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社内外への郵送物を扱う際、返信用封筒や往復はがきに記載された「行」「宛」をそのまま使用すると、相手への敬意を欠く可能性があります。
本記事では、「行」「宛」を消す理由、正しい消し方、「御中」「様」の書き換えルール、注意すべきNG行為、リアルな会話例、Q&Aまでをで解説します。
- なぜ返信時に「行」「宛」を消すのか
- 正しい消し方の手順
- 「御中」と「様」の書き換えルール
- 注意すべきNG行為
- ビジネス会話例
- よくあるQ&A
- まとめ
1. なぜ返信時に「行」「宛」を消すのか
返信用封筒や往復はがきに最初から印字されている「行」「宛」は、差出人が宛先を書く際の補助として配置されています。しかし、そのまま返信に使うと「自分宛」と解釈され、相手に失礼となる場合があります。敬意を示すために、自ら二重線で消し、適切な敬称を書き加えましょう。
2. 正しい消し方の手順
ステップ | 作業内容 | ポイント |
---|---|---|
1 | 「行」「宛」の上に二重線を引く | 右上から左下に2本、定規は不要 |
2 | 修正液・修正テープは使用しない | 相手の文字を汚さず、敬意を保つ |
3 | 「御中」または「様」を記入 | 縦書きは線の下、横書きは線の右側に書く |
縦書き封筒の場合は線を消した位置の真下に、横書きの場合は線の右側に追記するのが一般的です。
3. 「御中」と「様」の書き換えルール
元の表記 | 書き換え敬称 | 例 |
---|---|---|
会社名・部署名 + 行/宛 | 御中 | 株式会社〇〇 営業部 |
個人名 + 行/宛 | 様 | 山田 太郎 |
ご担当者様 | ―(そのまま) | ご担当者様 |
4. 注意すべきNG行為
- 修正液や修正テープを使って消す
- 一重線で消す
- 「御中」と「様」を併用してしまう
- そもそも消さずに返信する
5. ビジネス会話例
【会話例①:総務部内】
総務課長:「この返信封筒、宛名に『行』が入っているね。このまま使っていいかな?」
担当:「いいえ、御中に書き換えます。修正液は使わず、二重線で消してから書き足します。」
【会話例②:営業とアシスタント】
営業:「〇〇株式会社宛の封筒、部署名の後に『御中』を付け替えておいて。」
アシスタント:「承知しました。二重線で『宛』を消し、『御中』を右側に追記します。」
【会話例③:人事と応募者対応】
人事:「応募者からの返信はがきには、名前の後ろに『様』をしっかり入れてね。」
アシスタント:「かしこまりました。『行』を二重線で消し、『様』を記入します。」
6. よくあるQ&A
- 二重線は斜めが正式?横線ではダメ?
- 斜め二重線が正式です。横線だと見栄えが雑になりがちなので避けましょう。
- 封筒が折り返し部で線が引きにくい場合は?
- 内側から線を引くか、新しい返信用封筒を用意してください。
- 会社名と個人名が両方ある場合、敬称は?
- 基本は個人名に「様」を付け、その前の会社名・部署名には敬称を付けません。
7. まとめ
返信用封筒や往復はがきを使用する際は、「行」「宛」を二重線で消し、適切な敬称「御中」「様」を書き加えることが基本マナーです。修正液やテープは厳禁。正しい手順を身につけ、社内外の信頼を守りましょう。