指先のおしゃれとしてネイルを楽しんだり、エチケットとしてネイルケアをする人が増える中、ネイリストを目指す人も多くなっています。

この記事では、ネイリストの仕事内容やなるための道のり、ネイリストとして就職するのに有利な資格、活躍の場などについて解説します。

ネイリストとは


ネイリストは、爪の手入れと装飾を行う仕事です。

ネイリストの仕事いうと、ネイルアートなど華やかな装飾を施す技術だけに目が向きがちですが、爪の健康を守り美しい自爪を維持するネイルケアも大切な仕事です。

欠けたりヒビが入ってしまった爪を補修するのもネイリストの仕事のひとつで、リペアと呼ばれます。

ネイルサロンに来店するお客様はさまざまなことを求めています。「爪を綺麗にしてほしい」というのは共通ですが、日常から離れてリラックスしたい人、ラグジュアリーで特別な時間をネイルサロンに求めている人など、付加価値を期待しているお客様も多くいます。

また、家事がしやすくてなおかつカワイイ爪、仕事上の理由で派手なネイルはできないけれど女性らしい指先にしたいなど、事情や要望も人それぞれです。

ネイリストは、ネイルの高い技術を持っているのはもちろんのこと、お客様の求めていることを汲みとる力や、お客様にくつろいでもらえる空気感を演出するホスピタリティ精神などが求められます。

ネイリストの仕事内容

ネイリストの仕事は、大きく分けて「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」があります。

■ネイルケア
ネイルケアとは、爪のお手入れのことで、マニキュアやジェルネイルをする下準備として大切な工程です。ネイルケア単体でのメニューを準備しているサロンも多く、仕事の都合でカラーが難しいなどの理由で、ネイルケアだけをしにサロンに訪れる人もいます。

ネイルケアの一般的な施術は、甘皮の手入れをして爪の形を整え、爪の表面を磨いていきます。さらに手のひらと甲をマッサージして血行をよくし、パラフィンパックで保湿、仕上げにキューティクルオイルを塗って整えます。

ネイルケアをすることで、カラーが綺麗にのる下地作りの意味があるほか、爪の割れや二枚爪を防ぎ、健康で美しい爪を保つことができます。マッサージによる血行促進やリラクゼーション効果ものぞめます。

■カラーリング
ネイルカラーは、爪にジェルネイルやネイルポリッシュ(マニキュア)で色を付けていく工程です。

ジェルネイルは合成樹脂でできたジェルを爪に塗り、専用のライトを当てて硬化させる手法です。サロンのカラーリングではジェルネイルが主流になっています。

ツヤと厚みがある風合いが特徴で、一度施せば2~3週間は持つところが人気を呼んでいます。ポリッシュのように除光液で落とすことができないので、落としたりカラーのチェンジは基本的に再びサロンで行います。

ポリッシュは爪にカラー剤を塗って仕上げるもので、除光液で簡単に落とせ、施術時間が短いのが便利な反面、数日ではがれてきてしまいます。

■ネイルアート
ネイルアートは、樹脂やラインストーンなどを用いてデザイン性のある爪に仕上げるものです。ネイリストの腕の見せ所ともいえるでしょう。

お客様の希望とかけ離れないように、しっかりとカウンセリングを行っておくことが欠かせません。

■その他の仕事
このほかにも、ホームページに掲載したり見本として使うネイルチップの作成、サロンの掃除や整頓、備品の管理や発注、予約の受付や調整、広報活動など、こまごまとした仕事も日々こなしていくことになります。

ネイリストになるには

御社

専門学校やスクールで技術を身に付ける人が多い

ネイリストになるスタンダードな方法は、専門学校やスクールに通って技術を身につけ、ネイルサロンなどに就職するという道です。

ネイリストには必ず取得しなければならない国家資格は存在しないので、必ずしも学校に通う必要はありません。しかし、専門学校やスクールに通うことで基礎的な知識と技術をひととおり効率的に学べることから、ネイリストを目指すには専門学校やスクールに通う人が多くなっています。

専門学校ではネイリストに必要な基礎知識と技術をまんべんなく学べますし、ほかの人と一緒に学んだり生徒同士で実践を行うことで刺激し合い成長する効果が期待できます。取得しておくと就職に有利と思われる資格取得支援制度も整っています。

専門学校やスクールに通学するのが難しい場合には、通信講座など利用して独学で学ぶ方法もあります。費用が安く済み時間の制約がないので、別の仕事をしながらネイリストを目指す人などには学習しやすいのがメリットです。

しかし、独学では実技部分の学習が難しくなります。ネイリストの基本的な検定試験では「筆記試験」に加えて「実技試験」もあるので、独学に加えてスクールの短期集中講座などを利用するのが理想です。

技術を習得後、ネイルサロンに就職する

スクールや専門学校などで技術を習得した後は、ネイルサロンに就職するのが一般的です。

ネイルサロンの中には、研修制度が充実していて働きながらネイリストとしてのスキルを習得することができる環境を用意しているところもあります。

ただし、全くの未経験の場合は見習いとしてアルバイトからのスタートとなるケースが多く、受付業務や雑務をこなしながら一人前のネイリストを目指すことになります。

基本的に学歴不問

ネイリストになるのに学歴は関係がないと考えてよいでしょう。代表的な検定試験の受験資格に大卒などの学歴を定めているものはありませんし、ネイリストの求人でも学歴を条件にあげているところはほぼ見受けられません。

学歴よりもネイリストとしての技術、接客力が重視される仕事です。

ネイリストへの就職に役立つ検定・資格

雇用契約書
ネイリストに必須の国家資格はありませんが、代表的な資格を取得しておくことで基本的な知識と技術を有していることの証となり、就職、転職に有利になることが考えられます。独立開業を目指す人も、開業時に信頼を得る要素のひとつとなります。

JNECネイリスト技能検定

JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が運営する資格です。ネイリストの資格として最もメジャーなものといえるでしょう。

1997年にスタートして以来、令和1年10月現在で受験者数は累計で約82万人、有資格者数は約50万人に上っています。

資格は1級・2級・3級に分かれています。

【1級】トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識
【2級】サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識
【3級】ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識

2級以上のレベルを取得すれば、ネイリストとしての基礎知識を身につけているとして認められるでしょう。

試験は筆記試験と実技試験で、3級の受験資格は特になく、義務教育を修了していれば誰でも受験できます。2級と1級は下位級に合格していることが必要です。

JNAジェルネイル技能検定

JNA(日本ネイリスト協会)が運営する資格です。資格は初級・中級・上級に分かれています。

【初級】ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術の修得
【中級】ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門知識と技術の修得
【上級】ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術の修得

プロのネイリストとして働くのであれば、2級以上の取得を目指しましょう。

試験は筆記試験と実技試験で、初級の受験資格は特になく、義務教育を修了していれば誰でも受験できます。中級と上級は下位級に合格していることが必要です。

ネイルスペシャリスト技能検定

インターナショナルネイルアソシエーションが運営する資格です。学生、初心者を対象としたA級・SA級、プロフェッショナルを対象としたPA/AA/AAA級の2つに分かれています。

試験は筆記試験と実技試験で、受験資格は特になく、義務教育を修了していれば誰でも受験できます。A級の認定がなくてもSA級を、A級・SA級の認定がなくてもPA/AA/AAA級を受験することが可能です。

筆記試験は、各級ともに出題50問(1問2点)のうち40問以上正解(80点以上)で合格となります。
実技試験は、A級・SA級は80点以上で合格、PA/AA/AAA級は、実技試験は60点以上でPA級、70点以上でAA級、80点以上でAAA級に認定されます。

ネイリストの給料・年収

平均月収
ネイルサロンで働くネイリストの給料は、月給で20万円程度からのスタートが多いでしょう。未経験から入社した場合は、研修期間はもう少し低くなることもあります。逆に一人前になって指名がとれれば、インセンティブが入るお店もあります。

未経験者は初めはアルバイト採用というケースも少なくなく、アルバイトの時給は1,000円~1,300円程度でしょう。

あまり高い給料は期待できないネイリストですが、ネイリストの働き方はサロン勤務だけではありません。経験を積んで独立開業する人も珍しくありません。フリーでネイリストをしながらスクールの講師をしたりネイルチップを作成してネット販売したり、働き方を工夫することで収入アップものぞめます。

ネイリストの勤務体系と休日


サロンに勤務するネイリストの勤務時間や休日は、サロンの勤務体系によります。繁華街のサロンは夜遅くまで営業している店が多く、勤務は早番、遅番のシフト制を採用しているのが一般的です。

住宅街の主婦層を対象にしているようなサロンで営業時間がさほど長くなければ、早番、遅番はなしのフル勤務を採用している店が多いでしょう。

土日を休業としているサロンは少ないので、休日は交代で取得するのが一般的です。

ネイリストの将来性

過日
日本ネイリスト協会の『「ネイル白書2020」最新ネイル市場 調査結果 概要』によれば、ネイルサービスの市場規模は年々増加しています。女性だけでなく男性がエチケットとして爪の手入れをしたり、高齢者がネイルを楽しむなど新たな市場も広がっており、近い将来にネイリストの需要がなくなることは考えにくいといえます。

ネイリストとして長く活躍していくためには、ネイルの技術にとどまらず、マッサージやアロマを学ぶなど、付加価値を提供できることも武器になるでしょう。

ネイリストがおもに勤める場所

せわしない
ネイリストが働く場所として一番スタンダードなのはネイルサロンです。正社員として働くほか、契約社員やアルバイトでの働き方もできる職種で、ライフスタイルが変わっても雇用形態を変えることで続けやすい仕事ともいえます。

サロン勤務で経験を積んだ後には、独立開業をするネイリストも多くいます。大規模な施設は必要としないため、自宅の一室を利用してのサロンを開業することも可能です。

フリーランスで仕事をするネイリストもいます。撮影やイベントに出張して施術したり、美容室やエステサロンの一角を間借りして、プチネイルサロンのように仕立てる方法もあります。

スクールの講師と兼任している人やネイルチップをネット販売する人、動画を配信する人などもいます。工夫次第で多彩な働き方ができるでしょう。

まとめ この記事のおさらい

  • ネイリストは、ネイルケア、カラーリング、ネイルアートなど、爪の手入れと装飾を行う仕事です。
  • ネイリストになるにはスクールに通うのが一般的ですが、独学や未経験からサロンに就職する道もあります。
  • ネイリストに必須の資格はありませんが、代表的な資格を取得しておくと就職や独立開業時の信用に繋がると考えられます。
  • ネイリストの活躍の場は、ネイルサロンがスタンダードですが、独立開業する人やフリーランスで働く人も珍しくありません。
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