会社勤めをしていると、ある朝ふと「このまま会社行くの止めようかな」などと思うことは誰しも経験があるのではないでしょうか。しかし、行きたくない思いが強くなりすぎると一般的に引きこもりと呼ばれる状態となり、そこから抜け出すことが難しくなってしまう場合もあります。

この記事では引きこもりの原因となり得る心理やその対処法について説明していきます。心の問題は簡単に解決するものではありませんが、自分の状態を確認しながらできることをやってみるとよいでしょう。

引きこもりたい心理とは

社会に出れば意図するしないに関わらずいろいろなプレッシャーにさらされます。プレッシャーから自分の心理が苦痛を感じ、「社会との関係を断つことのほうが自分にとって安全な状態なのだ」と思い始めると家から出るのが億劫になることでしょう。

例えば、目の前にボールが飛んできたり熱いものに触れたりすると、「目を閉じる」「手を引っ込める」など体が反応してしまうわけですが、引きこもりの状態とは見方を変えれば外に出ることへの危険に対しての防御行動もいえます。

会社員でも引きこもりたい時の対処法

引きこもりたいと思い始めたら、恐怖だと感じる原因を探り、それに対処することができれば理論上は症状が和らぐことになります。

ストレスの原因を見つける

仕事をしていく上でストレスは多くの人が感じるものでしょう。例えば「人と慣れ合うことが苦手」「自分はもっとできるはずなのに上手くいかない」など原因としてはいろいろなものが考えられます。

まずは自分が苦痛に感じる部分を見つけ出すことが引きこもりに限らず対処するための第一歩となります。

自己分析をしてみる

例え同じ行動をしたとしても事象に対する感じ方は人それぞれ違います。

「自分は人に比べこういったことにストレスを感じやすい」などと他人を基準とするのではなく、自分がどうであるか探ることも原因究明・問題解決に役立つでしょう。

期間限定で引きこもってみる

引きこもりたいと感じたら実際に短期間引きこもってみるのも効果的です。

いつもと違うことをすることによって違う一面が見えたりすることもあります。時間を置くことによって「なんでこんなことで悩んでいたのだろう」と思え解決に向かうかもしれません。

引きこもりたい場合、転職を視野に入れる

自分に無理をしてでも解決しようと思うと余計に症状が悪化する場合があります。そんなときは転職も視野に入れてもよいでしょう。

引きこもりながら出来る仕事を探す

特に人と関わることに疲れを感じる場合は、職を変えたとしても、前職と同じような仕事をしたのでは同様のことを思ってしまうかもしれません。

出勤しなくとも在宅で仕事ができる環境を探してみるという選択肢を選んでもよいでしょう。

転職するならば、貯金をする

基本的には退職をしてしまえばその日より無収入となります。自分が納得できる仕事は簡単にはみつからないことをふまえ、当面の間しのげるだけの生活費を準備しておけば、いざ退職したとしても金銭的不安は少なくなります。

定時で帰れる努力をする

会社での拘束時間が長くなりすぎると自宅で自由に過ごせる時間がそれだけ減ることになり、1日の生活がほぼ仕事のみとなってしまいます。

また、「毎日家に帰っても寝て起きることしかできない」「帰宅時間がもったいないから近くのビジネスホテルに泊まろうか」という状態ではいつかは精神的に参ってしまうでしょう。

精神的に追い込まれやすい人は仕事を一生懸命やる人が多い傾向にありますが、仕事の見直しをすることによって効率が良くなり、仕事時間が短縮できたなどということも考えられますので、そういった道を探る努力をしてみてもよいでしょう。

夢中になれる趣味を見つける

人によってその度合いはさまざまでしょうが、多くの人が仕事に対して「嫌だ」と感じながら出勤しているのものだと思います。

故に、「仕事=嫌なもの」と割り切って「仕事が終われば自分の好きなことができる」という考え方をしてもよいのではないでしょうか。

例えば仕事のことを忘れられるほど趣味の時間にあてるのもよいでしょう。何も考えずボーっとTVを見る、おいしいものを食べるなど、気分転換できる環境はストレス解消につながります。

引きこもりたい場合、誰かに相談する

「誰の力も借りず自分の力だけで何事も解決したい」と考えること自体は立派であるといえます。しかし、度が過ぎてしまうと「一人ですることが正しい」と義務のように感じてしまい、心も体も疲弊してしまうことがあります。

気が進まない場合もあろうかと思いますが、やはり誰かに相談することで解決できる場合もあります。人に話を聞いてもらうだけでも気は和らぐでしょう。自分でも気づかなかった点を指摘されるなど新たな発見があるかもしれません。

引きこもりたい心理のまとめ

「このまま会社に行かず引きこもれたらな」と感じた際に「早く解決しよう」と思ったり「我慢してでも会社に行くべき」と考えてたりしてしまうと、さらに症状が悪化することも考えられます。

自分でもできそうな点・できなさそうな点を判断し、解決できないようでしたら専門医にかかることも視野に入れ対処するようにしましょう。