しのぎを削るの意味

「しのぎ(鎬)」とは、刀の刃と峰(背の部分)の間で稜線を高くしたところのことをいいます。

鎬が削れ落ちるほど激しく刀で斬り合うさまを「しのぎを削る」といい、時代と共に刀を用いた争い以外にも激戦を意味するようになったことわざです。

苦しみに耐えてなんとか切り抜ける意味の「凌ぎ」を用いて、「凌ぎを削る」と誤表記されることがあるため注意が必要です。

しのぎを削るの同義語には、「割拠する」「張り合う」「競い合う」「ひしめく」「乱立する」などがあります。

鎬

しのぎを削るのビジネスシーンでの意味

しのぎを削るということはビジネスでもたびたび使用されます。

ビジネスにおいて競合他社の話をすることはよくあることで、常にライバル会社の話は出てくるでしょう。

「大手のA社とB社が市場のシェア率を巡ってしのぎを削っている。」などというように、市場のシェア率を巡って激しく競い合うさまを表現する場面でに使うことが出来ます。

しのぎを削るの例文

上になるか下になるか、右にそれるか左に外れるか、それともがっぷり四つに組むか。人生はどこから眺めてもしのぎを削る競争社会である。
出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の人生論』
車の二大メーカーが、それぞれ大馬力のマシンを登場させ、しのぎを削っていたころが、彼らにとって、もっとも華やかなころだった。
出典:西村京太郎『赤い帆船』
この辺は多くのコンビニがしのぎを削っている場所である。