ロールモデルとは

ロールモデル　意味とビジネスで使う場面

ロールモデルは、日常ではあまり使わない言葉ですが、ビジネスシーンでは使われる言葉です。
「ロール：Role」＝“役割、役目、任務、配役”と「モデル：Model」＝モデル、ひな形、模範、手本、鑑（かがみ）“などの意味がある言葉から成り立ちます。
「ロールモデル」の意味は、”役割を担うモデル、手本、模範“などの意味合いがあります。
人は無意識のうちに、「ロールモデル」になる人を持っていると言われています。「あの人のようになりたい」と思い、少なからずその「ロールモデル」から影響を受けるのです。

ビジネスでも、同じ意味の“模範、手本”などで使われます。
具体的な仕事での行動や進め方、考え方のロールモデルの手本の意味合いが多いですが、様々なビジネスプランの中で、ひとつまたは複数を成功例の手本の意味で「ロールモデル」という場合もあります。

ここでは、人材開発でよく耳にする「ロールモデル」について触れます。

ロールモデルはリーダーシップを育成する

「ロールモデル」を設定し人材開発をするのは、リーダーシップの育成のひとつの過程です。
より身近な上司や先輩などから、「ロールモデル」を決めます。

1.　自分が観察できる範囲でロールモデルを選定する。
自分よりもリーダーシップを発揮している人、行動や技術のレベルが高い人など、学ぶべきことが多い人を選定するのが大切です。

2.　観察をもとに、ロールモデルの行動や技術の原理を分析し理解して、自分のものにする。
まずは、分析すること、自分にもできると思えるまで、その特徴を捉えます。

3.　2で自分の中に落とし込んだものを、実践し助言を受けながら、自分の行動、技術として体得するまで強化する。

「発見→ 分析→実践→振り返り」のサイクルを何度も続けて、ロールモデルに近づいていきます。ロールモデルは必ずしも一人ではなく、複数からいいところを拾い上げてロールモデルとすることもあります。

ロールモデルの例文

・ロールモデルをめざして、日々の業務で自分の仕事をチェックします。

・後輩のロールモデルになれるように、仕事への意識を高く持ちます。