※本サイトはプロモーションを含んでいます。
私たちが普段見たり使ったりしているWEBサイトは、サイトによってデザインもページ構成もさまざまです。このWEBサイトをデザインする仕事が「WEBデザイナー」です。
この記事では、WEBデザイナーの仕事内容や必要スキル、年収や将来性について解説します。WEBデザイナーを目指している人に役立てていただけるのはもちろん、そうでない人も、この記事を通して普段何気なく見ているWEBサイトがどのようにして出来上がるのかを知ることができるでしょう。
WEBデザイナーとは
WEBデザイナーは、ひとことでいうとWebをデザインする仕事です。デザインというと色やロゴなどの見た目を決める作業だと思うかもしれませんが、実際のWEBデザインはもう少し奥の深いものになります。
デザインとは「生活をデザインする」というような使われ方をすることからわかるように、表面的な色や形を決めることだけを指すのではなく、何かに対して総合的に立案、設計することも指します。
例えば家をデザインするといったときに、外壁は白で窓枠はブラウンで…と表面的な色や形を決めるだけにとどまりません。住む人の生活スタイルに照らし合わせて、趣味の盆栽が見える中庭を作ろうとか、子供が成長したら間取りを変えられる可動式の壁にしようとか、住む人の要望を聞きながらどんな家にするかをトータル的に構築していきます。
WEBデザインも同じように、表面的な色や見栄えだけでなく、サイトの趣旨やコンセプト、ユーザビリティを満たしたサイトデザイン全般を担います。
WEBデザイナーの仕事内容
WEBデザイナーはWEBサイトのデザインを担当する仕事です。多くはクライアントからの依頼によりWEBサイトを構築しています。基本的な仕事の流れは次のようになります。
1.コンセプトや目的のヒアリング
まず初めに必要なのはクライアントからWEBサイトの目的やコンセプト、世界観などをヒアリングすることです。ここでしっかりクライアントと意識を共有しておかないと、後になってクライアントの要望と出来上がったものにズレが生じてしまいます。
サイトや会社の規模にもよりますが、このクライアントとの打ち合わせはWEBディレクターやクリエイターが間に入って行うこともあります。その場合、WEBデザイナーはディレクターやクリエイターからの指示でWEBサイトを作成していく形になります。
2.Webサイトの構成やレイアウトを決める
ヒアリングした情報をもとに、WEBサイトの構成やレイアウトを決めていきます。どんなメニューが必要か、メニューはどの位置にするか、写真や文字はどこに配置するかなど、大枠となるところを決める作業です。
レイアウトやページ遷移は、サイトの見た目もさることながらユーザーの使い勝手も考えなければなりません。サイトの使いやすさは企業イメージや購買意欲につながる重要なファクターで、WEBデザイナーのセンスが問われる作業のひとつです。
3.WEBサイトのデザインを作る
レイアウトが決まったら、EBサイトのデザインを作っていきます。デザインはPhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを使用して作るのが一般的です。全体的な配色を決め、ロゴやアイコン、バナーや写真などを配置していきます。
出来たデザインはクライアントに確認してもらい、OKが出たら実際にWEBサイトの作成に入ります。作成に入った後にレイアウトやデザインの変更が生じると大変な手間がかかりタイムロスになります。ここまでの段階でクライアントの意思確認をしっかりとっておくことが重要です。
4.WEBサイトのコーディングをする
デザインを基に実際のWEBサイトを作っていく作業がコーディングです。コーディングにはHTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使用します。
HTMLとはWEBサイトのどこにどんなものを表示するのかをタグを使って書いていくものです。
CSSは「カスケーディングスタイルシート」の略で、フォントや文字サイズ、色などWEBサイトの装飾を決めるものです。JavaScriptは動きを表現します。
デザインに加えてコーディングスキルも必要
WEBデザイナーの仕事は多岐に渡ります。WEBサイトの色やイメージなどの見た目をデザインするだけではなく、デザインしたものから実際のWEBサイトを作る「コーディング」といわれる作業もWEBデザイナーの仕事です。
WEBデザイナーを目指す人は、デザインの勉強に加えてHTMLとCSSの基礎知識も身につけておく必要があるでしょう。また、PhotoshopやIllustratorといったグラフィックソフトを使いこなせるスキルも求められます。
WEBデザイナーになるには
特別な資格は必要なく、未経験でも就職可能
WEBデザイナーになるには特別な資格は必要ありません。
ウェブデザイン技能検定という国家資格も存在しますが、この資格を保有していることが求人の応募条件になることはまずないでしょう。
WEBデザイナーの採用では、資格があるかどうよりも経験や実績が重視されます。WEBデザイナーの仕事はWEBサイトという目に見える形で残りますから、これまでに担当したWEBサイトなどの制作物を実績として見せることで実力が評価されます。
未経験での採用も不可能ではありませんが、グラフィックソフトやコーディンク言語の使用経験がまったくない状態での採用はまずないと思ったほうがよいでしょう。実務未経験だとしても、WEBデザイナーに必要な知識は身につけておく必要があります。
一般的なのはWEBデザイナーの講座があるスクールに通うことです。スクールはデザインやカラーコーディネートの基礎からPhotoshopやIllustratorの使い方、コーディングの基礎までまんべんなく学ぶことができるのがメリットです。未経験での採用の場合は、基本的にアシスタント的な業務から担当し、徐々にWEBデザイン全般を任されることになります。
身につけておくと有利なスキル
WEBデザイナーはPhotoshopやIllustratorを扱えること、HTML、CSSなどの言語でコーデングできることが必須スキルです。このような基礎的なスキルのほかにも、身につけておくと有利なスキルがあります。
企画力・マーケティング力
WEBデザイナーは、クライアントの意向を汲んで、目に留まる広告、心を惹かれるデザインを提案する必要があります。クライアントは「癒される感じ」「20代の女性にうけそうな感じ」などぼんやりとしたイメージて発注してくることがほとんどです。それを形にして提案する力、世の中の動向に合わせたデザインを考える力はWebデザイナーの強みになります。
SEOに関する知識
検索をしたときに、検索結果の上位にWEBサイトが表示されるようにするために必要なのがSEO知識です。コーディングの際にSEOを意識する必要が出で来る場合もありますので、SEO知識は身につけておいた方がよいスキルのひとつです。
WEBデザイナーの年収
WEBデザイナーの年収は、勤務する企業にもよりますが、だいたい300万円代~400万円代が平均といえます。ただ、経験を積むことにより、WEBデザイナーからWEBクリエイター、WEBディレクターとして活躍するようになるケースも少なくありません。WEBクリエイター、WEBディレクターのように、クライアントへの企画提案から制作チームの総指揮まで任されるような立場になれば、給料のアップがおおいに期待できるでしょう。
また、WEBデザイナーは独立してフリーランスで働く人も多い職種です。実力次第では独立して収入をアップする可能性も見えてきます。
WEBデザイナーの勤務体系と休日
Webデザイナーには3つ働き方があります。
自社のWebサイト制作を行うインハウスデザイナー
企業に雇用されて自社のWEBサイトのデザインに携わるのがインハウスデザイナーです。
インハウスデザイナーの勤務体系は企業の規定に準じます。自社でWEBデザイナーを雇用するのは比較的規模の大きい企業が主なので、完全週休2日制など福利厚生はしっかりしているところが多いでしょう。また、作業を進めている段階でクライアントから突然の変更が入ったりすることもないので、比較的落ち着いて仕事ができる環境といえます。
WEB制作会社に勤務する
WEBデザイナーが働く場所として最もスタンダードなのがWEB制作会社です。WEB制作会社は中小企業やベンチャーも多く、フレックスなど比較的自由な勤務体系を取り入れている会社も多くあります。条件によっては在宅勤務が可能な場合もあるでしょう。
WEB制作会社は広告代理店や企業などのクライアントからの依頼でWEB制作をします。そのため締め切りがタイトだったり、意向に合わない場合に作り直しが生じたりすることがあります。締め切り近くはハードワークになることが考えられます。
フリーランスとして働く
WEBデザイナーは独立してフリーランスとして働く人も多い職種です。フリーランスになれば、勤務場所や勤務時間はある程度自分でコントロールできます。
ただ、フリーランスは自分で仕事を取ってこなくてはなりません。WEB制作の実務のほかに、営業活動に時間を取られることも覚えておいた方がよいでしょう。
WEBデザイナーの将来性
近年、特別なスキルかなくても手軽にWEBサイトを作成できるアプリも多く出回っています。このことからWEBデザイナーの仕事が減るのではないかという考えもありました。
しかし、広告のメインがWEBサイトになった今、他との差別化が大きなポイントとなります。オリジナリティを求めるにはやはりWEBデザイナーが必要です。
これからは、指示されたことをこなす立場の人と、高いデザイン力や企画力を持ったクリエイター寄りの仕事ができる人と2分化されていく傾向もあるといえます。Webデザイナーとして活躍していくためには、高い意識をもって自身のスキルアップに努めていくことも必要でしょう。
WEBデザイナーについてのまとめ
- WEBデザイナーはWEBサイトのデザインを行う仕事です。
- WEBデザイナーにはPhotoshopやIllustratorの知識、HTMLやCSSでコーディングするスキルが必要です。
- WEBデザイナーになるには特別な資格は必要ありません。未経験での就職を望むならスクールで基礎知識を身につけるのがお勧めです。
- WEBデザイナーの働き方は、インハウスデザイナー、制作会社勤務、フリーランスの3つがあります。
転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。 まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。 業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方 マナラボが特におすすめする転職エージェント・転職サービスは以下のとおりになります。
それぞれの特徴を申し上げると、管理職クラス・外資希望の方ならJAC Recruitment・20代ならリクルートエージェントをおすすめします。JAC Recruitmentはリクルート、dodaに次ぐ第三の売上規模を持ち、外資系に関してはTOPの人脈を持ちます。自分の実力を活かせる場を探している方は特におすすめです。
年収アップを実現したい方に。外資系企業への転職はJAC Recruitment また、ハイクラスは他にビズリーチもございます。
リクルートエージェントは最大手で、まず転職すべきか、今の会社の方がよいのかの相談に乗っていただけます。転職案件は各年齢全般に渡って用意しているのも最大手ならではです。まずはご自身の経歴から、適正の年収なのかを相談していみてはいかがでしょうか?
dodaは転職サイトとエージェントの両方の側面をもっています。とりあえずどんな求人があるのかな?と気になった場合はdodaがおすすめです。またdodaの登録はとても簡単でオレンジ色のボタンから必須項目を入れるだけで5分での登録が可能です。転職案件は20代から30代向けがもっとも多いようです。 またdodaには各業界の年収を知ることができるページもございます。 簡易的なものですが、一度利用してみてはいかがでしょうか。