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和而不同(わじふどう)の意味とは
「和而不同」とは、「人と協力することはあっても、人の意見や態度にむやみやたらに同調することはない」という意味です。
他者との付き合い方の有り様を表現する四字熟語となります。
『論語』に出典をおく四字熟語で、原文は、「子曰、君子和而不同。小人同而不和。」と対となる句とともに記されています。
これは、「子曰わく、君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず」と読み、「徳があるものは協力はするが同調はしない、徳がないものは協力はしないが同調する」と訳されます。
和而不同は前半の句で、孔子がより人として理想であると考えた姿です。
和而不同のビジネスシーンでの意味
和而不同はビジネス用語ではなく、上記にあるように論語を出典とする言葉です。
ビジネスシーンにおいては、人付き合いは避けることのできないものであり、またよい人脈は大切な宝となるものです。そのなかでより良い関係を築き、仲良くしていくことはある意味での処世術といえるでしょう。
しかし、それは相手の言うことなすこと全てに賛同するベタベタとした関係では、いずれ行き詰まり、ビジネスそのものが破綻しかねません。同時に、ストレスにもなるでしょう。
だからこそ、協調すべき部分は協調し、時には主体性をもって意見し合える、ビジネスパートナーとして理想的な関係を築くことが肝要となります。
この和而不同は、その関係を表すにふさわしい四字熟語です。
和而不同の使い方と例文
「子曰、君子和而不同。小人同而不和。(子曰わく、君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず)」
訳:「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず」
出典:『論語』
訳:「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず」
出典:『論語』
彼らとは、和而不同な関係を築いていきたいと思う。