この記事では「ネクタイの結び方」について解説いたします。

職場や冠婚葬祭など幅広い場面でつける機会がありますが、結び方や種類などについてはよく分かっていないという人もいるかもしれません。

そこで今回はネクタイの結び方やシーン別のおすすめの結び方、ネクタイの結び方に関する基礎知識も含めて取り上げました。

それでは一つずつ確認していきましょう。

ネクタイの結び方【7種類を紹介】

国家公務員
一口にネクタイの結び方といっても、様々な結び方があります。

この項目では、代表的なネクタイの結び方として7種類ピックアップしました。

プレーンノット

「プレーンノット」は最も一般的で基本になる、簡単な結び方です。

小ぶりでスッキリとした結び目に仕上がる為、ネクタイの種類やシャツの襟の形を選ばずあらゆるスタイリングに使えます。

まずはネクタイを首にかけ、大剣(幅の広い方)を上にしてネクタイの繋ぎ目あたりで交差することが必要です。

上に重ねた大剣を小剣(幅の狭い方)の裏側へ回し、裏側へ回した大剣を前に巻き付けます。

大剣を内側にくぐらせ巻き付けた輪の中に通し、通した大剣を下へ引き結び目が小さくなるように形を整え、最後に小剣を引きながら結び目を上げれば「プレーンノット」の完成です。

ダブルノット

「ダブルノット」は「プレーンノット」の巻き付けを二重にした結び方です。

ふっくら大きくやや縦長の結び目に仕上がるので、生地か薄手のネクタイや少し長めのネクタイに用いるのに適しています。

最初はネクタイを首にかけ、大剣(幅の広い方)を上にしてネクタイの繋ぎ目あたりで交差させることが必要です。

上に重ねた大剣を小剣(幅の狭い方)の裏側へまわし、上に重ねた大剣側を後ろから形を整えながら2周まわします。

2周まわした部分の輪の中にに大剣を上から通し、通した大剣を下へ引いて結び目が小さくなるように形を整え、最後に小剣を引きながら結び目を上げれば「ダブルノット」の完成です。

ウインザーノット

「ウインザーノット」はしっかり固く、型崩れしにくい結び方です。

やや横に広がった逆三角形でボリュームのある結び目に仕上がるので、ワイドカラーやホリゾンタルカラーなど襟開きが大きいシャツに合わせるのに適しているといえるでしょう。

まず縫い目が首の位置に来るように短めに小剣(幅の狭い方)をとり、小剣を折り曲げて後ろから前にまわすことが必要です。

反対側も大剣(幅の広い方)を後ろから前にまわし、通した反対側から外側にまわして内側から外に通していきます。

回してできた輪の中に大剣を上から通し、結び目の形を整えて小剣を引きながら結び目を上げれば「ウィンザーノット」の完成です。

セミウィンザーノット

「セミウィンザーノット」は左右が対称になるように工夫された、合理的な結び方です。

程良い大きさで、美しい逆三角形の結び目に仕上がるので、上品なクラシカルスタイルや、スマートなビジネススタイルに適しているといえるでしょう。

まず小剣(幅の狭い方)を短めにとり、ネクタイの縫い目を目印に大剣(幅の広い方)が前にくるようにクロスして小剣の裏側へまわすことが必要です。

裏側へ回した大剣を首の上から通し、通した大剣を締め形を整えます。

大剣を前からまわして首の下から通してループ状になったところに大剣を上から通し、最後に結び目の形を整え、小剣を引きながら結び目を上げれば「セミウィンザーノット」の完成です。

エルドリッジノット

「エルドリッジノット」は全体のシルエットが逆三角形とオーソドックスですが、結び目に段が入っているのでネクタイを編み込んだかのように見える結び方です。

ネクタイを首にかけ小剣を大剣の上に重ね、小剣を1周させた後に上から下に向かって首元のV字部分に通します。

再び小剣を1周させ、下から上に向かって首元のV字部分に通した後に小剣を1周させて、その時にできた輪の中に小剣を差し入れるのです。

小剣を首元の輪に結びつけて反対側の首元へ持っていき、できた首元の輪の中に小剣を差し込みます。

最後に短くなった小剣を首の後ろで隠し、襟を下ろして完成です。

トリニティノット

「トリニティ」とは日本語で三位一体という意味で、「トリニティノット」はその名の通り結び目の3つの部分が重なっている結び方です。

結び目が大きくなるので、襟開きの狭いシャツの方が引き締まってスッキリ見せることができるでしょう。

まずは小剣の長さを長めに取ってからネクタイを首に回し、大剣の上に重ねます。

結び目となる大剣を指で押さえながら小剣を1周させ、首元のV字型の下から上に潜らせて小剣を1周させ、今度は上から下に向かって首元のV字型に通すことが必要です。

さらに小剣を1周させた後、首元のV字型の下から上に潜らせ、作られた輪の中に小剣を通します。

再び小剣を1周させてできた輪に小剣を差し込み、短くなった小剣を首元の裏側に隠し、結び目の形や剣先の位置を調節して完成です。

クロスノット

「クロスノット」はやや複雑な結び方になるので、ネクタイを結ぶのに慣れてきた中上級者向けだといるでしょう。

まずは小剣を長めにしてネクタイを首に回して大剣の上に重ね、小剣を大剣の裏側で交差させて反対側へ持っていきます。

続いてその小剣を今度は大剣の表側を通って反対側へ持って行き、もう一度繰り返すのがポイントです。

2周巻いた小剣を首元のV字部分の上から反対側の襟元へと通し、小剣を中心の結び目の中に通します。

最後に小剣が大剣の下にくるように形を整えて完成です。

シーン別におすすめのネクタイの結び方

時短勤務
その時々のシーンによって、ふさわしいネクタイの結び方やそうでない結び方があるものです。

そこでこの項目では、シーン別におすすめのネクタイの結び方をまとめました。

ビジネスシーンのネクタイの結び方

ビジネスシーンのネクタイの結び方としては、最もオーソドックスで定番な「プレーンノット」や、それを二重にした「ダブルノット」がおすすめです。

良くも悪くも無難な結び方である為、取引先やお客様などにも悪い印象を与えてしまうことはないでしょう。

オシャレなイメージを持ってもらいたいというよりは、一人のビジネスマンとして常識を弁えているということを伝えたいという場合には上記の結び方を選択すると良いでしょう。

結婚式のネクタイの結び方

結婚式のネクタイの結び方としては、華やかな印象を演出することができる「トリニティーノット」や「エルドリッジノット」がおすすめです。

結び目を見るとしっかり練習をしないと綺麗な形を演出するのは難しいですが、その分普段のビジネスシーンとは異なる印象を与えることができるでしょう。

また難易度が高い分これらの結び方ができる人はそれほど多くないということもあり、華やかなシーンで一際目立つことができます。

葬式・通夜のネクタイの結び方

葬式・通夜のネクタイの結び方としては特に決まりがありませんが、「プレーンノット」や「ウィンザーノット」が一般的です。

ただし仕上げにディンプル(くぼみ)ができないように結び方に注意しましょう。

というのも、ディンプルをつけるのはネクタイに立体感を出し華やかにみせるという意味がある為、葬儀の場にはふさわしくありません。

また結び方からは少し脱線しますが、色は「黒無地」でネクタイピンをつけるのは控えるというのが重要です。

ネクタイの色については、黒の色味は故人への想いの濃さといわれ、濃ければ濃いほど良いとされています。

ネクタイの結び方に関する基礎知識

アントレプレナー
普段ネクタイをしないという人には、ネクタイの結び方についての情報があまり入ってこないかもしれません。

そこでこの項目では、ネクタイの結び方に関する基礎知識をピックアップしました。

ネクタイの「ディンプル」とは?

ディンプルとは英語で「えくぼ」という意味合いで、ネクタイのノットの下に作るえくぼの形をしたくぼみのことを指します。

日本人にとってディンプルを作ることは一般的ではありませんが、海外では主流になっているので政治家・営業マンなどが首元をキレイに魅せる為にディンプルを作ることが多いです。

ネクタイにディンプルができるとよりネクタイが立体的になり、立体感を出すことでスマートに見せることができます。

ただし先述のように葬式・通夜などの場面ではふさわしくないので、シーンを選んでディンプルを作ったり作らなかったりと使い分けることが重要です。

ネクタイの長さはどれくらいにする?

ネクタイの長さは大剣の先がベルトに少しかかるくらいがベストです。

長くてもベルトの中央までで、長すぎても短すぎてもNGとされています。

とはいえネクタイを結び慣れていない人にとっては、これがなかなか難しいものです。

長さを整えるコツとして、とにかく大剣の長さをベストな位置に合わせることが挙げられるでしょう。

そうするとネクタイの小剣(短いほう)が大剣よりも長くなってしまうという人もいるはずです。

そんな場合は、小剣を折り返して裏の小剣通しに挿せば良いでしょう。

まとめ この記事のおさらい

・ネクタイの結び方としては「プレーンノット」や「ダブルノット」、「ウインザーノット」や「セミウィンザーノット」、「エルドリッジノット」や「トリニティノット」、「クロスノット」といったものがある

・ビジネスシーンのネクタイの結び方としては最もオーソドックスで定番な「プレーンノット」や、それを二重にした「ダブルノット」がおすすめ

・結婚式のネクタイの結び方としては、「トリニティーノット」や「エルドリッジノット」が華やかな印象を演出することができる

・葬式・通夜のネクタイの結び方としては特に決まりがないが、「プレーンノット」や「ウィンザーノット」が一般的だといえる

・ネクタイのディンプルとは英語で「えくぼ」という意味合いで、ネクタイのノットの下に作るえくぼの形をしたくぼみのことを指す

・ネクタイの長さは大剣の先がベルトに少しかかるくらいがベスト