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ビジネスシーンでは上司など目上の人から指示を仰ぐ事態がたびたび発生します。
ここでは目上の人に指示を仰ぐ際に意識しておくべきポイントや注意点、すぐに活用できる例文をご紹介していきます。
「指示を仰ぐ」とはどういう意味か
「指示を仰ぐ」という言葉は上司などの目上の方に何らかの指導を受ける、お願いする時に使います。
「指示」には物事のやり方や方法を指し示すという意味があります。指導する、指揮を取るようなイメージです。「仰ぐ」というのは受けるの謙譲語で、教えや援助を求めるような意味合いがあります。
目上の人に指示を仰ぐ際のポイントと注意点
具体的に分かりやすく話をする
内容がまとまってもいないのに話をしても、相手も的確な指示を出すことができません。
ダラダラと話すと非常に分かりにくいです。何の件でどのような指示が欲しいのかを簡潔に伝えてから状況を説明するようにします。
5W2H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、いくらで)でまとめておくと具体的で分かりやすくなります。
相手の都合を確認する
指示を仰ぐということは当然ながら相手の時間を割くということです。自分の都合で突然来られても非常に迷惑です。必ず「お時間少々よろしいですか?」と都合を確認するようにしましょう。
話すのに時間がかかりそうなら、予め「〇〇の件でご相談したいことがあり、30分程度お時間が取れる時は日時はありますか?」とまとまった時間が取れる日時を確認しておくようにします。
丸投げせずに自分の考えも伝える
自分で考えようともせずにすぐに指示を仰ごうとする人がいますが、相手になんでも丸投げする姿勢はあまり良い印象を与えません。
自分自身の考えや解決案を伝えた上で指示を仰ぐようにしましょう。相手としても丸投げされるよりもアドバイスしやすいですし、仕事に向かう姿勢も評価され印象が良くなります。
メモを取り、内容を必ず確認する
人間は思っている以上に忘れやすい生き物です。必ず指示を仰ぐ際にはメモを取るようにしましょう。
特に数字などは聞き間違いが命取りになりやすいので、メモを取ったら復唱して再確認することが大切です。
指示を仰ぐ鉄板フレーズ集
- ご指南いただけますでしょうか。
- ご教示ください。
- お教えいただきたく思っております。
- ご指示を仰ぎたく存じます。
ビジネスメールで目上の人に指示を仰ぐときの例文集
田中課長
お疲れ様です。上田です。
3月15日に〇〇会社に提案予定の商品変更について、問題がないかご意見を伺いたく存じます。
・商品A⇒商品Bに変更
・納品数量は△個(変更なし)
・見積もり提示額□□円(変更なし)
・商品相違点:@@@
提案予定だった商品Aが納期遅延を起こしており、
お客様が希望している日程より1ヵ月程度遅れてしまいます。
商品Bと商品Aの相違点は@@のみで、
お客様の希望を全て網羅し納期も問題ありません。
商品を変更して提案しようと思っていますが、
商品Aを過去に何度も納品しているお客様だったので判断に悩んでいます。
ご指示を仰ぎたく、お願い申し上げます。
横山様
お疲れ様です。〇〇です。
4月10日に行う説明会の開催地区変更の件でご相談がございます。
毎年△会場で予約を取っていましたが、
今年はビル改修工事のため予約が取れませんでした。
近くで同じような会場が2つ確認が取れましたが、
いずれも△会場よりも費用が2割ほど高く予算が厳しいです。
開催地区を変更すれば予算に合う会場があるので、
地区の変更を考えておりましたが問題ありませんか?
私だけでは判断できかねるため、ご指南いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。