「ノスタルジー」の意味とは?「ノスタルジック」との違いや使い方などを解説

ノスタルジー

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この記事では「ノスタルジー」について解説いたします。様々な場面で使われることがある言葉ですが、その言葉の意味や使い方についてははっきりと分からないという人もいることでしょう。

そこで今回は「ノスタルジー」の意味や語源、使い方や英語表現なども含めてまとめています。この記事の中で少しでも参考になるような内容があれば幸いです。

ノスタルジーの意味

「ノスタルジー」とは「故郷や過去の時間を懐かしく思う気持ち」という意味です。遠く離れた故郷を恋しく思ったり、楽しかった過去を懐かしく感じたりする時の気持ちを表す際に使われます。

例えば海外赴任中に故郷の国の家族や友人のことを思い出したり、過去に付き合っていた恋人との甘美な時間を懐かしんだりする際などに生じる気持ちのことです。したがって「ノスタルジー」はある程度大人になってから用いられることが多い言葉だといえます。

なぜなら幼少期の内に遠くの故郷を恋しく思ったり、かつての過去を懐かしく思ったりすることはほとんどないことだからです。故郷から離れたり過去を懐かしんだりする年齢から使用されるようになる言葉だという特徴があります。

ノスタルジーの語源

カタカナ語は英語を語源としているものが多いですが、「ノスタルジー」は英語ではなくフランス語に由来しています。「ノスタルジー」の語源はフランス語の「nostalgie」をカタカナ語にしたものです。

なお英語で「ノスタルジー」に相当するのは「nostalgia」(ノスタルジア)だといわれています。カタカナ語の「ノスタルジー」とフランス語の「nostalgie」と英単語の「nostalgia」はいずれも同じ意味です。

ノスタルジーとノスタルジックの違い

「ノスタルジー」と似た言葉として「ノスタルジック」が挙げられます。「ノスタルジック」とは英単語「nostalgic」のカタカナ語で、「懐かしさを覚える」という意味です。

「nostalgic」は「nostalgia」を形容詞にしたもので、カタカナ語の「ノスタルジック」も形容詞形の「ノスタルジックな〜」のように使うことができます。「ノスタルジック」の使い方としては、次のようなものが挙げられるでしょう。

例文
  • 10年ぶりに故郷に帰ってきて、何だかノスタルジックな気持ちになった。
  • 同窓会でかつての旧友達と再会することができ、ノスタルジックな雰囲気に浸った。
  • 卒業アルバムを見返すと当時の思い出が蘇ってきて、ノスタルジックな気持ちでいっぱいになった。

ノスタルジーの使い方と例文

言葉を理解する上では、実例があった方がイメージしやすいといえるでしょう。そこでこの項目では「ノスタルジー」の具体的な使い方について取り上げています。

「ノスタルジー」は故郷や過去を懐かしく思う際に用いられる言葉なので、文脈の中で土地や時代などが登場することが多いです。また感情を表す言葉なので、感情を表現する時に使用されます。

「ノスタルジー」の具体的な使い方については、下記の例文をご参照ください。

例文
  • ノスタルジーな雰囲気のお店に入ると、つい故郷を思い出してしまう。
  • 学生時代の友達と話していると、何だかノスタルジーな気分になってしまった。
  • 中学生の時に好きだった曲がラジオで流れてきて、ノスタルジーを覚えた。

ノスタルジーを感じる

「ノスタルジー」は上記のような表現だけではなく、「ノスタルジーを感じる」という言い回しでも使用されることがあります。「ノスタルジーを感じる」は定型句として頻繁に使われる表現の一つなので、この際に覚えておくと良いかもしれません。

また「ノスタルジーを感じる」を使うと、以下のような例文を作ることができます。

例文
  • 母校のグラウンドを訪れると、当時の記憶が蘇ってきてノスタルジーを感じる
  • 右も左も分からなかった新入社員時代を振り返るとノスタルジーを感じる
  • 地元で行きつけだったお店に行くと、ノスタルジーを感じるだけでなく何だか嬉しい気持ちにもなる。

ノスタルジーに浸る

「ノスタルジー」は「ノスタルジーに浸る」という言い回しでも用いられることが多々あります。「ノスタルジーに浸る」とは「故郷や過去の時代を懐かしく思う気持ちにどっぷりと浸ること」です。

「ノスタルジーに浸る」も定型句の一つなので、この表現もぜひ覚えておくと良いでしょう。なお「ノスタルジーに浸る」という表現を使った例文としては、次のようなものが挙げられます。

例文
  • ノスタルジーに浸ると、何だか切ない気持ちになってくる。
  • 平日は仕事で忙殺されているため、休日には故郷を思い出してふとノスタルジーに浸る時がある。
  • ノスタルジーに浸るだけではなく、将来のことを見据えておくことも重要だ。

ノスタルジーの類語

「ノスタルジー」の類語としては「郷愁」や「ホームシック」、「懐古」や「追憶」といったものが考えられます。カタカナ語の「ホームシック」を除いたそれぞれの読み方は「郷愁」が「きょうしゅう」、「懐古」が「かいこ」、「追憶」が「ついおく」です。

また「ノスタルジー」の類語の意味や使い方については下記にそれぞれまとめました。

郷愁
  • 意味
    遠く離れた故郷を懐かしく思う気持ち
  • 例文
    都会にいると刺激が多くてとても楽しいと感じる反面、ふとした瞬間に郷愁を起こすことがある。
ホームシック
  • 意味
    故郷や家庭を懐かしむ気持ちが強すぎて、寂しさと帰りたい気持ちが異常に強くなる状態
  • 例文
    念願だった一年間の海外留学の夢を叶えることができたものの、わずか一月足らずでホームシックになってしまった。
懐古
  • 意味
    昔のことや時代を懐かしく思い起こすこと
  • 例文
    思い出は美化されやすい傾向にあるというが、学生時代を懐古すると確かに嫌だったことすら良い経験だったと思えるようになる。
追憶
  • 意味
    以前自分が体験したことや見聞したことなどを思い起こすこと
  • 例文
    大掃除中に見つけた卒業アルバムを見て追憶に耽っていると、思っていた以上に時間が経ってしまっていた。

ノスタルジーの英語表現

上述のように、「ノスタルジー」の英語表現は英単語の「nostalgia」です。「nostalgia」には「ノスタルジー」や「郷愁」、「望郷」や「懐古」のように訳されます。

「望郷」は「ぼうきょう」と読み、「故郷を懐かしんで思いを馳せること」という意味です。「郷愁」とはほとんど同じ意味を持っている言葉だと考えて間違いではないでしょう。

「nostalgia」を使った例文については、以下をご参照ください。

例文
  • He is filled with nostalgia for his school days.
    (彼は学生時代に対する懐古の気持ちでいっぱいだ。)
  • She felt great nostalgia as she watched at movies from her childhood.
    (彼女は子供の頃のムービーを観て深いノスタルジーを感じた。)

まとめ この記事のおさらい

  • 「ノスタルジー」は「故郷や過去の時間を懐かしく思う気持ち」という意味がある
  • 「ノスタルジー」の語源はフランス語の「nostalgie」をカタカナ語にしたもの
  • 「ノスタルジック」は英単語「nostalgic」のカタカナ語で、「懐かしさを覚える」という意味がある
  • 「ノスタルジー」は「ノスタルジーを感じる」や「ノスタルジーに浸る」といった言い回しをする
  • 「ノスタルジー」の類語としては「郷愁」や「ホームシック」、「懐古」や「追憶」といったものが考えられる
  • 「ノスタルジー」の英語表現は英単語の「nostalgia」

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