「人生が詰んでしまった」と思った時、どうすればいいのか?よくある事例と対処法

「もう自分の人生は終わった」と感じる出来事は、誰の身にも起こり得ます。長い人生のなかでは、映画やドラマのワンシーンのような急展開が訪れることもありますが、それが必ずしも幸せな方向に働くとは限りません。むしろ、どん底に突き落とされるような感覚に襲われることもあるでしょう。

この記事では、人生が詰んだと感じやすい典型的な状況と、そこから立ち直るための考え方を紹介します。今まさに「人生が詰んだ」と感じている人も、読み終えたころには少しだけ前向きな気持ちになれるはずです。

目次

人生が詰んだとはどういう状態か

「人生が詰んだ」という表現は、インターネット上の悩み相談やSNSでよく見かける言葉です。多くの場合、今後の人生を生きていくことが困難に感じられるような出来事に遭遇した状況、あるいは精神的に疲弊しきってしまい、立ち直る気力を持てない状態を指しています。

もともと「詰む」という言葉は将棋で使われる用語です。相手の王将がどんな手を打っても逃げられない状態を意味し、勝負が決したことを表します。この将棋の局面と同じように、自分の人生でもどう動いても状況が改善しないと感じたとき、「詰んだ」という言葉が使われるようになりました。

類義語としては「絶望する」「希望を失う」「万策尽きる」などが考えられます。どの言葉も強いネガティブさを帯びており、そこから抜け出すのは簡単ではありません。ただ、後述するように、詰んだと感じる状況の多くには、意外な打開策が残されています。

人生が詰んだと思う状況

人生が詰んだ、もう打つ手がないと感じる状況にはさまざまなパターンがあります。一つだけであれば、まだやり直す気力も湧いてくるかもしれません。しかし、悪いことは重なりやすいものです。

複数の問題が同時に押し寄せ、頭が真っ白になったとき、多くの人が「人生が詰んだ」と感じてしまいます。ここでは、代表的な状況を一つずつ見ていきましょう。

ニートになって人生が詰んでしまう

若い世代が「人生が詰んだ」と感じる原因として多いのが、ニートになってしまったケースです。大学時代までは順調に過ごしてきたのに、いざ就職活動を始めると就職先が見つからず、心が折れて引きこもりになってしまう人も少なくありません。

そのまま引きこもりの状態が続き、社会に出るタイミングを逃してしまうと、年齢を重ねるほど再スタートのハードルは上がっていきます。「もう働ける場所がない」と感じたとき、人生が詰んだという思いが強くなるのです。

借金を抱えたせいで人生が詰んでしまう

多額の借金を抱えてしまったときも、人生が詰んだと感じる大きな要因になります。ギャンブルやお酒に依存して借金を重ねる人もいれば、深く考えずに知人の保証人になり、そこから借金を背負ってしまう人もいます。

高校や大学で奨学金制度を利用した場合、社会人になってから返済する義務が生じますから、これも結果的に借金となる場合があります。働いても働いても返済が終わらない状況が続けば、人生が詰んだと感じるのは無理のないことでしょう。そのまま借金地獄に陥り、闇金などに手を出してしまえば、経済的な問題だけでなく社会的にも大きな痛手を負いかねません。

転職を失敗して人生が詰んでしまう

心機一転、新しい職場で働くことを決意して転職に踏み出したものの、すぐに見つかると思っていた転職先が一向に決まらず、そのまま失敗に終わってしまうケースもあります。

これは特に中高年に多く見られるパターンです。40代から転職を試みても、簡単には決まらないのが現実です。次の職が見つからないまま時間が過ぎていくと、今後どうやって生きていけばいいのか見当もつかなくなり、打ちひしがれてしまう人も多いでしょう。

また、サラリーマンを辞めて思い切って自営業の店を立ち上げたものの、経営がうまくいかないというケースも見られます。結果として生活に必要な収入を得られず、人生が詰んだと感じてしまうのです。

リストラされて人生が詰んでしまう

不景気が続く現代においては、リストラは誰の身にも降りかかる可能性があります。前述の通り、40代以降の転職は決して容易ではありません。長年勤めてきた会社から解雇を告げられたとき、その後の人生を思い描けず、頭が真っ白になってしまう人は少なくないでしょう。

「一生この会社で働けるだろう」と深く信頼していた人ほど、リストラで裏切られたときのショックは大きくなります。そのまま立ち直れなくなってしまう人もいるかもしれません。これも人生が詰んだと感じる典型的な状況の一つです。

会社が倒産して人生が詰んでしまう

リストラと似た状況として、勤めていた会社そのものが倒産してしまう可能性もあります。年齢が若ければ、人生をやり直す選択肢はまだ多く残されています。しかし年齢を重ねるにつれて、その選択肢は少しずつ狭まっていくものです。

長年働いてきた会社が倒産したときのショックは、計り知れないほど大きいものです。積み上げてきたキャリアや人間関係が一度に失われる感覚は、想像以上に重くのしかかります。

離婚・失恋で人生が詰んでしまう

離婚や失恋がきっかけで人生が詰んだと感じる人も多いです。恋愛に依存しがちな人にとって、失恋のショックや絶望感は非常に大きなものになります。生きがいを失ったような喪失感に襲われ、簡単には立ち直れないという人も少なくありません。

離婚も人生における大きな転換点です。長年連れ添ってきたパートナーから離婚の意思を告げられたときは、精神的に大きなダメージを受けてしまうものでしょう。

人生が詰んだ時の対処方法

人生が詰んだと感じる状況は人それぞれですが、いくつになってもやり直すチャンスは残されています。ここからは、実際に立ち直るための具体的な対処法を紹介します。

人生が詰んだ時はやりがいを見つける

どんな小さなことでも構いません。やりがいや生きがいを見つけることが、立ち直るための最初の一歩になります。節約のために始めた料理が思いのほか楽しくて、生きがいになることもあります。気分転換のために始めた遊びが、いつの間にか趣味として根付くこともあるでしょう。

ほんのささいなことでも、生きる希望を持てれば、人生をやり直すきっかけが見つかるかもしれません。

人生が詰んだ時はスキルを身につける

人生が詰んだと感じたときには、新しいスキルを身につけるのも有効な方法です。転職がうまくいかなかった人や、リストラ・倒産にあってしまった人は、新たなスキルを身につけることで次の仕事につながる可能性があります。

めぼしい仕事が見つかったら、そこから逆算して必要となるスキルを一つずつ身につけていきましょう。

人生が詰んだ時のそのほかの対処方法

どんな状況にも、打開策が見つかる余地は残されています。多額の借金を抱えている場合は、債務整理という選択肢も検討できます。

失恋や離婚で精神的に参っているときは、一人で抱え込まず、心理カウンセラーなど専門家に相談してみるのもよい方法です。

人生が詰んだらプライドを捨てる

詰んでしまった人生を立て直すうえで、不必要なプライドは大きな障害になります。リストラや倒産にあい、なかなか再就職先が見つからない場合は、正社員という条件にこだわりすぎないことも一つの選択肢です。

アルバイトでも十分に生活できる収入を得られることは多く、そこから努力を重ねて正社員になれる可能性も十分に考えられます。まずは生活を立て直すことを優先し、こだわりは一度手放してみるとよいでしょう。

人生が詰んでしまった時のポイント

「人生が詰んだ」とは、今後の人生を生きていくのが困難になるような出来事に遭遇したり、精神的に立ち直れそうにないほどの状況に追い込まれたりしたときの感覚を指します。

その状況にはリストラや倒産、転職の失敗、離婚や失恋など、さまざまなパターンがあります。もう二度とやり直せないと感じることがあっても、打開策が残されている場合は多く、簡単に諦めてしまう必要はありません。

リストラや倒産によって仕事を失い、次の職がなかなか見つからない人でも、新たなスキルを身につけることで、道が開けることもあります。

人生が詰んだと感じたときは、よけいなプライドを一度手放してみましょう。そのうえで、なんとしても生き延びるという覚悟を持ち、一つずつ立て直していく努力を積み重ねることが大切です。

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