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この記事では「訴求力」の意味や使い方について解説いたします。
この言葉はビジネスでも非常によく使われますが、意味を誤解していると思わぬ認識違いがあったり、大きな失態になるかもしれません。
実際にそのようなことがないように、「訴求力」の意味や使い方等を一つずつ確認していきましょう。
訴求力とは|ことばの意味・読み方・使い方
「訴求力」は「そきゅうりょく」と読み、「買い手の購買意欲に働きかける力」という意味です。
「訴える」と「求める」という2つの漢字を使っていることから、広告等で商品の価値や魅力を訴え、消費者に買ってもらうことを求める力だと考えると分かりやすいかもしれません。
また「訴求力」という言葉は、例えば「この広告を見ていると、とても訴求力が高いことが分かる」というように使います。
「訴求力が高い」とは、広告を見た人にその商品を買いたいと思わせる力が強いということです。
「訴求力が高い広告」とは、トップアイドルをCMに起用したりキャッチーな音楽を採用したりする等、消費者の五感に訴えて記憶に残りやすい広告等が考えられます。
広告業界に広告を依頼する際、この「訴求力」を判断基準にしている会社もあるかもしれません。
なお「訴求効果」という使われ方をすることがありますが、これは「消費者の買いたいという欲求に働きかける効果」のことです。
「訴求力」と同じく、「訴求効果」が強い場合は「訴求効果が高い」のように使います。
他にも「価格訴求」や「価値訴求」という使い方ができるのも知っておきたいところです。
「価格訴求」は「主に価格を重視して消費者に訴えかけること」で、「価値訴求」は「商品の価値をメインとして消費者に訴えかけること」を意味します。
例えば「価格訴求」では「これだけの量でわずか100円」のように価格の安さを強調し、「価値訴求」では「この商品ではこれだけのスペックを持っています」のように価値を伝えるというわけです。
訴求力が高い人の特徴
「訴求力が高い人」とは「広告ではなくその人自身に高い訴求力がある人」のことです。
同じ会社に所属して同じ商品を売っているのに営業結果に差がつくのは、その人が持つ「訴求力」が高いか低いかに依拠しているといっても良いかもしれません。
それでは「訴求力が高い」人とはどのような特徴があるのか、一つずつ確認してみましょう。
①:表情が明るく人当たりが良い
まずは「表情が明るく人当たりが良い」ことが挙げられるでしょう。
表情が暗い人よりも明るい人の方が親しみやすく、ついつい話を聞いてしまったりするかもしれません。
「笑顔は1ドルの元手もいらないが100万ドルの価値を生み出す」等と言いますが、それくらい人の表情は重要だといえるかもしれません。
また人当たりの良さも「訴求力が高い人」の特徴の一つです。
どんなに商品が良くても、感じが悪い人からは買いたいと思わない人も少なからずいるでしょう。
逆に人当たりが良い人が提案する商品であれば、「まぁ買ってみようか」と考える人もいるかもしれません。
②:発言内容が明確
「発言内容が明確」であることも非常に重要です。
声が小さかったり説明が分かりにくい人の話だと、熱心に耳を傾ける気にならないでしょう。
また質問をした時に曖昧な回答をされたりその場凌ぎの対応をされると、不信感を抱いてしまうことまで考えられます。
対して「何を伝えたいのか」が明確で分かりやすい人の話を聞くと、ついつい商品を欲しくなってしまうものです。
③:身なりが整っている
「身なりが整っている」ことがどれだけ重要かは、特に営業や接客業の人であればよく知るところでしょう。
髪型や臭い、スーツのシワや髭の剃り残し等、全体的に「清潔感」と言い換えてもよいかもしれません。
また靴がボロボロだと心象が悪くなるので、毎日綺麗に磨くように指導する会社もあるといわれています。
訴求力のビジネス上での使い方
「訴求力」はビジネス上で非常によく使われる言葉です。
例えば次のような使い方をすることがあります。
広告費は決して安いものではない為、その広告にどれだけの効果があるのかよく見極める必要があります。
そ子で「訴求力」がどれだけあるのかを判断基準にするということです。
どれだけの熱意や商品知識があっても、「訴求力」がなければ結果に繋がらないということは十分考えられます。
その為どうやったら「訴求力」を高めることができるのかをまず研修で伝えているのでしょう。
それくらい「訴求力」というのは消費者の購買意欲を大きく左右し得るものだと認識されているということです。
訴求力の類義語と例文
「訴求力」の類義語としては、次のようなものが挙げられます。
・アピール
・説得力
・影響力
また例文としては以下のようなものが考えられるでしょう。
「アピール」は「訴えること」や「強く心に食い入ること」という意味があります。
この場面では自社が扱っている商品を広告を通してではなく、直接訴えかける為に訪問販売しているということです。
「説得力」は「相手を納得させたり受け入れさせたりする力」のことです。
営業マンの「説得力」が卓越していた為、魅入られて思わず商品を買ってしまったことが読み取れます。
「影響力」とは「他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力」という意味です。
そのトップセールスマンは、消費者の「買わない」という考えを翻意させてしまうような「影響力」を持っている人なのかもしれません。
訴求力の英語表現
「訴求力」の英語表現は、以下のようなものが該当します。
・appeal(訴求力)
・persuasion(説得力)
その他には「influence」(影響力)等が考えられるでしょう。
また例文としては次のようなものが挙げられます。
(その会社の広告訴求力はとても高い。)
「advertising」は「広告」のことで、広告を使った「訴求力」を「advertising appeal」と言います。
この例では、その会社が「広告訴求力」が高い広告出していると認知されていることが読み取れるでしょう。
(彼女はとても説得力がある。)
人が主語になる場合は上記のように表現することができます。
あとはこの文の前後でこの場合の「説得力」が「訴求力」と同義だと分かるような文があればより意味が通りやすいかもしれません。
まとめ この記事のおさらい
- 「訴求力」は「そきゅうりょく」と読み、「買い手の購買意欲に働きかける力」という意味がある。
- 「訴求」を使った言葉は他に「訴求効果」や「価格訴求」、「価値訴求」等がある。
- 「訴求力が高い人」とは「その人自身に高い訴求力がある人」のことである。
- 「訴求力が高い人」の特徴として「表情が明るく人当たりが良い」ことや「発言内容が明確」であること、「身なりが整っている」こと等が挙げられる。