メディカル業界への転職を考えている人の中には、CRAに興味がある人もいるでしょう。しかし、CRAのことは意外と知られていません。今、CRAは未経験でも採用の可能性が高い売り手市場だと言われています。

ここでは、そんなCRAの仕事内容やその魅力、未経験者でも求められる背景などを解説します。

情報を活用して、転職活動を有利に、スピーディーに進められます。

CRAとは

CRAとは、Clinical Research Associateの頭文字から取られています。一般的には、モニターとよばれ、これは臨床開発モニターの略になります。

今までCRAは、製薬会社や医療機器メーカーに在籍するのが主流でしたが、製薬会社も治験を外注するようになり、臨床開発業務の代行やサポートをするCRO(Clinical Research Organization)にも数多く在籍するようになりました。

現在、日本ではCRO(受託臨床試験機関)がすでに30数社、外資系CROも多く存在しています。

CRAの仕事内容

CRAの基本的な仕事は、治験に関する治験契約を医療機関や責任医師と締結、治験のモニタリング業務、治験の報告書にあたるCRF(Case Report Form:症例報告書)のチェックや回収、それに伴う治験終了の諸手続きなどになります。

現場モニター、現場マネージャー、プロジェクトリーダーなどに分かれ、治験のスムーズな進行をサポートします。ここでは、CRAの現場モニターの基本的な仕事の流れを紹介します。

治験開始前には 医療機関と治験責任医師の要件調査を実施するのがCRAです。医療機関との契約締結の時点から、スケジュール管理能力や交渉力が求められます。

治験実施には 治験責任医師、治験分担医師やCRC(Clinical Research Coordinator=治験協力者)、臨床検査技師、薬剤師、事務方など、関係する人がとても多いですが、すべての人に実施内容や手順、運用などを説明しなければなりません。

契約が済んだら、治験に参加してくれる被験者の登録推進活動をするのもCRAの仕事です。治験者が集まれば、 実施直前には、症例数をもとに、使用期限や保管スペースを考えながら治験薬を手配、交付をします。ここでも、CRAの管理能力が大切です。

そして、実際に治験が始まれば、モニタリング業務がメイン業務になります。進捗管理や安全性情報の収集と報告、CRF(症例報告書)の確認と回収をします。

最後に、モニタリング報告書の作成と終了に伴う手続きなどをします。

治験の開始から終了まで、かなり多くの人とコミュニケーションが発生します。ただコミュニケーションをとるだけでなく、交渉や説得なども必要です。また、治験の状況を正確に把握して、治験をスムーズに進行させるのがCRAの腕の見せ所です。

CRAは未経験者でも求められている

CRO(Clinical Research Organization)では、未経験でもCRAとしての採用に積極的です。
薬剤師や看護師、臨床検査技師など医療従事者だけでなく、理系学部卒業でMR経験者や医療機器メーカーからの転職者もしています。その積極的な採用の背景には2つの理由があります。

経験者不足

ひとつめは、採用予定枠に対して、経験者の絶対数が足りないことが挙げられます。

1997年の新しい法律施行で、それまで製薬会社が行わなければいけなかった治験が、アウトソーシングが可能になりました。その受注をする臨床開発業務を受けるCROは、CRAを増やしてきましたが、製薬市場の成長スピードのほうが速くなってしまい、CRA経験者だけに採用を頼っていられない状況なのです。

実際に、理系出身であれば、配置薬販売会社の営業から、大手食品会社の生産管理からCRAへの転職に成功している人がいます。また、MR経験者や医療機器の営業経験があれば、文系出身でもチャレンジする価値は十分にあります。

教育・研修態勢の確立

もうひとつの理由は、未経験者にもCRA教育・研修の体制が確立されたことが挙げられます。

拡大が続くCRO業界では、新卒の受け入れも始めており、各社とも育成ノウハウが蓄積されました。異業種からの転職の場合には、入社1年目は臨床医療の知識、症例の読み取りなど学習することが多く、専門知識・ノウハウをキャッチアップすることが大変ですが、学習意欲がある人や医療に興味がある人なら乗り切れるでしょう。

CRAの魅力

「売り手市場のCRAだから」だけでは、転職のチョイスにはなりません。CRAの魅力について触れます。

社会貢献度が高い

自分の担当する治験が、その後の医薬品開発、医学に大きな影響を及ぼすかもしれないのです。

その責任は重大ですが、自分が関係した治験から生まれた薬品が、患者さんの命を救う可能性もあります。その薬品がだんだん世間に広がれば、社会に貢献していると言えるのです。

ビジネススキルが向上する

医療業界の様々な人とのコミュニケーションをとることことで、ビジネスに欠かせない交渉力や話術などのスキルを自然と身につけられます。

また、医学関連の情報共有も業務のひとつになるので、最新の医療情報やたくさんの知識を蓄えることもできます。

英語力があればグローバル治験に

ここ数年で、国際共同の治験が増加しています。企業やCROによっては、海外とのオンラインミーティングやメールのやり取りが発生することがあります。

実務レベルの英語力があるなら、世界の治験に携わるチャンスもたくさんあります。

CRAのおさらい

CRAとは、Clinical Research Associateのことで、一般的には、モニターと言われます。製薬会社、医療品機器メーカーだけでなく、臨床開発業務の代行やサポートをするCROにも在籍します。

CRAの基本的な仕事は、治験に関する治験契約を医療機関や責任医師と締結、治験のモニタリング業務、治験の報告書にあたるCRF(Case Report Form:症例報告書)のチェックや回収、それに伴う治験終了の諸手続きなどになります。

CRAの現場モニターは、契約締結、治験前には関係者への説明など、治験中はモニタリング業務、終了すれば報告書作成や終了手続きなどを行います。

CRAは、経験者不足と教育・研修態勢の確立から、未経験者でも積極的に採用されています。そんなCRAの魅力は、社会貢献度が高い、ビジネススキルが向上する、えいごりょくがあればグローバル治験に関わるチャンスがあるなどが挙げられます。

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