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「汎用的」「汎用性がある」はビジネスの場でよく使われる言葉です。この記事では、「汎用」について、読み方や意味、類義語・対義語と英語表現などを解説します。
この記事を読むことで、言葉の正しい使い方を理解することができます。
汎用の意味は広く用いること
「汎(はん)」は、広くそのすべてにわたるという意味を持つ言葉で、「用(よう)」には、用いることや、つかいみちなどという意味があります。
上記の2文字から成る「汎用」は、広く用いることや、さまざまな用途を意味する言葉です。ひとつの物に対してだけでなく、ある程度なんにでも使えるということをあらわしています。
「汎用」のほかに「汎」を使った熟語には以下のものがあります。
意味:すべてのものを同じように愛すること。
意味:広く全般にわたって説くこと。
意味:広く全体にわたって論じること。
「凡庸」の読み方である「ぼんよう」と読み間違える人が多いため注意が必要です。
汎用の使い方
「汎用」は、「汎用する」「汎用できる」という表現や、「汎用性」「汎用的」「汎用品」などという使い方をすることが多くあります。なんにでも使えることを、「汎用性が高い」とあらわす事もあるでしょう。
「汎用機」という言葉もビジネスで使われることがあります。「汎用機」とは、企業の基幹業務システムなどに用いられる大型コンピューターのことで、1980年代ころまで主流でした。
汎用機が主流になる前のコンピューターは、使用目的ごとにひとつのコンピューターが充てられており、「専用機」と呼ばれます。
上記の事から「専用機」に対して、様々な用途で使えるコンピューターを「汎用機」と呼びます。
汎用を使った例文
汎用の類義語には「万能」などがある
「汎用」と同じような意味を持つ言葉には以下のものがあります。
すべての物事に効能のあることや、万事に役立つこと。
相手やその場の状況に合わせて変化させて用いることができること。
1つのものが2つ以上の用途を持っていることを意味するなども類義語にあげられます。
汎用の対義語は「専門」
汎用の対義語には、ある特定の目的だけに使用することを意味する「専門」があります。
「汎用性」「汎用的」の対義語には、「専門性」や「専門的」などがあります。
汎用と凡庸は読みも意味も違う
「汎用」と間違えやすい言葉に、すぐれた点もなく平凡なことを意味する「凡庸(ぼんよう)」があります。
「汎用」を「ぼんよう」と読み間違える人も少なくありません。ビジネスの場で正しい言葉を使うために、似ている言葉の違いは改めて理解しておくことが大切です。
汎用の英語表現「general purpose」
「汎用」を英語で表現する場合は「general purpose」が適当です。
「general purpose」を使った言葉の例は以下の通りです。
汎用
汎用品
汎用品
汎用機・汎用コンピューター
「general purpose」以外に、幅広く使えるという意味で「for wide」を使うこともできます。「for wide」を使った言葉は以下の通りです。
幅広い
汎用についてのまとめ
- 「汎用」の読みは「はんよう」です。「ぼんよう」と間違えやすいため注意が必要です。
- 「汎用」の意味は広く用いること、さまざまな用途のことです。「汎用性」「汎用的」「汎用品」のように使われることが多いです。
- 1980年代ころまで主流だった大型コンピューターを、それまで主流だった専用機に対して汎用機といいます。
- 「汎用」の類義語には「万能」「応用が利く」「多用途」などがあります。
- 「汎用」の対義語は「専用」です。「汎用性」「汎用的」の対義語なら「専門性」「専門的」などがあげられます。
- 「汎用」と「凡庸」は間違えられやすいですが、読みも意味も違います。「凡庸」は「すぐれた点もなく平凡なこと」を意味します。
- 「汎用」を英語で表現するには「汎用」を英語で表現するには「general purpose」が適当です。幅広く使えるという意味では「for wide」で表現できます。