小学校や中学校の国語の授業で音読をする機会があった方も多いでしょう、音読には英単語の暗記などのような広く知られていること以外にも、さまざまな効果があるといわれています。

ここでは音読の様々な効果について解説します。この記事を読むことで、音読を習慣にするメリットを知ることが出来ます。

音読の意外な脳へのよい効果

音読には脳に関するさまざまな意外な効果があります。

日本では明治の初めまでは寺子屋や藩校で音読が行われていました。その当時は本の価値が今よりも高く、本を読む際に音読するのが普通でした。

しかし、明治以降は印刷技術が上がるとともに音読が軽視されるようになり、黙読が主流になりました。

音読は長らく忘れられていましたが、ここ20年ほど前から脳科学の考えから効果があるといわれるようになり、再注目されました。

音読をすると脳が活性化する

音読を毎日続けることによって脳の前頭葉にある「前頭前野」の部分が刺激されるため、脳にとってよい効果をもたらします。

「前頭前野」は大脳のほかの部分が受け取った情報をもとに感情をコントロールし、将来の予測や行動計画を立てる部分であるため、社会性や人格を作る重要な役割を果たしています。

黙読よりも音読のほうが脳は活発に活動するといわれています。

音読をすることでコミュニケーション能力がアップする

音読によって前頭葉が刺激され、セロトニンの分泌量が増えることで語彙力が向上するほかに、コミュニケーション能力のアップが期待できます。

現代ではスマホゲームやテレビなどが普及し、一人で黙々と何も考えずにできる遊びが増えています、前頭葉が弱ってしまいコミュニケーション能力の低下している人が増えているのが現状です。

毎日10分でも音読することでコミュニケーション能力がし、コミュニケーションに自信がない人でも、対人関係を円滑に築くための助けになるでしょう。

音読をするとストレスが軽減する

音読によってセロトニンが分泌されることで、気持ちを落ち着かせる効果があり、ストレス軽減になります。

落ち着いた気持ちになり、イライラした気持ちが収まるだけでストレス軽減に繋がるでしょう。

音読をすると自制心が強くなる

前頭葉を鍛えることで、自制心が強くなります。

やらなければいけない仕事や勉強をつい後回しにしてしまう癖がある人も多いと思いますが、音読によって自制心が付くため、面倒くさいと思いがちな部屋の掃除なども、後回しにせずこなせる事が増えるでしょう。

音読を朝にするとよく仕事や勉強に取り組める

脳は起床後に活動モードに入り、2~3時間後に活動のピークを迎えるため、朝に音読を行うのがおすすめです。

情報を得て脳内で処理して口に出す一連の処理は脳の動きを活発にします。朝の音読で脳の働きを活発にしておくことで、午前中から効率よく仕事や勉強に取り組むことができます。

英語の音読もおすすめ

英語の勉強をしている方の場合、音読によって英語力を劇的に上げることが出来ます。

英文の構造や和訳を理解した上で正しい発音・アクセントですらすら音読できるようになるまで繰り返しましょう。英語の音読によって単語や文章をすばやく理解する能力が上がり、結果的にリスニング能力の向上につながります。

音読についてのまとめ

  • 音読は江戸時代や明治時代までは寺子屋や藩校などで本を読む際には当たり前に行われていましたが、出版技術が発展して以降は黙読が主流になりました。長らく忘れられていましたが、ここ20年ほど前から脳科学の考えから音読には脳に関するさまざまな意外な効果があると言われるようになり、再注目されています。
  • 音読によって脳の前頭葉にある「前頭前野」の部分が刺激されるので、脳を活性化させるよい効果をもたらします。
  • 前頭葉が刺激されると、セロトニンの分泌量が増えることで語彙力の向上のほかにコミュニケーション能力のアップが期待できます。1日10分の音読によって対人関係を円滑にすることが出来ます。
  • セロトニンの効果として、気持ちが落ち着き、イライラした気持ちが収まることでストレス軽減もあります。
  • 音読によって前頭葉を鍛えることで、自制心が強くなります。やるべき仕事や勉強を後回しにしてしまう癖がある人も多いと思いますが、音読によって自制心が付くため、部屋の掃除などの後回しにしがちなことも面倒くさがらずに取り組めるようになります。
  • 脳は起床後に活動モードに入り、2~3時間後に活動のピークを迎えます。そのため、朝に音読を行うのがおすすめです。情報を得て脳内で処理して口に出すという一連の処理は脳の動きを活発にします。
  • 英語の勉強をしている方の場合、音読によって英語力を劇的に上げることが出来ます。英文の構造や和訳を理解した上で正しい発音・アクセントですらすら音読できるようになるまで繰り返します。英語の音読によって単語の理解力やリスニング能力の向上につながります。