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「怜悧(れいり)」という言葉をご存じですか?聞いたことはあるけれど、正確な意味までは分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、「怜悧」の意味・語源・使い方・類語・対義語・英語表現まで、多角的に詳しく解説します。
1. 「怜悧」の意味と読み方
「怜悧」は「れいり」と読み、「非常に賢くて、判断力が優れていること」を意味します。知的で冷静、頭の回転が速いというポジティブなイメージの言葉です。
「怜」には「賢い・あわれむ」、「悧」には「利口・抜け目がない」という意味があり、どちらも知性を連想させる漢字です。同じ意味を持つ漢字を2つ重ねて、知性を強調する構成になっています。
2. 「怜悧」の誤用に注意!
「怜悧」は字面が「冷涼」「冷酷」に似ているため、「冷たい」「残酷」などの意味と混同されがちですが、それは完全な誤用です。
例:「怜悧な殺人者」などの用法はNG。

3. 使い方と例文
- 名探偵はその怜悧な推理で事件を解決した。
- 記者の怜悧な質問に、議員は言葉を詰まらせた。
- 彼女の怜悧な分析はプロジェクト成功の鍵となった。
部長:「彼の資料、論理的で整理されていて分かりやすいな」
課長:「はい。怜悧な頭脳を感じます」
4. 類義語と微妙な違い
語句 | 意味 | 違い |
---|---|---|
利口 | 賢くて抜け目ない | 動物にも使える |
賢明 | 判断が適切 | やり方や選択にも使う |
聡明 | 理解力・判断力に優れる | 人格の賢さも含む |
利発 | 頭の回転が速い | 発明ではなく「発する力」の意 |
5. 対義語|怜悧の反対は?
- 愚昧(ぐまい):道理に暗く愚かなこと
- 蒙昧(もうまい):無知で判断ができない
- 暗愚(あんぐ):頭の働きが鈍く愚か
- 愚鈍(ぐどん):頭や動きがにぶい
- 魯鈍(ろどん):非常に愚か、鈍重
また「不肖」などの謙遜表現も、文脈によっては怜悧の対義語的に使われます。
6. 英語で「怜悧」を表すには?
- bright:利口で聡明
- clever:抜け目なく賢い
- intelligent:知的レベルが高い
- wisdom:賢さ、知恵
例文:
・She is incredibly clever and always sees through the situation.
・He is intelligent enough to predict market trends precisely.
7. Q&A:よくある質問
- 怜悧はネガティブな意味ですか?
- いいえ、基本的にはポジティブな意味で「賢い」「知的」といった評価語です。
- 怜悧は会話で使っても大丈夫?
- 少し硬めの印象があるため、文書やインタビュー、講評などで使うのが適しています。
- 「怜悧狡猾」との違いは?
- 「狡猾(こうかつ)」はずる賢いという意味で、「怜悧」と組み合わさることで「抜け目なく悪賢い」という意味になります。
まとめ
「怜悧」は知的で頭の良さを褒める言葉です。誤って「冷酷」「冷たい」と解釈しないよう注意し、適切な場面で使えば非常にスマートな表現になります。ビジネスや文章に知的な印象を与えたいときに、ぜひ活用してみましょう。