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メールや無料通信アプリなどのSNSが発達している現在、手紙を出すときに使われる「投函」という言葉は使用頻度が低くなっているかもしれません。
年賀状の発行枚数も減少し、確定申告などの書類もインターネットによる電子申請が進んでいる現状を考えると、そのうち「投函」という言葉自体がなくなってしまうのではないかと危惧すら覚えます。
ここではそんな「投函」の意味や使い方について解説いたします。
投函の意味と使い方
「投函」は「とうかん」と読みます。「投」は「投げる、投げ入れる」、「函」は「箱」という意味があり、「投函」の意味を直訳すると「箱に投げること」または「箱に投げ入れること」なります。
「用紙を投書箱や投票箱に入れる」という意味もありますが、一般的には「ハガキや封筒などの郵便物を、ポストに入れること」という意味で使われます。
ビジネスシーンでは「契約書類を期日までにポストに投函する」「役所に提出する書類を投函する」などと使われることが多いでしょう。
「投函」は「ポストに入れる」ことを指します。そのため、「ポストに投函する」とはいっても、「郵便局に投函する」とはいいません。
非常に似ている行為ではありますが、郵便局の前に設置されているポストに郵便物を投函することは「投函」とはいいますが、郵便局の窓口に行って郵便物を提出することは、厳密には「投函」とはいわないのです。
投函を使った例文
投函の類義語
「投函」の類義語に「郵送」「送付」があります。どちらも第三者に品物を届けることをいいます。
「送付」は郵便局や宅配業者によって、品物や書類などを届けることを言いますが、「郵送」は郵便局のサービスによって品物等を送ることをいいます。
「郵送」には「投函」とは違って、ポストに入れる行為だけではなく、郵便局の窓口に行って郵便物を送ることも含まれます。
また、「投函」の類義語に「発送」という言葉もありますが、これは相手先に届けるために品物を送りだすことです。
「送付」の意味には相手に物が届くまでのことが含まれますが、「発送」は自分の手元から物が送りだされることをいいます。
投函の英語表現
「投函する」は英語で「drop(a letter) into a mailbox」となりますが、単に「post」または「mail」ということが多いです。「post」は主にイギリスで、「mail」は主にアメリカで用いられることが一般的です。
「post」「mail」を使った例文は以下の通りです。
手紙を投函するのを忘れないでください。
私は郵便局に手紙を投函しに行きました。
彼は手紙をポストに投函しました。
投函のまとめ
- 「投函」は(とうかん)と読み、ポストに郵便物を入れることを意味します。
- 「投函」の使い方としては、郵便局に物を届けてもらう一連の過程の中で、「ポストに郵便物を入れる」という行動を指します。郵便局の窓口で発送を依頼したり、宅配業者に品物等を届けてもらったりすることは含まれません。
- 「投函」を英語では、「post」または「mail」と表すことができます。
- 「投函」の類義語には「郵送」「発送」「送付」がありますが、使い方が異なるため注意が必要です。