七難八苦とは

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七難八苦(しちなんはっく)の意味とは

七難とは、仏教用語で人生に起こりうる7種類の災難・災害のことです。八苦とは生きている内に体験する八つの苦しみ(老・死別等)のことをさします。

そのため、七難八苦とは「人に降りかかる様々な困難や苦しみ」と言う意味をさします。

同義語には四苦八苦、千辛万苦等があります。

七難八苦のビジネスシーンでの意味

七難八苦という言葉自体はビジネス用語ではありません。

しかし、人が生きている以上、様々な困難や苦しみというものは、誰しも分け隔て無く経験することであり、様々な日常会話からも、しばしば使うことがあります。

また、かつて戦国時代に尼子家家臣の山中鹿之助が、毛利家の謀略によって尼子家が窮地に陥った際は「我に七難八苦を与えたまえ」と祈ったセリフが有名です。『尼子家再興が叶うならば、自分に七難と八苦が降りかかっても構わない』という強い思いが籠もっています。

このように、七難八苦といえば「ただ単に痛い思いをする」というよりは、どんな困難にも負けない強い決意や熱意を込めて使用することが多いです。

ビジネスシーンにおいても、簡単には遂げる事の出来ないプロジェクトを執り行う時等に、どのような覚悟で全うするのか決意表明をする際によく見られます。

七難八苦の使い方と例文

「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」
「七難八苦を覚悟する」
「ここまで七難八苦を乗り越えてきたが、何とかこのプロジェクトを終わらせることが出来ました。」