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ビジネスシーンでは会話の中だけでなく、メールや文書の中でも頻出する「存じます」という表現。日常的に使う言葉だからこそ、正しく使いたいものです。知っているようで知らない「存じます」の正しい使い方や英語で表現する時のポイントをチェックしてみましょう。
存じますの意味「思う」「知っている」
「存じる」とは「思う」の謙譲語で、ほかに「知っている」という意味もあります。丁寧語「~ます」をつなげて、「思っています」や「知っています」という意味で使います。
謙譲語であることからも分かるように、使う相手は年上の方や立場が上の者に対して使います。
会話の中では「すでに知っています」という意味での「存じております」を使うことが多く、「存じます」はメールや文書で使うことが多いでしょう。
存じますを使う上での注意点
特に難しい点はなく、普段口にする「思う」と同じタイミングで使うと良いでしょう。基本的には、「自分」が思う、知っている時に使う言葉ですが、相手に使うこともできます。その場合のほとんどは、「ご存じの通り」や「ご存じですか?」など、思うという意味ではなく、知っているという意味で使います。
存じますの類義語
存じますを頻繁に使いすぎると、くどい印象を与えます。他の表現を使いたい場合は、「~だと認識しております」や「~と心得ております」「承知しております」になります。
特に、メールや文書などの場合、読み返した時に存じますが頻出していないかチェックし、必要であれば書き換えましょう。
類似表現の例文
存じますを使った例文集
具体的に存じますを使った例文集をチェックしてみましょう。基本的には「思う」や「知っている」の部分に当てはめるだけなので、使いやすい言葉です。
思うという意味で使用する場合の例文5選
知っているという意味で使用する場合の例文5選
存じますの英語表現
存じますを英語で伝えたい時はどう言えば良いでしょうか。シーンを想定した例文でチェックしてみましょう。
初対面の相手に話す「お目にかかれて光栄に存じます」
上記の場合は、高貴と言えるほどかなり立場が上の者に対しての表現です。
こちらの方が表現としては柔らかく、日本のビジネスシーンで使っている「お目にかかれて光栄に存じます」に近いでしょう。日本語のように、敬語表現の無い英語では、丁寧な印象を与えることが難しいものですが、例えばI’mをI amと省略せずにきちんと言うことで、丁寧さを伝えることができます。
しかし、英語の文化と日本語の文化は大きく異なるので、英語では、必ずしも丁寧だから良いという評価にはならず、ある程度のフレンドリーさがある方が良いと感じられるかもしれません。
お願いする時の「お忙しいとは存じますが、何卒よろしくお願いします」
メールや文書でよく使う「お忙しいとは存じますが、何卒よろしくお願いします」を英語で言う時は、少し注意が必要です。
日本語のままの感覚で英語をなおすと、「忙しいとは思うけれどしておいてくださいね」という少し乱暴な印象を与える英語にならないようにすることがポイントです。
上記のように「忙しいのは分かっているのですが、してもらえると非常に助かります」というへりくだったお願いをする表現が使えると良いでしょう。
存じますの正しい使い方と英語表現 まとめ
・存じますは、「~と思う」と「~だと知っている」の部分に当てはめて使う
・存じますを英語で表現する時は、丁寧な印象を与えるように工夫する
存じますは特別難しい使い方をする謙譲語ではありません。使いやすい分、頻出しがちなので、くどくなっていないかに注意して使いましょう。