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心理カウンセラーは、カウンセリングを通して心の問題を抱える人をサポートする仕事です。
この記事では、心理カウンセラーの仕事内容や取得しておくと転職などに有利になる資格、活躍の場や将来性などについて解説します。
心理カウンセラーとは
心理カウンセラーは、病院、福祉や介護の場、企業、学校などでカウンセリングを行う仕事です。
カウンセラーは役割や資格によって、心理カウンセラー、産業カウンセラー、キャリアカウンセラーなどいくつかの種類に分けられますが、心理カウンセラーは、こういったカウンセラーの総称として使われることが多い呼称です。
カウンセリングとは、悩みや困りごとを抱えている人の話を聞き、対話を通して問題の解決をサポートすることです。カウンセリングの特徴は、相談心理カウンセラーはこうしなさい、ああしなさい、と具体的な行動を相談者に指示することはほとんどないということです。相談者の悩みを傾聴し、要約したり共感したりしながら、相談者が何に対して困っているのかを自分で見つけて整理し、解決に向かう手助けをします。
心理カウンセラーの仕事内容
心理カウンセラーの仕事は、心の悩みを抱えている人をカウンセリングによってサポートすることです。
カウンセリングは〇月〇日〇時~何分間、というようにあらかじめ日程を決めて行うのが一般的です。心理カウンセラーは相談者と1対1で、カウンセリングルームなど相談者がリラックスできる環境で相談者の話を傾聴しながら、問題に気付かせ、解決へと導いていきます。
カウンセリングは1回で終わることは少なく、週に1日など相談者にあったペースで繰り返し行われるケースがほとんどです。
心理カウンセラーの仕事というと、精神科や心療内科をはじめとする医療機関が真っ先に思い浮かびますが、医療機関以外で働く心理カウンセラーもいます。
代表的なものとしては、学校で悩みを持った生徒や児童、また父兄や教員の相談を受けるスクールカウンセラー、企業内において従業員の心の問題や職場の環境改善を支援する企業内カウンセラー、将来の適職や人生設計をサポートするキャリアカウンセラーなどがあります。
精神科の医師や保健師がカウンセリングを行う場合もある
カウンセリングは、精神科などの産業医や保健師が行うケースもあります。
精神科医とカウンセラーの大きな違いは医師の資格を有しているか否かです。医師国家試験に合格し研修医として経験を積まなければ精神科医の職に就くことはできませんが、カウンセラーは必ず所得していなければならない資格はなく、心理学についての知識がありカウンセリングのスキルを持っていれば心理カウンセラーとして仕事ができます。
精神科医はカウンセラーを兼ねることはできますが、医師の資格がないカウンセラーは投薬などの医療行為はできません。
心理カウンセラーへの転職に有利な資格
心理カウンセラーに就職する上で必須の資格はない
心理カウンセラーとして仕事をするのに必ず取得していなければならない資格はありません。
しかし、心理系の資格は数多くの民間資格が存在しています。また、2018年には初めての心理職の国家資格として「公認心理師」の資格制度がスタートしました。心理カウンセラーとして就職を目指すのであれば、資格を取得しておくに越したことはありません。
①:公認心理師(国家資格)
公認心理士は、現在唯一の心理職の国家資格です。2018年に公認心理師法が施工され、初の心理職の国家資格として「公認心理師」資格がスタートしました。
公認心理師が行う業務について公認心理師法では以下のように定めています。
「保健医療、福祉、教育その他の分野において、専門的知識及び技術をもって、
1.心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
2.心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
3.心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
4.心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。」
主な受験資格は「大学及び大学院で『指定された科目』を履修し卒業する」「大学で『指定された科目』を履修し卒業、且つ、病院や診療所、障害者支援施設など特定の施設での実務経験」となっていて、大学から心理学を専門的に勉強する必要があります。
まだ新しい資格ですが、今後はこの公認心理士の資格を取得していることが、心理カウンセラーとしての信頼に繋がることにもなるでしょう。
②:臨床心理士(民間資格)
臨床心理士とは「臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間のこころの問題にアプローチする心の専門家」という位置づけで、日本臨床心理士資格認定協会が運営する国家資格です。受験資格には専門職大学院を修了していることや実務経験が必要で、専門性の高い資格です。
公認心理士の資格が立ち上がるまでは、心理系の資格として最も高く認知されてきた資格でもあります。
③:認定心理士(民間資格)
認定心理士は、日本心理学会が認定する民間資格です。「心理学の専門家として仕事をするために必要な、最小限の標準的基礎学力と技能を修得している」と日本心理学会が認定した人に与えられます。
認定には士官取得のための試験を受けるのではなく、申請書を提出した後に日本心理学会による審査が行われます。
④:プロフェッショナル心理カウンセラー(民間資格)
プロフェッショナル心理カウンセラーは、全国心理業連合会が公認する心理カウンセラーの全国統一認定資格です。「上級」と「一般」があり、上級は筆記・小論文の一次試験とロールプレイおよび口頭試問の二次試験、一般は筆記の一次試験とロールプレイおよび口頭試問の二次試験があります。
受験するためには、認定教育機関において定められた履修カリキュラムを修了し、推薦を受けなければなりません。
認定教育機関一覧へ
心理カウンセラーの年収
心理カウンセラーの給料は、勤務場所や働き方によってさまざまです。代表的な勤務先は、精神科の病院やメンタルクリニック、スクールカウンセラーとして学校での勤務、企業内カウンセラーとして一般企業での勤務などですが、非常勤での雇用が多いのが現実です。
病院や企業に常勤で雇用されれば、年収にして300万円~400万円程度が多いと考えられます。いずれの勤務場所でも決まった曜日や時間帯にのみ勤務してカウンセリングを行う非常勤雇用が多く、この場合は時給制で1500円~2000円程度が相場と考えられます。
心理カウンセラーの勤務体系と休日
心理カウンセラーの勤務体系は勤務場所や雇用形態によって違ってきます。常勤であれば、病院や企業など雇用されている先の開業時間、勤務時間に準ずることになります。入院施設のある病院では医師や看護師は交代で夜勤がありますが、カウンセリングは基本的に日中行われますので、心理カウンセラーが夜勤になることは考えにくいでしょう。
非常勤の場合は、いくつかの職場をかけもちしている心理カウンセラーが多いようです。掛け持ちで働いている場合は、どうしても勤務時間や休日は不規則になってしまうことが多いでしょう。
非常勤は安定した給料は得られませんが、子育て中などフルタイムでの勤務が難しい人には向いている働き方ともいえます。非常勤のメリットを活かした働き方も一案かも知れません。
心理カウンセラーの将来性
近年、心の問題を抱える人が増えています。労働の場では、仕事のストレスから心身に支障をきたし、休職や自殺をする人が出てしまうことが社会問題にもなっています。パワハラ、セクハラをはじめとするハラスメント問題も企業と働く人を取り巻く問題のひとつです。また、働く人だけではなく、産後うつ、子供のうつ病なども、広く取り上げられるようになってきています。
このような状況を考えると、心理カウンセラーはさまざまな場所で今以上に必要とされるようになると予想されます。
欧米ではカウンセリングを受けることは特別ではなく、ヘアサロンに行くような感覚でカウンセリングを受けに行く人が多いのですが、日本ではまだカウンセリングの文化が根付いておらず、「カウンセリング=病気の人が受けるもの」というイメージから、心理カウンセラーのもとを訪ねるのにハードルが高いと感じる人が多いのが現状です。日本におけるカウンセリングの位置づけが変わってくれば、心理カウンセラーの活躍の場もさらに増えていくことでしょう。
人の悩みや困りごとも多様化しています。これからの心理カウンセラーは、自分の得意分野や強みを持っていることが求められるでしょう。
心理カウンセラーがおもに勤める場所
心理職の国家資格である公認心理士資格は、「医療・保健」「福祉」「教育」「産業・労働」「司法・犯罪」の諸領域にまたがる汎用資格とされています。このように、心理カウンセラーの活躍の場は多岐にわたります。
医療の場では、精神科や心療内科でカウンセリングを行う仕事です。「医療カウンセラー」「ソーシャルワーカー」と呼ばれることもあります。
福祉の場では、児童相談所、老人福祉施設などで相談を受ける立場です。
教育の場では、スクールカウンセラーとして生徒や父兄、教員のサポートをします。
産業・労働の場では、企業内カウンセラーとして働く人の悩みや職場環境を支援します。
司法・犯罪の場では、家庭裁判所、少年鑑別所、刑務所、警察関連機関などで働く心理カウンセラーがいます。
また、直接的に心理カウンセラーとして働くのではなくても、心理系の資格を持っていることで、保育士や教員、介護職、企業の総務・人事などで、マルチプレイヤーとして重宝されることが考えられます。
心理カウンセラーについてのまとめ
- 心理カウンセラーは、病院、福祉や介護の場、企業、学校などで、カウンセリングを行う仕事です。
- 心理カウンセラーとして働くのに必須な資格はありません。
- 取得しておくと有利な資格としては「公認心理師(国家資格)」「臨床心理士」などがあります。
- 心理カウンセラーの活躍の場は、病院、学校、企業、福祉の場、家庭裁判所・刑務所など多岐に渡ります。
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