目次
普段何気なく使っている「になります」という言葉は、丁寧に言っているつもりでも、場面によっては間違った使い方になってしまいます。
ビジネスシーンで気をつけたい「になります」の正しい使い方と、似た言葉の「となります」との違いについて、例文を交えながら解説していきます。
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「になります」の意味は?
「になります」は、「になる」の丁寧な言い方です。
「なる」という動詞は多くの意味を持ちますが、格助詞の「に」とつなげて、変化や移行した結果を表す時に使われます。
・水が氷になる
また、似た言葉に「になっております」があります。
「になります」同様、コンビニやファミレスなどでよく耳にする言葉ですが、ビジネスシーンでは使い方に注意が必要です。
「になります」のビジネスシーンでの正しい使い方
「になります」を「です」の丁寧語として使っているのが、ビジネスシーンでよく見かける誤用です。
本来は状態の変化を表す時に使われるので、
○課長が部長になります
は正しい使い方です。
○営業職についてから早5年になります
という表現も、時間が経過し、移行・変化しているので間違った使い方ではありません。
さらに、変化の要素を含まない文脈でも、
○お言葉が励みになります
○商品の発送は来月になります…今月ではなく来月であることを強調したい
というように使うことができます。
「になります」の間違った使い方と正しい例文
では、「になります」の間違った使い方とはどんなものでしょう。
このように、「です」をより丁寧にしたい時は「ございます」に置きかえるのが正しい使い方です。
「になります」を使うとやわらかく聞こえるので、丁寧に言っているように感じますが、むやみに使うのは間違いの元なので気をつけましょう。
例外もある!
レジで会計をした時に金額を伝える際、「になります」を使うのは間違った用法ですが、実は例外もあります。
このように、合計金額を伝える場合は、「合わせて○○円になりました」というニュアンスを含むことから間違った使い方とはいえません。
また、
のように、堂々と提示するのではなく、「予想とは違ってご期待に添えないかもしれませんが…」という意味を含ませたい時に使うのも間違いではありません。