読書で得られる効果とは?本を読むメリット10選

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昨今は情報の発信や取り入れ方が多様化したこともあり、若者を中心に日本人の活字離れが指摘されています。

インターネットやSNSは、確かに手軽にいつでも最新の情報を得ることができますが、じっくりひとつの記事に向き合うということがしにくく、情報のつまみ食いになってしまいがちです。

本を読むことでしか得られない効果もあるはずです。この記事では、読書で得られる効果と、本の効果的な読み方を考えていきます。

今までなんとなく本を読んでいた人も、効果を再認識することで、より一層充実した読書ライフを送ることができるようになるでしょう。

読書で得られる効果とは?本を読むメリット10選

秀逸
読書は「本を読む」という単純な作業ではありますが、読書によって得られる効果には嬉しいものがたくさんあります。

仕事や勉強の成果につながる

本を読むことが仕事や勉強の成果につながるのは、一番分かりやすい読書の効果かも知れません。

参考書やハウツー本などは、直接的なスキルを身につけるため役立ちます。
本のよいところは、情報がしっかりしていることです。きちんと手順を踏んで出版された書籍であれば、内容は信頼できるものでしょう。ネットのように、嘘の情報や噂に踊らされることもありません。

直接は仕事に関係がないようなテーマの本でも、実は仕事の成果に結びついていることも少なくありません。
知識の引き出しが増えることはどんなシチュエーションでもプラスになりますし、日頃から多くの文章に触れていることで、知らず知らずのうちに文書作成能力も身に付きます。

新しいヒントやアイデアが生まれる

本を読んでいて急にアイデアがひらめいたり、新しい企画を考える場面で、前に読んだ本のことを思い出してヒントになったという経験がある人もいるでしょう。
読書をするというのは、自分と違う人の頭の中を見ているようなものです。自分ひとりでは考えつかなかったことも、本がヒントを与えてくれるのです。

難しいビジネス書でなくてもその効果はあります。例えば小説でも、主人公の行動や考えに刺激されて、ヒントやアイデアが浮かぶことはよくあります。

読書はリラックス効果もあるといわれています。特に好きな小説を読んでいるときはリラックスできているでしょう。リラックスはアイデアを生み出すポイントのひとつです。そういった意味でも、読書が新しいヒントやアイデアを生むのに有効だといえるでしょう。

視野が広がる

本を読むことは、視野を広げることにもつながります。

視野を広げたいのであれば、幅広いジャンルの本を選ぶことをお勧めします。自分の好みにだけとらわれるのではなく、ベストセラーだから、タイトルが気になったから、表紙のデザインが好きだから、のように、あえてテーマを決めずに直感で選んで読んでみると、思いもかけない情報に出会うことができます。

自分で選ぶとジャンルやテーマが偏ってしまいがちです。たまには友人に本を借りてみるのも、視野を広げる読書の本選びにはよいのではないでしょうか。

教養が身に付く

教養が身に付くのも読書の効果のひとつです。

読書で視野が広がることを前述しましたが、本を読んで初めて知ったことの中には、特に強く興味を持ったものがあるはずです。すると今度は、そのことについて深く知りたいと思うのではないでしょうか。そして、次にはそのことについて詳しく知ることができる本を手に取ることになるでしょう。

「興味を持つ~深く知る」を繰り返していくうちに、どんどん知識が増え、教養が身に付きます。

想像力が豊かになる

読書は想像力を豊かにします。

小説や漫画なら、自分がもし登場人物だったらどうしただろうと誰もが考えるでしょう。特に小説は絵がないので、登場人物の風貌や声、場面の設定などを、自分の頭のなかで想像しながら読み進める人が多いのではないでしょうか。

小説や漫画だけではありません。ビジネス書やハウツー本でも、自分がテクニックを活用する姿を想像したり、さらにはその後につながる将来の活躍を描きながら読み進めることもあるでしょう。

想像することは脳を活性化させます。仕事や勉強の成果も違ってくるかも知れません。

語彙力が上がる

本を読むことは、語彙力のアップにつながります。本を読むことで、自分が今まで使うことがなかった言い回しや表現を知ることができます。

ビジネスでは、ミーティングやプレゼンテーションの場ではもちろんのこと、日ごろの連絡・報告・相談でも、相手に自分の意図していることを的確に伝えることが非常に重要視されます。

語彙力のある人の話は分かりやすいだけでなく説得力があります。仕事をスムーズに進めるためにも、読書で語彙力を高めることは大いに役立つでしょう。

文章力が身に付く

読書でたくさんの文章を目にすることで、自然と文章力も身に付きます。ビジネス書でも小説でも漫画でもその効果はあります。

文章力が身に付くと、分かりやすい文章が書けるようになるのはもちろんですが、短時間で文章が書けるようになり、仕事や勉強が断然はかどるようになります。

文章力が役に立つのは仕事や勉強だけではありません。
文章力というと硬く聞こえ、ペーパーレスの現代には必要がないように思う人もいるかもしれません。しかし、文章力はSNSやブログを書く際にもかなり重要でしょう。

コミュニケーション力が向上する

本をたくさん読むことで、知識の引き出しが増えます。

人とのコミュケーションでは、相手の話に共感することが大事な要素のひとつです。話を聞いていて「あ、これは確かあの本で読んだな」となれば、話していて楽しくなりますし、会話を膨らませることもできます。

さらには、本を読んで知ったことを人に話してあげる場面も出てくるでしょう。そうすると、知識のアウトプットにもなり、読書の恩恵を十分に受けていることになります。

小説や漫画で非日常を楽しめる

小説や漫画を読むことの一番の醍醐味は、非日常の世界を楽しめることではないでしょうか。
自分の頭の中で話の舞台を映像化して、この世界に自分が入り込んだら…と想像したり、主人公や登場人物の気持ちに共感してときには涙を流したりと、本が一冊あるだけで存分に非日常を味わうことができます。

非日常の世界を楽しむことはストレス発散にもなります。読書を難しく考えることなく、好きな本を見つけて読みふけってみるのもよいでしょう。

リラックスできる

読書にはリラックス効果があるといわれています。夜寝る前に本を読むと、心が落ち着いて眠りにつきやすくなるという人もいるのではないでしょうか。

リラックス効果を期待するときは、ビジネス書などの硬い内容のものよりも、小説やエッセイなど感情移入ができるもののほうが向いています。
ただ、どんなものでリラックスできるのかは人それぞれですから、好きなもの、無理なく読めるものなら効果があるでしょう。

本の効果的な読み方【効果がないのは読み方に原因あり】

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ここまで、読書で得られる効果についてお話ししましたが、どんなところに気を付ければ、より高い効果を得ることができるのでしょうか。

本を読む目的を考える

本を読みはじめる前に「この本を読む目的は何か」を考えてみましょう。きっかけは「時間が空いたから」「読書を勧められたから」でも構いません。しかし、その本を選んで読もうと思った理由があるはずです。

「投資について学ぶため」「卒論の参考文献にするため」のような、仕事や勉学の実践につながる目的もあるでしょう。小説やエッセイの場合は難しく考えなくても、「村上春樹の世界にどっぷり漬かりたい」「この本がどうして売れているのか自分で体感したい」のようなことでも立派な目的です。

いずれにしても、なんとなく読みはじめてなんとなく読み終わった、というのでは印象に残りません。「読む目的は何か」を考えることをクセづけましょう。

全部読むことにこだわらない

本は、必ずしも最初から最後まで1ページも逃さずに読む必要はありません。一字一句逃さずに読破することよりも、自分に必要な内容を知識として取り入れることが一番大事だからです。

本にも自分との相性があります。読みはじめてみたものの、どうしても波長が合わなかったり、内容が頭に入ってこなかったりすることもあります。その場合も無理に最後まで読まなくても、自分に合った本をまた探せばよいのではないでしょうか。

本の要点をノートにまとめる

読んだ本の要点をノートにまとめるのも、読書の効果を活かすためによい方法です。

やり方としては、本を読みながら要点をまとめるのではなく、気になるところに付箋などでマークをしながら読み進め、区切りのよいところでノートに書き出すのがおすすめです。読みながらまとめようとすると、どうしても本に集中できなくなってしまうからです。

要点をまとめるといっても、小説の場合はどうするんだと思う人もいるでしょう。小説や漫画なら、心に刺さったセリフやセンテンスを書き出してみましょう。ある程度たまったところで見返してみると、自分が大事にしていることや、理想像が見えてきます。

本で得た知識をアウトプットする

本を読んで知りえた知識は、ぜひアウトプットする機会を作りましょう。
要点をまとめることもアウトプットのひとつですが、人に話しをすることでさらに効果が上がります。
勉強でも、人に教えると自分の理解がさらに深まるものです。本を読んでためになったこと、心に残ったことをアウトプットする習慣を身につけるとよいでしょう。

まとめ この記事のおさらい

読書をすることで「仕事や勉強の成果につながる」「新しいヒントやアイデアが生まれる 」「視野が広がる」「語彙力が上がる」「コミュニケーション力が向上する」「リラックスできる」など様々な効果が期待できます。

効果をさらに高めるためには「読む目的を考える」「要点をノートにまとめる」「本で得た知識をアウトプットする」などを意識するとよいでしょう。