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ロジックツリー 意味とビジネスで使う場面
「ロジックツリー」とは、問題をツリー状の表に分解しながら、論理的に課題や問題を掘り下げていく思考の手法になります。
ツリー状の表は、トーナメント方式の対戦表のように、左から右に向かって展開していきます。
日常生活ではあまり使わない言葉かも知れませんが、最近では教育の現場でも思考の方法として紹介され、広がりつつある言葉です。
ビジネスシーンでは、日々のミーティングから経営戦略を練る重要な場面でも、論理的思考方法として使われています。
自己啓発のセミナーなどでも耳にすることがあるでしょう。ビジネス用語としての「ロジックツリー」を掘り下げます。
ロジックツリーを作る理由とポイント
ロジックツリーは、思考を可視化して過程をわかりやすくし、複数名で考えつつ共有できるツールでもあります。全体を把握し、多くの視点から問題や課題の解決を図ることができます。
可能性を全て挙げてみることを重視しているので、“MECE(ミーシー)”を意識して必要な項目を挙げることが重要と言われています。このMECEとは、「Mutually:相互に、Exclusive:重複せず、Collectively:全体として、Exhaustive:漏れがない」の頭文字からきており、「モレなくダブリなく」の意味があります。
Why、How、Whatのロジックツリー
ロジックツリーは、ひとつの問題や課題に対して、ひとつ作成するのが原則です。その際には、それぞれの問題、課題にあったロジックツリーを展開します。
■原因究明のWhyツリー
問題の原因は、必ずひとつとは限りません。そこで究明に使うWhyツリーは、多角的な原因を洗い出して、全体像から原因の本質を突き止めるために使います。
■問題可決のHowツリー
発生した問題が解決したところを起点に、最善の解決策を探っていくのに展開するツリーです。その過程では、複数ある改善策に優先順位をつけていくことが有効です。
■要素分解のWhatツリー
どのような種類のモノやサービスがあるかを掘り下げていくのに便利なツリーです。
ロジックツリーの例文
・ロジックツリーを使って、まずは問題の全体を把握したほうがいいでしょう。
・このロジックツリーでの採用は、新卒採用と中途採用の要素があります。
・ロジックツリーは、後で項目を加えやすいように、高さを確保して展開しましょう。