【完全ガイド】「そもそも」のビジネス上での使い方と例文|2025年版

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会議や商談、社内メールなどあらゆるビジネスシーンで耳にする「そもそも」。しかし、その本来の意味や使いどころを誤解している方も少なくありません。本記事では、「そもそも」の正しい意味・語源から、ビジネスでの活用法よくある誤用具体的な会話例類義語・英語表現までを網羅的に解説します。

実際の会話例を3つ以上交え、Q&Aゾーンも設けているため、すぐに実践可能です。

  • 「そもそも」の意味と語源
  • ビジネスでの使える場面・注意点
  • リアルな会話例(3つ)
  • 類義語と使い分け
  • 英語表現と例文
  • よくあるQ&A

「そもそも」の意味と語源

品詞意味・役割
名詞発端・起点
副詞的用法もともと・元来の意(例:「そもそも私は…」)
接続詞話を改めて始める/論点に戻る(例:「そもそもこの問題は…」)

「そもそも」は漢文の「抑々(そもそも)」が語源。代名詞「其(そ)」+助詞「も」が繰り返され、強調の意味を帯びています。現代日本語では「発端」「もともと」「そもそもとして改めて論じる」の三つが主な用法です。

ビジネスでの使える場面・注意点

  • 会議・説明資料で議論の起点に戻るとき
  • 問題の本質を振り返るとき
  • 論理的に話を再構築するとき

ただし多用すると「話が前に進まない」「回りくどい」といった印象を与えがち。一度の会話で1~2回以内に留め、状況に応じて「そもそも」の類義語へ切り替えることをおすすめします。

リアルな会話例

【会話例①:プロジェクト進捗会議】
Aリーダー:「そもそもこの仕様変更が必要になった背景は何でしたっけ?」
Bメンバー:「当初のお客様の要望から逸脱している点が発覚したためです。改めて要件定義から見直しましょう。」

【会話例②:クレーム対応の打ち合わせ】
Cマネージャー:「そもそもクレームの原因はどこにあると分析していますか?」
D担当:「納品前の最終チェックフローに抜けがあったのが根本原因でした。明日から2重チェックを導入します。」

【会話例③:オンライン商談】
E営業:「そもそも御社が求める機能は何か、改めてお聞かせ願えますか?」
F担当:「まずは操作性の簡易さを重視しています。その上でデータ連携も必須です。」

類義語と使い分け

場面語例
発端・起点元々・当初から・はなから
話を改めるいったい・ともすると
本質に迫る根本から・本質的には

状況に応じてこれらを使い分けることで、単調な「そもそも」連発を避け、説得力のある説明が可能になります。

英語表現と例文

  • in the first place ~
  • to begin with ~
  • originally ~

※日常会話では “anyways” も使われますが、ビジネスシーンでは上記のフォーマル表現を推奨します。

例文:
“To begin with, our budget constraints were not clear.”
「そもそも予算の制約が明確ではありませんでした」

よくあるQ&A

目上の人にも「そもそも」は使っていい?
「そもそも」自体に敬語形はありませんが、前後を敬語化すれば使用可能です。
会議資料で見出しに「そもそも」を入れても問題ない?
問題ありませんが、文脈を明確にするため「本来」「起点から」などの類義語も併記すると親切です。
「そもそも」を多用してしまうとどうなる?
話がループしている印象を与え、相手にストレスを与える可能性がありますので頻度は抑えましょう。

以上を参考に、ビジネスシーンでの「そもそも」を正しく使いこなし、効果的なコミュニケーションを実現してください。