【2025年版】ビジネスマナー完全ガイド:返信封筒での「行」「宛」の消し方と「御中」「様」の正しい使い方

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社内外への郵送物を扱う際、返信用封筒や往復はがきに記載された「行」「宛」をそのまま使用すると、相手への敬意を欠く可能性があります。

本記事では、「行」「宛」を消す理由正しい消し方「御中」「様」の書き換えルール注意すべきNG行為リアルな会話例Q&Aまでをで解説します。

  • なぜ返信時に「行」「宛」を消すのか
  • 正しい消し方の手順
  • 「御中」と「様」の書き換えルール
  • 注意すべきNG行為
  • ビジネス会話例
  • よくあるQ&A
  • まとめ

1. なぜ返信時に「行」「宛」を消すのか

返信用封筒や往復はがきに最初から印字されている「行」「宛」は、差出人が宛先を書く際の補助として配置されています。しかし、そのまま返信に使うと「自分宛」と解釈され、相手に失礼となる場合があります。敬意を示すために、自ら二重線で消し、適切な敬称を書き加えましょう。

2. 正しい消し方の手順

ステップ作業内容ポイント
1「行」「宛」の上に二重線を引く右上から左下に2本、定規は不要
2修正液・修正テープは使用しない相手の文字を汚さず、敬意を保つ
3「御中」または「様」を記入縦書きは線の下、横書きは線の右側に書く

縦書き封筒の場合は線を消した位置の真下に、横書きの場合は線の右側に追記するのが一般的です。

3. 「御中」と「様」の書き換えルール

元の表記書き換え敬称
会社名・部署名 + 行/宛御中株式会社〇〇 営業部
個人名 + 行/宛山田 太郎
ご担当者様―(そのまま)ご担当者様

4. 注意すべきNG行為

  • 修正液や修正テープを使って消す
  • 一重線で消す
  • 「御中」と「様」を併用してしまう
  • そもそも消さずに返信する

5. ビジネス会話例

【会話例①:総務部内】
総務課長:「この返信封筒、宛名に『行』が入っているね。このまま使っていいかな?」
担当:「いいえ、御中に書き換えます。修正液は使わず、二重線で消してから書き足します。」

【会話例②:営業とアシスタント】
営業:「〇〇株式会社宛の封筒、部署名の後に『御中』を付け替えておいて。」
アシスタント:「承知しました。二重線で『宛』を消し、『御中』を右側に追記します。」

【会話例③:人事と応募者対応】
人事:「応募者からの返信はがきには、名前の後ろに『様』をしっかり入れてね。」
アシスタント:「かしこまりました。『行』を二重線で消し、『様』を記入します。」

6. よくあるQ&A

二重線は斜めが正式?横線ではダメ?
斜め二重線が正式です。横線だと見栄えが雑になりがちなので避けましょう。
封筒が折り返し部で線が引きにくい場合は?
内側から線を引くか、新しい返信用封筒を用意してください。
会社名と個人名が両方ある場合、敬称は?
基本は個人名に「様」を付け、その前の会社名・部署名には敬称を付けません。

7. まとめ

返信用封筒や往復はがきを使用する際は、「行」「宛」を二重線で消し、適切な敬称「御中」「様」を書き加えることが基本マナーです。修正液やテープは厳禁。正しい手順を身につけ、社内外の信頼を守りましょう。