教唆扇動(きょうさせんどう)の意味とは

教唆扇動という四字熟語は、「教唆」「扇動」とあまりイメージのよくない熟語が重なっていますね。そのイメージのままに、悪い意味で用いられることの多い四字熟語です。

「教唆」は、暗示をかけてあるいは何らかの教えを説いて人をそそのかすといった意味を持ちます。

「扇動」は、人の気持ちをあおって動かす、その人が指示者の思うままに行動するよう仕向ける様子をあらわします。扇動に関しては、「煽動」と表記することも可能です。

教唆扇動の意味としては、「教え唆して人を焚き付け、行動するように気持ちを湧き立たせること」となります。先に述べたように悪い意味で用いられることが多く、主に「悪事を唆す」意味で使用されます。

法律用語としても運用され、その場合は「他者を誘導し、不法行為の実行を決意させること」という意味で用いられます。
類義語は、「教唆煽動(きょうさせんどう)」

教唆扇動のビジネスシーンにおける意味

教唆扇動というビジネス用語はありません。使用する際は、四字熟語の意味をそのまま表したいときにしましょう。

ただ、教唆扇動は、基本的に悪い意味で使われる熟語なため、意味を理解しないままに使うと悪印象を持っていると伝えていることになります。

ビジネスシーンでは、十分に注意して使用しましょう。主に、「教唆扇動とならないよう気を付ける」などその事態を避けようというニュアンスでの使用が無難といえます。

教唆扇動の使い方と例文

彼の行為は、教唆扇動にあたるものだ。
すでに一妓の情婦ありと聞けば、該妓を教唆扇動して、妬心を引き起こしさしめ、
(訳:すでに一人の芸妓の想い人がいるのだと聞いていたら、その芸妓を唆し、嫉妬心を引き起こさせて)
出典:戸田欽堂『情海波瀾』