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他人のふんどし(たにんのふんどし)の意味とは
他人のまわし(ふんどし)を借りて相撲をとっている様子を由来とすることわざです。
他人のふんどしとは、略式表記であり、正確には「他人のふんどしで相撲を取る」と表記します。
また、「人のふんどしで相撲を取る」と表記する事もあります。
「相撲」は「角力」とも表記します。
したがって、他人のふんどしの意味とは、「他人のものを利用することや、他人に便乗する事で利益を得ること」という意味になります。
類語は、人の提灯で明かり取る(ひとのちょうちんであかりとる)
人の太刀で功名する(ひとのたちでこうみょうする)
人の牛蒡で法事する(ひとのごぼうでほうじする)
他人の念仏で極楽詣り(たにんのねんぶつでごくらくまいり)
人の物で義理をする(ひとのものでぎりをする)
他人のふんどしのビジネスシーンでの意味
他人のふんどしという言葉はビジネス用語ではありません。
ビジネスの現場では、「他人のふんどし」と表現すべき便乗で成功する事もあります。
しかし、自分の基礎力を高めずに、他人の考えなどを利用するばかりで楽をしているようでは、ただの猿真似となって成功しません。
便乗するにしても、そこにオリジナリティを加える事が大切となります。
「他人のふんどし」と表現すべきビジネスをするのだとしても、努力して自分の基礎力を高めるようにしましょう。
他人のふんどしの使い方と例文
あの会社は画期的な新サービスだと宣伝しているけれど、サービス内容をよく確認してみれば他人のふんどしで相撲を取っているだけにすぎないのがよくわかる。
彼は女心がわからず、友達が考えたデートプランを使わなければ彼女を喜ばせられない。そんな他人のふんどしで相撲を取るようなデートをしなければいけないようでは、すぐに破局する事だろう。