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1年のはじまりの日である元日は、イベントなどに参加して盛大にお祝いする人も多い日です。
この記事では、元日の風習や、海外の元日の過ごし方などを解説します。
そもそも元日とはなにか?
元日とは、1年で最初の日のことで、年のはじめを祝う事が主旨の日です。
「元日」と似た言葉に、「元旦」や「正月」という言葉がありますが、それぞれ以下の意味をもっています。
元旦
元日の朝で、「旦」という字は、水平線から日がのぼるところをあらわしています。
元旦の朝というと、「元日の朝の朝」という意味になってしまうため間違いです。
1月の事をさしますが、1月の1ヶ月間をさすことは少なく、一般的に正月を祝う期間をさします。
多くの場合、三が日(1月1日から3日まで)や、松の内(1月1日から7日まで)をさします。
元日の風習
元日には、掃除をしてはいけない、料理をしてはいけない、などという風習があります。
それぞれのきちんとした意味を以下で解説しますが、もともとは「元日くらい主婦の人にも休んでもらおう。」という気遣いからうまれたともいわれています。
掃除をしてはいけない
年末に大掃除をした後、元日には家に福の神がやってきます。
せっかくきてくれた福の神を掃除で追い出してしまってはいけない、ということから、元日に掃除はしないとされています。
料理をしてはいけない
料理には包丁など刃物をつかうことから縁を切ることにつながるため、料理をしない方がよいといわれています。
地域によっては、爪を切ることもタブーとしていることもあります。
煮物をするとアク(悪)が出るため、煮物をしないほうがよいという地域もあります。
おふろに入ってはいけない
大晦日には1年の厄(汚れ)をおふろに入って落とします。
しかし、元日は綺麗になった自分に入ってくる福を落とさないようにするために、お風呂には入らないほうがよいとされています。
賽銭以外にお金は使わない
元日にお金をつかうと、浪費をする1年になってしまうという事からいわれています。
元日に喧嘩はしない
元日から喧嘩をしてしまうと、喧嘩の絶えない1年になってしまう、ということからいわれています。
元日の歴史
1948年に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」によって、「元旦」は年のはじめを祝う国民の祝日になりました。
元旦という名前になる前は「四方節」という名前でよばれていました。
海外の元日
新年のお祝い(アメリカ)
アメリカでは、新年のお祝いは12月31日からはじまります。仮面舞踏会が開かれることもあり、12時になると仮面を脱いで正体をあらわします。
大晦日はパーティーやイベントなどで盛り上がりますが、元日は家族でゆっくりと過ごす人が多いです。
カウントダウンイベント(イギリス)
大晦日にはカウントダウンが行われますが、元日はとてもあっさりしており、とくに祝われることはありません。
クリスマスなどのキリスト教の行事のほうが重視されるため、帰省したり、カードを送りあったりすることはクリスマスに行われます。
派手な色のパンツをはく(ブラジル)
ブラジルには、大晦日の夜から新年にかけて派手な色のパンツを履く風習があります。
赤い色のパンツは「愛ある生活」をあらわし、黄色のパンツは「金銭欲」をあらわします。メキシコやボリビアなどの南アメリカにも同じ風習があります。
旧正月のお祝い(中国)
中国では、1月1日はあまり盛大に祝われません。
中国は旧暦の元旦である「春節」や、旧暦の正月である「旧正月」を盛大にお祝いします。帰省する人も多く、爆竹が鳴り響きます。
元日とはなにかについてのまとめ
- 元旦、元日、正月の意味は、それぞれ以下の通りです。
元旦:1月1日の朝
元日:1月1日
正月:1月の1ヶ月間。(ふつうは三が日や松の内までをさします。) - 日本には、掃除をしない、料理をしない、などの風習もあります。お正月くらい主婦もやすませてあげたい、という意味もあります。