手枷足枷(てかせあしかせ)とは

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手枷足枷の意味

手枷足枷(てかせあしかせ)の「枷」の意味は、昔の刑具の事をさしています。

手首や足首に重たい金属の太い輪をはめ、お互いが開いて使えないように鎖でつないだ拘束具のことです。
手足のそれぞれが開かず行動の自由を奪うことから、強い束縛や束縛した状態をも意味しています。

はじめのうちは罪人だけに使われる拘束具を指す言葉でしたが、後に罪のあるなしに関係なく、そのような状況を思わせるほどの精神的な拘束感や圧迫・圧力感、思うように動きが取れない状況を表す言葉となっています。

このため手枷足枷とは、自由に行動ができない、または制限されている理由が本人によるものではなく、周囲の環境や人間関係などにある場合に使用されます。

手枷足枷のビジネスシーンでの使い方

ビジネス用語ではありませんが、強い拘束や自由を奪うことを表す意味が転じ、立場として自由がきかなくなるような重いペナルティ、思い通りの仕事を行うことができないほどの制限や負荷、精神的に拘束され仕事の遂行に支障をきたすほどの過重なストレスがかった状況をあらわす言葉として使用される場合があります。

手枷足枷の例文

O部長に、月末納期の依頼を振られたA君が気の毒だ。

 

今A君が担当している工場のうち半数が、原因究明中の不良が発生し続けており、未だに収拾がつかない状況だ。

 

何とか稼働できる工場を確保して部長依頼分の納期を間に合わせても、早急に不良の問題を解決しておかなければ、この先ずっとそのことがA君の手枷足枷になりかねないくらいの損害だ。