日本では無理をしてでも仕事に打ち込む事が美徳とされる風潮がありますが、その影響で仕事に疲れを感じる人が増えています。
肉体的、精神的に疲れていると感じたら、まずは無理をすることをやめ、自分の疲れの原因を探り、冷静に対処する事が必要です。

仕事に疲れを感じる人に多い原因

同僚や上司との関わりにストレスを感じている

仕事のみならず、集団で生活をする場面において一番ストレスを感じやすいのが「人間関係」の問題です。
同僚や上司との関係に悩み誰にも相談する事が出来ずにいると、ストレスだけが溜まっていきます。

また自分ではうまく付き合えていると思っていても、知らず知らずのうちに我慢や無理をしてストレスを抱えている場合もあるようです。

時間外労働が多い

昨今、時間外労働への監視の目は厳しくなってきているとは言え、未だ多くの企業や職場で時間外労働をしなくては仕事が終わらない・回らないといった問題が発生しているのも事実です。
また、代休やフレックス制度が導入されている企業でも、人材不足や業務過多などでどうしても仕事を休んだり、業務時間の調整が出来ずに、時間外労働がかさんでいくというケースもあります。

仕事の内容が精神的または体力的に厳しい

仕事の内容が自分の精神面や体力面に見合っていない場合も、強いストレスを感じる場合があります。

例:
人付き合いが得意ではないのに、営業職についている
笑顔を作るのが苦手だが接客業をしている
体力に自信が無いのに、職場で肉体労働が多い

パソコンなど電子機器による身体的疲れ(テクノストレス)

現代では、情報通信技術の発達により、業務にパソコンやタブレット、スマートフォンなどの電子機器を利用する機会が多くなっています。
コンピュータの画面を長時間見続ける事で眼精疲労や、同じ姿勢を取り続ける事で肩や腰に負担が掛かります。また、身体の疲れだけではなく、精神面のストレスを引き起こすこともあり、これを、テクノストレスと呼びます。

仕事に疲れを感じやすい人の特徴

自分の力以上のことをしようとしてしまう

仕事に疲れを感じやすい人の中には、自分の力量以上の仕事を引き受けてしまう人が多く存在します。
もし、自分が引き受けすぎるタイプであると自覚がある場合は、自分がどの程度の仕事をどのくらいの時間で終わらせる事が出来るのかを一度計ってみましょう。客観的に自分の力量を知る事で引き受けすぎを防ぐことができます。

仕事に対する理想が高い

仕事に対する理想が高い場合、打ち止め所が分からずに完璧を求めてやり過ぎてしまう場合があります。
また、仕事に対する理想が高い人ほど、プライドが高く完璧主義になるため、手を抜くことができずに時間外労働や休日出勤をしやすくなります。
完璧主義でストレスをためている人は次の事を意識しましょう。

・仕事の本質を見極める事(80点合格なのに100点になるまで何度もやり直しをしていないか)
・合格ラインと、締め切りを決めて仕事をする癖をつける。

ミスをすることに対して恐怖心が強い

ミスをすることに対して恐怖心が強い人も仕事でのストレスを貯めやすくなります。
ミスを減らす事はもちろん大切ですが、恐れている事の前提を履き違えてはいないでしょうか。
・ミスをすると上司に叱られる
・ミスをすると同僚から責められる

もし、こういった不安に駆られて「ミスへの恐怖心」を抱いているならば、それは間違った認識であるといえます。
ミスをしてはいけない理由は第一に「企業として顧客・消費者への責任」があるからです。
他社からの叱責に怯えてストレスをためがちな人は、自分自身へ自信や責任感が非常に弱く、受動的になりがちです。
まずは自分の仕事の本質を知り、自身と責任感を持つことが大切です。

適度な休憩を取らない

適度な休憩をとる事も効率的な仕事をする上で非常に大切なことです。
長時間続けて作業を続けるなど、適度な休憩を取らずに作業を続けた場合、身体は知らず知らずのうちに疲弊していきます。
効率の良い仕事をする為にも1時間に1回、2時間に1回など適度な休憩をはさむ事が大切です。

仕事に疲れを感じた際の対処方法

休日や余暇を充実させる

仕事で多くのストレスを抱えている場合は、いったん仕事から離れてリフレッシュをしてみましょう。
余暇を充実させ、仕事とプライベートの線引きをハッキリさせる事でストレスを解消することができます。

例:
・映画を見る
・アウトドアに行く
・買い物を楽しむ
・旅行に行く など

パソコンでの作業の合間、目を休ませてみる

パソコンやコンピュータなどを長時間作業する場合、連続作業時間が1時間を超えないように工夫してみましょう。
1時間作業したら10分~15分の休憩をはさみ目を休めます。

人間関係の場合は周囲に相談をする

人間関係に悩みがある場合は、周囲に相談する事が解決への近道です。
特に、人間関係の悩みは長引きやすく悪化しやすいという特徴があります。
まずは信頼できる相手に相談をしてみましょう。
近くに相談できる相手がいない、職場の上司・同僚に相談ができない場合は、メンタルサポートのホットラインなどもありますので、一人で抱え込まず、必ず誰かに相談してください。

休日はとことん体を休めてみる

肉体的な疲労の場合は、休日はとことん身体を休めてみましょう。
しかし、睡眠の取り過ぎは返って逆効果です。
休日は、適度な睡眠時間を心がけ、仕事の事は考えずに読書や散歩などを取り入れながらゆっくりと身体を休める事を優先しましょう。

精神的な疲れの場合は転職も視野に入れる

もしも、何もやる気が起きない、自信が持てない、落ち込んで立ち直れないといった精神的な疲れの場合は、無理に仕事を続けようとせずに、思い切って職場を変えるという選択肢もある事を忘れないでください。
今いる職場だけが全てではありません。自分の意志があれば働く環境を変える事が出来る事を知っておきましょう。
自分を追い詰める前に、自分を解放する手段がある事を忘れてはいけません

仕事の疲れを取るには現状を分析しよう

仕事で疲れていると思ったら、以下の項目を確認し早めに原因を取り除くようにしましょう。

・疲れ・ストレスの原因を分析する
・仕事とプライベートの線引きをする
・労働時間が長い場合はこまめに休憩をはさむ
・人間関係の悩みは一人で抱え込まずに必ず相談する
・精神的に追い込まれている場合は転職も視野に入れる