようかと迷った場合は、最も無難に使える文だといえるでしょう。

会社の上司や先輩に送るとき

会社の上司や先輩等、目上の人に送る場合は敬意を欠くような表現を使っていないか留意する必要があるでしょう。

文例としては、以下のようなものが挙げられます。

 

・昨年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます

・今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます

・本年もご指導のほど よろしくお願いいたします

・旧年は温かくご指導くださり 誠にありがとうございました

・○○の件では大変お世話になりました

 

仕事面でお世話になったことへの感謝や、これからもお世話になりたい旨を記載するのがよく見られる文例です。

細かい表現は多少変えても問題ありませんが、基本的には上記の2点の少なくともどちらかを入れておくのが無難でしょう。

会社の同僚に送るとき

会社の同僚宛に年賀状を送る機会もあることでしょう。

そのような場合は、次のような文例が考えられます。

 

・今年も共にがんばりましょう

・共に飛躍の年にしましょう

・一緒に協力しながらがんばっていきましょう

 

同僚であれば前向きでやる気が出るような文章が良いでしょう。

上記のように、引き続き一緒に仕事に励んでいきたい旨の内容を書くのが一般的です。

本当に仲が良い間柄であれば、もう少しフランクな表現を用いるというケースも少なからず見受けられます。

会社の部下や後輩に送るとき

会社の部下や後輩に送る際には、これまでの労いやこれからの仕事に対しての期待について記載することが多いです。

例えば以下のような文例が挙げられるでしょう。

 

・着実に成果を上げていて頼もしい限りです

・さらなる成長を期待しています

・今年は○○部門を牽引していってくれることを嬉しく思っています

 

上記のような文例で労いや期待の言葉をかけてあげると、部下や後輩も嬉しく思ってくれることでしょう。

取引先やお得意様に送るとき

取引先やお得意様に送る場合は、失礼のないようにすることはもちろん、これからも引き続きお世話になりたい旨を伝えることが多いです。

 

・今年も皆様のお役にたてるよう 一層の努力をもってご厚情にお応えしてまいります

・本年も変わらぬご交誼のほど何卒よろしくお願い申し上げます

・本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます

・御社のご繁栄と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます

 

丁寧で礼儀正しい印象を与えることで、これからも取引をしていきたいというように思ってもらえることでしょう。

友人に送るとき

親しい友人であれば、堅苦しい文章よりもフランクな文面の方が好ましいでしょう。

 

・今年もぜひ飲みに行きましょう

・今年も切磋琢磨してがんばりましょう

・新年会で久々に会えるのを楽しみにしています

 

例えば上記のように、これからも親交が続いていくことを期待するような中身がよく見受けられます。

親戚や祖父母に送るとき

親戚や祖父母に送る場合は、簡単な近況報告や先方の様子を伺うような内容がよく見受けられます。

例えば下記のような文例が考えられるでしょう。

 

・おかげさまで家族一同元気に新年を迎えております

・今年はぜひ家族そろってお伺いしたいと思っております

・今年は久しぶりにお会いできるのを楽しみにしています

・ご無沙汰しておりますが お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか

 

普段なかなか会えない分、上記のような連絡があると大変喜ばれることでしょう。

恩師に送るとき

恩師に送る際には、現在はどのように過ごしているかといった内容や、健康を思いやるような言葉が適切でしょう。

文例としては以下のようなものがあります。

 

・おかげさまで忙しいながらも充実した日々を過ごしております

・ご無沙汰しておりますが お元気でご活躍のことと思います

・来月の同窓会でお目にかかるのを楽しみにしております

 

元気に過ごしていることや、久しぶりに会えることを楽しみにしているような文章であれば、嬉しく感じてもらえるものです。

まとめ この記事のおさらい

  • 年賀状に一言を添える際には、「タブーの漢字」を使わない、文章を赤字で書かない、正式な書き方では句読点をつけないといったことに気をつける必要がある。
  • 年賀状に一言添える場合は相手によって文章が変えることが多い。
  • もし文例に迷ったら、「楽しいお正月をお迎えでしょうか」や「本年も変わらぬおつきあいをどうぞよろしくお願いします」、あるいは「本年も良い年でありますようにお祈り申し上げます」のように誰にでも使える表現を使うのが無難。