※この記事は2019/03/05に加筆訂正いたしました。

 

就職して、ある程度仕事や職場に慣れてくると、社会人としての生き方に不満や迷いが生じてきます。
新人時代のフレッシュなモチベーションはどこへやら。今の自分はまるで燃えかすだと思っている人も、案外多いのではないでしょうか。
仕事で壁にぶつかったり、不当な扱いを受けたりして「こんな会社、辞めてしまいたい!」と思うのは、誰にでもあることです。
今、この記事に目をとめている方も、仕事を辞めるべきか、それとも踏みとどまるべきかと悩んでいるかもしれません。
現状にどれだけ不満があっても、仕事を辞めるということは、今まで築いた社会的地位や信用、安定した収入などを一気に失うリスクがあります。
仕事を辞めたいと思っている方も、一時の感情にまかせて即断せず、この記事を参考にして、最善の対処法を決めてください。

仕事を辞めたい理由で多いもの

仕事なんて、その気になれば、いつでも辞めることができます。でも転職したからといって収入や労働条件がよくなるとは限りません。むしろ逆効果になってしまう場合もあります。
今の仕事を辞めたい理由は具体的に何なのか。転職のアンケートに数多く寄せられるのが以下のような回答です。

 

  • 地位や給与が上がらない
  • 人間関係がうまくいかない
  • 労働時間に不満がある
  • 社風が合わない

 

 

これらの理由を具体的に解説していきますので、みなさんもご自分に照らしてじっくり考えてみてください。

地位や給与が上がらない

日本人は仕事に対して、地位や報酬以上に、やりがいを求める傾向があります。
かつての高度経済成長期には終身雇用と年功序列で、長く勤めてさえいれば地位も給与も上っていました。そのころは仕事にやりがいもあったはずです。
しかし現代はグローバル化の時代です。人事評定は年功序列から成果主義へと移り変わり、地位や給与は昔より上がりにくくなっています。非正規雇用も当たり前の時代です。仕事をする人が以下のような不満を抱くのも当然でしょう。

 

  • 景気回復で仕事は増えたのに、サービス残業を強いられ、実質賃金はむしろ下がっている。
  • 非正規雇用で、残業手当もボーナスもない。
  • 勤務先の移転で遠距離通勤を強いられているのに、通勤手当が少なすぎる。

 

統計的にはアベノミクスによる好景気が続いていますが、それを下支えしているのは低賃金で働く労働者です。こんな状況にいつまでも耐えつづけることはできません。アベノミクスで雇用が改善された今こそ転職を考えるべきかもしれません。

人間関係が上手くいかない

「人間は社会的存在である」といわれるように、私たち人間は社会という集団の中で生活しています。
そんな私たちにとって切っても切れないのが人間関係という「しがらみ」です。
私たちの職場では、地位や立場がちがう人々と共に仕事をしなければなりません。職場の人間関係が上手くいかないのは、仕事だけでなく生活をも脅かす重大問題です。
上司や部下、あるいは職場の同僚に対して以下のような不満を抱くようになると、悩みは非常に深刻です。

上司に対する不満

  • 無責任な気分屋で、時と場合によって言うことがコロコロ変わる
  • めちゃくちゃ適当な指示しか出さない
  • 提出した書類にいちいちケチをつける

部下に対する不満

  • 何度注意しても同じミスをくり返し、謝罪も反省も全くしない
  • 上司の指示や命令を全然聞かない
  • 自発的な報告や連絡がなく、こちらから問い詰めなければ仕事の進捗状況などを伝えてこない
  • 成果主義や中途採用で年上の部下ができてしまった

同僚に対する不満

  • 自分一人だけが除け者扱いされる
  • 仕事ができない同僚が先に昇進する
  • 陰でこそこそ悪口を言われる

労働時間に関する不満

政府が進める「働き方改革」では、長時間労働の是正が喫緊の課題とされています。しかし、人手不足やコスト競争など、今の日本企業には解決が困難な課題が山のようにあります。
長時間労働+低賃金という過酷な労働条件の是正は容易ではありません。
景気回復はありがたいけれど、仕事ばかり増えて残業や休日出勤もあたりまえで有休も使えない。そんな状態が長く続くと、以下のような問題に直面します。

 

  • 家族や友人と過ごす時間が少なくなり、プライベートの人間関係が悪くなってしまった
  • 土日も休めず、リフレッシュができない
  • 睡眠時間を削られ、心身の不調が常態化している

 

 

以上のような状態のまま放置すると自殺や過労死にいたる危険もあります。
それでもあえてポジティブに考えれば、労働時間が長いほうが仕事のスキルが上がり、終わったときの達成感も大きいかもしれません。
一方で、ワーク・ライフ・バランスが取れず、体を壊して職場を去る人が少なくないのも確かです。

社風が合わない

会社にはそれぞれの「社風」があります。「社風」とは職場の雰囲気のようなものです。明文化されていない規律や慣習ともいえるでしょう。雰囲気がゆったりしている職場もあれば、勤務中はピリピリした緊張感が漂い、私語もままならない雰囲気の職場もあります。このような社風は、社内の人間関係にも影響します。
以下に例としてあげる問題は、昭和の時代には福利厚生の一環でしたが、現代では「大きなお世話」だと感じる人も少なくありません。

 

  • 飲み会が多く、強制的な雰囲気なので抜けることができない
  • 経営陣に保守的な人が多く、新規の事業にチャレンジできない
  • 連休に社員旅行や会社主催のイベントが多く、プライベートな時間を削られてしまう

 

 

社風が合わなければ、職場の居心地が悪くなってしまいます。そのために、仕事や賃金には不満がないのに転職を考える人もいるようです。

辞めるときの相談相手

仕事を辞めることに迷いがあるうちは、誰かに相談したくなるかもしれません。
辞めるべきか、それとも残るべきか。辞めるとしたら、いい転職先がないかどうか。
そんなことを気軽に相談できる相手は限られます。考えられるのは以下ようなの人たちでしょう。

 

  • 同期や上司
  • 信頼できる社外の人
  • 転職エージェントやハローワーク

 

 

同期や上司に相談

悩みが仕事の問題だとしたら、同じ部署の人に相談するのは決して悪いことではありません。自分と同じ職場で同じ年月を過ごし、仕事の内容や職場環境なども熟知しているからです。
あなたが転職したあとで、その影響がどこにどう及ぶのか、そのようなことも同僚や上司なら正しく推察できるはずです。
特に上司は先輩であり、仕事に長く従事していて知識と経験が豊富です。部下の悩みを解消するために力を貸してくれるかもしれません。部下として上司を信頼できるなら、相談する価値はあるといえます。
一方で、部下の退職は上司にとっては汚点になります。部下が辞めたいといえば、全力で引き止めるかもしれません。あるいは部下の気持ちを知った時点で「やる気がない」とみなして、それ以後は徹底的に突き放すかもしれません。
その点は人によりけりではありますが、上司という立場上、部下だけでなく、会社に対しても責任を負うことも忘れてはいけません。

社外の人への相談

信頼できる相手であれば、社外の人に相談するのもよいアイディアです。あなたの職場には精通していないかもしれませんが、そのぶん別の視点に立ったアドバイスがもらえるかもしれません。
家族に相談するのもよいでしょう。あなたの性格をよく知っている人であれば、相談するだけでも、ストレスが解消できる可能性もあります。
ただし相手はこちらの職場を知らないだけに安易なアドバイスをしにくい立場でもあります。相談相手が家族の場合、転職よりも生活の安定を第一に考えてほしいと願うはずです。
家族に相談するときは、転職するかどうか迷っていることを打ち明けて、相手の反応を打診する感じで相談してみるのが一番かもしれません。

転職エージェントやハローワーク

同僚や上司、友人や家族は立場上、どうしてもアドバイスが無難な方向になってしまいます。それでも転職したい気持ちがあるなら、その道のプロに相談するのもひとつの手です。転職エージェントやハローワークの担当者は、仕事を斡旋するプロとして、数多くの転職希望者に新しい生き方を提供しています。あなたが転職に成功するタイプか、それとも失敗するタイプかも、経験的に分かるはずです。仕事を辞めたいなら、その道のプロに相談するのが一番と言えます。

新卒で辞める際に考えられること

日本の雇用状況が改善した結果、新規大卒就職者の3年以内の離職率が年々高くなってきています。
厚生労働省の調査によると、従業員千人以上の大企業でさえ、4年未満で辞めてしまう新規大卒就職者が3割近くに達しています。
新卒者がじゅうぶんなスキルや実績を築く前に辞めてしまうのは決して良いことではありません。一方で、最初の就活で人生の進路を誤ったとしたら、悩んで時間を無駄にするよりも早く修正したほうが良いともいえます。
そこで、新卒で入った会社から転職する場合と、会社を辞めずに勤め続ける場合のメリット、デメリットをまとめてみました。

会社を辞めて転職するメリット

新卒就職者が転職してよい結果が出る場合としては以下のようなケースがあります。

 

  • 違法な長時間労働やサービス残業、上司や先輩のイジメやパワハラから解放される
  • 会社が倒産しそうな場合、最悪の事態に陥る前に転職先を見つけられる

 

 

このようなブラック企業に勤めていると精神的に負荷がかかり、心身ともに疲弊してしまいます。心と体が壊れる前に転職することは、その後の人生に大きなメリットになるでしょう。
もちろん、それは極端な例ですが、本当にやりたい仕事があれば、転職も良い経験になりますし、円満に転職できれば、人間関係の幅を広げることにもつながります。新しい環境で自分自身の可能性を再発見することができるかもしれません。
企業の人材不足が深刻化している今こそ、転職の大きなチャンスといえます。

会社を辞めて転職するデメリット

転職にはさまざまなメリットがあります。ただし、それは希望にかなう転職先が見つかったときの話です。
良い転職先が見つからない可能性も決して低くはありません。それが転職の最も大きなデメリットです。
そのほかにも以下のようなデメリットが考えられます。

 

  • 新卒就職後数年で会社を辞めたことから、忍耐力がないと判断されるケースがある
  • 新卒就職者が1年未満で退社した場合、失業給付金を受けとることができない

 

 

新卒で入社した会社を辞めれば、キャリアは「ふり出し」に戻ります。収入も新卒者の初年度レベルに逆戻りするかもしれません。
再就職がうまくいかなければ、経済的にも苦しくなります。転職は冷静に判断するようにしましょう。

会社を辞めないメリット

今の会社がよほどのブラック企業でもなければ、辞めないメリットも当然あります。仕事に対する不満や、人間関係のストレスなどがあるとしても、あっさり辞めてしまうより解決策を講じて勤めを続けたほうが良い場合も考えられます。
具体的なメリットとしては以下のようなことがあげられます。

 

  • 給料が途切れない
  • 年金や健康保険などの負担が減る
  • 正社員の場合、ボーナスがある

 

 

会社を辞めてしまったら、次の仕事が見つかるまでは給与を受け取ることができません。
年金や健康保険料も自己負担となります。ボーナスが支給される会社では、当然それもありません。
勤務期間が短ければ、失業給付金もわずかしかありません。仕事を辞めたとたんに収入は激減します。仕事のスキルも伸びません。
会社を辞めたい理由が切実なものでなければ、勤めを続けるほうがメリットが大きいといえるでしょう

会社を辞めないデメリット

新卒就職者が会社を辞めたいと思いながらも、いやいや踏みとどまるとすれば、以下のようなデメリットに遭遇することが考えられます。

 

  • 慣れない職場環境でつらいストレスに耐えなくてはならない
  • 新人ゆえに良い相談相手に恵まれず、精神的にどんどん追い込まれる可能性がある
  • 覚えることが多すぎて、自由な時間が確保できない

 

 

辞めないデメリットとは要するに、つらい現状から逃げられないことです。まだ新人も同然なのに、仕事に対するモチベーションよりも、辞めたい気持ちの方が強くなっているとしたら、そのまま勤めを続けても、良い方向に変化することは見込めないでしょう。ふつうなら最も成長が早い時期に地位もスキルも伸びないとしたら、現状維持というよりは劣化です。自分自身の心と体の健康も考えて、今後の進路を決めるのがよいでしょう。

仕事を辞めたいと思ったときの対処の仕方に関するおさらい

  • 会社を辞めたい理由で多いのは、地位や給与に対する不満、人間関係、労働時間、社風との不一致などがある。
  • 辞める前に相談する相手として、同期や社外の人、転職エージェントなどがよい。上司の場合、人によってはその後の仕事がやりにくくなる可能性もある
  • 新卒で転職するメリット:勤務先がブラック企業であれば、心身に異常をきたす前に脱出できる、若いうちに進路を修正できる
  • 新卒で転職するデメリット:忍耐力がないと見なされる、次の仕事がすぐに見つかるかわからない
  • 会社を辞めないメリット:安定した収入を維持できる
  • 会社を辞めないデメリット:つらい現状から逃れられない、収入がなくなる

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業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

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