嘘つきな人ってどんな人?特徴とポイント 付き合い方の解説

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嘘つきな人はビジネスには向いていない場合が少なくありません。ビジネスで重要な、お客様との信頼関係を裏切る問題は、「嘘」である場合が多いためです。

嘘には悪意があるものだけではなく、誠実に対応するつもりで、無理な予算や納期の仕事を受けて失敗してしまう場合も、仕事を依頼した人からみたら嘘をついたとみられてしまいます。

この記事で、嘘つきな人の意味や類語、特徴や付き合い方を解説します。

嘘つきな人の意味はなにか

「嘘」とは「事実ではないこと」で、「嘘つき」とは「頻繁に嘘をつく人」です。

どんな人でも、ときには意図せずに小さい嘘をついてしまうことがあるため、一度や二度では嘘つきとは言われません。しかし、繰り返し嘘をついてしまう行動が変わらないという印象を与える人は嘘つきと呼ばれます。

嘘つきな人は、周囲にはよい印象を与えません。頻繁に嘘を言う人よりも、言わない人の方が好かれるは当然でしょう。

嘘つきの語源

「嘘」の語源は諸説ありますが、その中で2つの説を以下で解説します。

1つ目は、中国語の「迂疎(うそ)」からきているという説です。「迂疎」は読み方も「うそ」であるのに加え、「回り道をしていて役に立たない」といった意味のある語であることが理由です。

2つ目は「とぼける」という意味をもつ「嘯く(うそぶく)」という言葉からきているという説です。

どの語源もマイナスの意味をもつ語がもとになっており、「嘘つき」という語もマイナスの意味をもつことが分かります。

嘘つきの英語表現

英語での嘘つきは、名詞の「liar」を使って「You’re a liar」のように表現します。

「liar」は、詐欺などの、重たい嘘に対して使われます。軽口で「嘘つかないで」などという場合は、「No kidding!」のように表現します。

日本語の「嘘つき」の場合には、軽い意味で使われることと、重い意味で使われることの両方がありますが、英語の場合には、それぞれ違った表現を用いる必要があるため注意が必要です。

嘘つきの類語表現

嘘つきの類語には、「ホラ吹き」「はったり屋」「虚言癖」「空想家」などがあります。

「ホラ吹き」は嘘つきと近い意味をもった言葉で、いつも嘘をついているという意味があります。多くの場合、嘘つきをホラ吹きと置き換えても意味が通じますが、話し言葉としては、嘘つきに比べて使われる頻度は低い言葉です。

「はったり屋」は、自分を良く見せるために嘘をつく人のことで、嘘つきと似た意味をもっています。嘘つきと意味が重なるところが大きいですが、はったり屋の場合には自分を大きく見せるという意図があるため、嘘つきの中でも特定の目的をもつ人に使われる表現です。

「はったり屋」は本来の姿よりも大げさに自分のことを語る事が多いため、長く付き合っているとあきれられてしまいがちです。しかし、ビジネスにおいてお客様の前で自信をもってふるまえるというのは利点でもあるでしょう。

基本的にはマイナスなことが多いですが、ときには役立つこともあるのが「はったり屋」の特徴です。

他に嘘つきと似た意味をもつ言葉として、「虚言癖」「空想家」があげられます。

「虚言癖」は妄想にとりつかれて、本当でないことを、あたかも本当のことのように語ってしまう人をさします。本人は自分の考えていることが本当だと信じているため、嘘を言ったとしても悪意はない事が多いです。

しかし、周囲からしたら嘘には変わりがないため、迷惑はしているのに、悪意がない場合が多いため責めるのが難しいという存在であることが多いです。

「空想家」は、自分で思い描いた理想を語りますが、実現できるかどうかという視点が抜けていることが多く、取り掛かると失敗してしまい、結果的に嘘となってしまうことが多いです。

嘘つきな人の特徴1:自分に自信がない

嘘つきな人は、自信がないため、自分を良く見せるために嘘をついてしまいがちです。嘘はいつかばれるため、最終的には嘘をついたことはマイナスに働いてしまいがちですが、悪い面を見せるのが怖く、ついつい嘘をついてしまうという事もあるでしょう。

一方で、単に謙虚で、本当は達成できる力があるのに、自分にはできないと言う場合もあります。仕事を終えたときには期待以上の結果を残す場合が少なくないため、むしろ、好意的にみられる事が多いでしょう。

計算高く、普段はあえて周囲に期待をさせないようにふるまう人もいます。ビジネスパーソンとして周囲から一目置かれるのにとても有効な戦略ですが、ふるまうのは難しく、ある種の才能が必要でしょう。

嘘つきで問題となるのは逆のパターンで、できるといっていたことができない場合です。社内であればまだしも、社外に対しては大問題になりかねず危険です。

嘘つきな人の特徴2:周囲の人が信頼できない

嘘つきな人が自分を良く見せるように嘘をついてしまうのは、周囲の人が信頼できないということが関係している場合が少なくありません。

なにか失敗をしてしまったり、頼まれた仕事をできる能力が自分にはなかったりすることがばれることで、信頼関係が失われてしまうのではないかと思うためです。

嘘つきな人の特徴3:プライドが高い

嘘つきな人は、自分を良く見せるために嘘をついてしまうことがあります。プライドが高いことが影響しており、弱い自分を見せるのが怖いという場合があります。

弱い自分、完璧でない自分を出せないことには、周囲への信頼が持てないことが影響しています。周囲の人は完璧など求めておらず、弱い部分もあることを知っているのが普通ですが、本人は完璧でない事に気がつかれていないと思っている場合が多いです。

プラスの方向でプライドを持っているのでしたら問題ありませんが、マイナスの方向で持っている場合には、信頼関係を築けるように周囲が配慮する必要があります。

嘘つきな人の特徴4:助けを借りるのが苦手

嘘つきな人の中には、助けを借りるのが苦手な人がいます。「こんな自分をさらけ出してしまって大丈夫なのだろうか。」という不安を抱えるのと同様に、「相談したり、お願いしたりして大丈夫なのだろうか。」と不安に思ってしまうことがあります。

ビジネスの基本である報告・連絡・相談を適切なタイミングで、嘘つきな人は人付き合いが苦手なために、ついついためらってしまう事も少なくありません。

周囲の人は、嘘つきな人が自分から動くのを待つのではなく、周囲の側から状況を確認するということも必要な場合もあるでしょう。

嘘つきな人の特徴5:責任感がない

嘘つきな人の中には、責任感がない人がいます。例として、個人的な事情で遅刻をしたのに公共交通機関の遅れが原因だと言ったりする人がいます。

これは、ビジネスには問題外ともいえる特徴ですが、「言われたことだけやっていれば問題がない。」「これくらいはやっても許してもらえる。」などといった甘えを持っている場合が少なくありません

問題がある特徴ですが、単にこれまで生きてきた環境とビジネスの世界との違いに慣れていないだけということもあります。仕事をしていく上で必要な心構えを、どうやって身に着けてもらえるかを考えることが大切でしょう。

嘘つきな人との付き合い方

嘘つきな人の中には、自分に自信がなく周囲を信頼することができない人がいます。

手間はかかりますが、相手から心を開いてくれることには期待せず、まずは自分が心を開いて、信頼しても大丈夫なのだと分かってもらうことが必要です。

プレッシャーを感じさせてしまうとかえって逆効果になるため、距離感に注意をはらう必要があるでしょう。

嘘つきな人はものごとを大げさに言ってしまう傾向もあります。そのため、嘘つきな人から言われたことは、そのままに受けとるのではなく、少し割り引いて考えておくとよいでしょう。

責任感がなく嘘をついてしまう人に対しては、厳しく指摘をする必要があります。しかし、指摘をした後は、理由をしっかり説明したり、一緒に食事にいったりといったフォローをすることも大切です。

嘘つきな人と付き合うには、配慮と根気が必要です。中途半端な気持ちで接すると、かえって関係を悪化させてしまうことになりかねません。長い目線で接する覚悟がない場合は、必要最低限の関りにとどめて、できるだけ距離をとるのが無難です。