急な時でも慌てないために ビジネスにおけるお見舞い金の事を知ろう

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お世話になっている上司や先輩、取引先の大切なお客様が入院したとの知らせは突然来ます。いざという時の為に、しっかりお見舞い金に関する事を知っておけば、慌てずスマートに対応できます。

お見舞いに関するメールはこちらも参考になります。
ビジネスでのお見舞いメールのポイント3つと上司などへの文例5選

3パターン別、お見舞い金に関するマナー

社内の人へのお見舞い金の場合

上司や先輩、同僚など社内の人が病気や怪我で入院した時や、自宅で療養する為にお見舞い金を渡す時には、その会社ごとに慣例がありますので、それに従うのがマナーです。
社内でお見舞い金を募ってまとめて渡す場合から、お見舞い金として会社から支給されるので、個人的なお見舞い金は渡さない場合もあります。
自分で行動する前に、周りに確認しましょう。

取引先の人へのお見舞い金の場合

普段取引などでお世話になっている方など、自分と近しい立場の社外の方でも、個人的なお見舞い金をお渡しする事自体が失礼にあたる事があります。
その為、まずは入院または療養している方の状況を確認し、その後の上司の指示を仰ぎましょう。
また、社外の方へのお見舞いを行う際には、お見舞いをされる相手と同格、もしくは目上の上司と同席のもとでお伺いするのがマナーです。
そして、仕事に関するお話は向こうからは聞かれない限り話題とするのは避けましょう。仕事の事は気にせずに、回復や療養に専念して欲しい気遣いを相手に送る事が大切です。

災害に対するお見舞い金の場合

取引先などが、自然災害で被災した時や、火事などの災害に合った時には、まず先方に対する配慮を行う事がマナーです。特に、自然災害直後には電話なども繋がりにくい状態となりますし、先方も他の電話対応に追われてしまっているかもしれません。頻繁に電話を掛けるような事は避けましょう。
もしも、自然災害などで物資不足に見舞われている場合などは、お見舞い金だけでなく先方が必要必要としている品物も合わせて、迅速に送る事もあります。

お見舞い金の封筒の使い方は二通りあります

病気や怪我など、一般的なお見舞い金で使用する場合

病気や怪我のお見舞いの際には、紅白の結び切りの水引が付いた封筒を使用しましょう。結び切りの水引の物は、一度切りであって欲しい事柄に対して使用します。お見舞い金は病気や怪我の一度切りであって欲しい事柄に対するお見舞いを目的としたお金ですので、結び切りを必ず使用しましょう。
紅白の水引が付いた袋には、蝶結びと結び切りがあり、熨斗のマークのある物とない物があります。蝶結びは何度あっても良い事柄に対して、熨斗(のし)のマークが付いている物はお祝い事に対して使用しますので、絶対に避けましょう。

病気やけがの程度が重い時や災害のお見舞いに対して

紅白の結び切り封筒だけでなく、白無地封筒か赤帯入りのお見舞い用封筒もあります。
これらは、特に病気やけがの程度が重い時や、流産や死産に対する時、そして災害に対するお見舞い金の場合に使用します。

また、紅白の水引の封筒を使用する事に抵抗がある場合にも使用できますので、一般的な病気や怪我の際にも使用可能です。
病気や怪我の程度で迷った時には、白無地封筒か赤帯入りのお見舞い用封筒を使用しておくのが無難です。

押さえておきたい、正しいお見舞い金の包み方・書き方

新札は避ける

お見舞いや、お悔やみ事は急に起きる予測不可能な事態です。その為、きちんと事前の準備を行った上でお渡しするご祝儀やお祝い事のお金とは異なりますので、新札は避けましょう。古いお札を使用する事によって「準備する用意もなく駆け付けました」の気持ちを込める事もできます。
なお、お札の入れ方に特に決まりはありませんが、気になるなら人物の顔を上にしておくと良いでしょう。
そして、「死」や「苦」を連想させる「4」や「9」の金額は避けます。

表書き・名前の書き方について

表書きは、封筒の上部の真ん中に「御見舞」とします。
下部真ん中に名前を記入しますが、連名の場合には右側から目上の高い人の順に記載します。夫婦で送る際には、夫のみフルネームで、妻は名前のみ左側に書き添えましょう。
また、4名以上の連名となる場合には、代表者の名前と共に、左側に小さく「外一同」と記載します。そして、連名者全員の名前を別紙に書き、袋の中包にお金と一緒に入れておきましょう。

いくら包むのがベスト?お見舞い金の金額、相場を知ろう

間柄によって金額が変動

お見舞い金の金額は、先方と自分自身との繋がりが薄いほど安く、濃いほど高くなります。その為、相場は近親者なら1万円、友人やビジネス上の知人の場合は3千円か5千円となっています。ただ、必ずしも金額が高ければよいという訳ではありません。大切なのは気持ちで、無理のない範囲でのお見舞い金を包むようにしましょう。

周りに合わせるのが賢い

お見舞い金を渡す時には、人と人とのお付き合いの前提がある場合がほとんどです。その為、会社や親族など、周囲の人の金額に合わせておくことが無難です。

渡す時もスマートに!お見舞い金の渡すタイミング

渡すタイミングに気を付けよう

お見舞い金を直接渡す時には、入院直後や、手術の前後は避けましょう。また、病院の面会時間を確認し、事前に先方へ確認を取った上で伺うようにしましょう。

大勢での訪問や長居は避ける

病院や療養中のご自宅に伺う時には、ご本人やご家族の負担にならない様に、長居はせず長くても30分程度の訪問に留めておきましょう。
また、病院内で騒ぐ事は厳禁です。大勢で、また子連れでの訪問は避けましょう。

お見舞い金のお返しもきちんとしよう

入院の場合には遅くても1か月以内に

自分が病気や怪我で入院していた時に、個人的にお見舞い金をいただいたら、退院してから早くて10日以内に、遅くても1か月以内にはお返しを行いましょう。
職場へのお見舞い金のお返しの際には、職場に復帰してすぐにお返しをするようにしましょう。

お返しの相場は半額から1/3程度で

お見舞い金のお返しには、頂いた金額の半額から1/3の金額の品物を送るのがマナーです。
例えば、職場から連名で1万円のお見舞い金を頂いた際には、3千円から5千円のお菓子にする、このような形でお返しするとよいでしょう。

まとめ

・ビジネスの場でのお見舞い金は周囲に合わせる
・使用するのは紅白の結び切りもしくはお見舞い用封筒
・渡す時には大勢や長居を避け、迷惑とならない様に
・お返しもスマートに、タイミングよく行う事

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