働くことは嫌いじゃないんだけど人との関わりが苦手…という人は案外多いものです。実際に職場での人間関係は退職理由の上位に常にあがっています。
誰ひとりまったく関わらない仕事は少ないかも知れませんが、最小限の関わりですむ仕事は意外と見つかるものです。この記事では、人と関わらない仕事について、正社員の場合、フリーランスの場合に分けてそれぞれ紹介します。また、人と関わらない仕事のメリットとデメリットも考えていきます。
目次
正社員で働く、人と関わらない仕事8選

トラックの運転手
トラック運転手の仕事は、長距離、中・近距離、ルート配送に分けられますが、最も人と関わらないのは長距離ドライバーです。定期的に決まった配送先を訪れるルート配送は配送先の人と顔見知りになり、コミュニケーションに気を使うことも出てきます。宅配便の配送も大勢の個人のお客様とやりとりをするので、人が苦手な人にはあまり向かないかも知れません。
長距離ドライバーなら一度荷物を積めば目的地までは車の中でひとりで過ごせます。長距離ドライバーとして働くなら大型免許を取得しておくことをおすすめします。
タクシーの運転手
タクシー運転手はお客様を乗せるのが仕事ですので、まったく人との関わりがない仕事ではありません。しかし、職場の人と1日一緒ということがないので人間関係に気を使うことがありません。
もちろんお客様とは行き先の確認や料金のやり取りなど最低限の会話をする必要はありますが、お客様側から話してこなければ無理に世間話などをする必要もありませんし、複数人で乗車する人は仲間同士で話をするので運転手が関わることは少ないです。
新聞配達員
新聞配達の仕事は、ひとりでバイクや自転車で配達先をまわってポストに投函すればよいので、人と関わることがほとんどありません。仕事を始めてすぐは先輩についてルートを覚えなければなりませんが、すぐにひとりで任されるようになります。営業所で折込チラシの準備をする間は他の配達員と顔を合わせますが、人と関わるのが苦手な人が多い業界なので、それほど深い関わりになることはないでしょう。
ただ、会社によっては営業や集金の仕事もしなくてはならないことがあるので、初めに確認をしておく必要があるでしょう。
自動販売機のドリンク補充員
自動販売機のドリンク補充員は、販売機をまわってドリンクの補充とゴミの回収、機械のチェック、売り上げの集金を行うのがおもな仕事です。朝と夕にドリンクや売上金の受け渡しで仕事場に行くだけで、あとは基本的にひとりで決められた場所をまわるので気楽です。車の運転が得意な人にも向いているでしょう。
警備員
警備員には、施設警備員、交通警備員、イベント会場の警備員などがありますが、中でも一番人とのかかわりが少ないのが施設警備員です。
施設警備員は、オフィスビルやショッピングセンターなどで施設内の巡回や出入り管理、防犯モニターの監視をするのが主な仕事です。施設によっては夜勤を含む交代勤務になる場合があるので、夜勤はちょっと…という人は勤務時間をよく確認する必要があります。
清掃員
オフィスビルや商業施設、公園などの清掃を行う清掃員の仕事は、基本的にひとりで仕事を進めることが多いです。お客様と接することもほぼなく、仕事中はもくもくと清掃を続ければよいので、ひとりでの作業が好きな人には向いているでしょう。
ビルメンテナンス
オフィスビルや商業施設など、ビルの施設を保守管理するのがビルメンテナンスの仕事です。電気設備・空調設備・ボイラー設備などの日常管理や保守点検、修繕を行います。裏方の仕事なのでさほど人と関わることはありません。ボイラー技士や電気工事士の資格を持っていると就職に有利でしょう。
ガスや水道などの検針員
検針員は、各家庭をまわってガスや水道の使用量を検針する仕事です。基本的に担当地域をひとりでまわるので、建物の管理人さんに挨拶をするくらいで人と関わることはほとんどありません。性別や年齢に関わらず働ける仕事でもあります。
フリーランスで働く、人と関わらない仕事6選

在宅ワーク(データ入力やイラスト作成など)
在宅ワークにもいろいろな種類がありますが、データ入力やイラスト作成などの比較的専門性の低いものは、在宅ワーク初心者が始めやすい仕事でしょう。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスが盛んになって、自分に合った仕事を見つけやすくなりました。仕事の依頼~納品までWebで完結する仕事がほとんどですので、誰かと顔を合わせる必要はほぼありません。
Webライター
WebライターはWebメディアに掲載される記事を書く仕事です。基本的にパソコンひとつあればどこでも仕事が可能で、在宅で仕事をしている人がほとんどです。
Webデザイナー
Webデザイナーは、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを使用してWebサイトのデザインを作る仕事です。フリーで働く人が多い職業で、基本的にパソコンがあればどこでもできるので、自分の好きな場所や時間で働くことが出来ます。
ただ、クライアントとの打ち合わせに同席するケースもあります。Webライターと比べると少し人との関わりが多いかも知れません。
アフィリエイター
自分のホームページやブログに広告を貼り、広告をクリックした人が商品を購入したりサービスに申し込んだりすることにより報酬を受け取るのがアフィリエイターです。自分が直接商品やサービスを売るわけではないので顧客と関わることもありません。
気軽に始められる仕事ですが、収入の保証はない不安定なところがあります。また、自分のサイトやブログを閲覧させやすくする技術や、惹かれる文章を書くセンスも必要です。
YouTuber
YouTuberは、YouTubeに動画をアップして広告収入を得る仕事です。誰かに強制されるわけではありませんので、自分のペースで仕事をすることが出来ます。
人気が出れば動画1本で何十万円も稼ぐことのできる近年人気の職業ですが、収入の保証がなくYouTuber1本で生活していくのは相当の運と努力が必要になります。
個人投資家
株や不動産などに投資して資産を増やしていくのが個人投資家です。ある程度の資金とパソコンがあればだれにでもすぐに始められます。
ただ、金融や世界情勢について常に勉強を続けていないと投資で儲け続けることは難しいといえます。資産をすべて失いかねないリスクの大きい仕事だということは覚悟をする必要があります。
人と関わらない仕事を選ぶメリット
人と関わらない仕事には、メリットとデメリットがあります。まずは人と関わらない仕事を選ぶメリットからみていきます。
人間関係のストレスが少ない
人と関わらない仕事を選ぶ一番のメリットは、人間関係でストレスを抱えることがないことでしょう。職場の人間関係は退職理由の上位にあがるほどで、悩みを抱えている人が多いことが分かります。また、接客業などでお客様と頻繁に関わることでストレスを感じる人もいるでしょう。
本来の仕事とは別の部分でストレスを感じてパフォーマンスが落ちるのは残念なことです。人と関わらない仕事を選ぶことで、面倒な人間関係から解放されて本来の仕事に集中できます。
自分のペースで作業を進められる
人と関わらない仕事は自分のペースで仕事が進められるのがよいところです。人数が多い職場では、人と休憩のペースを合わせなければならなかったり、予期しない仕事を急に振られたりすることにストレスを感じる人も多いでしょう。人と関わらない仕事はそんな心配が少なくて済みます。
人と関わらない仕事を選ぶデメリット
人と関わらない仕事はストレスが少なく、ひとりが好きな人には快適ですが、デメリットもいくつか考えられます。
人脈が広がらない
人と関わらない仕事のデメリットのひとつは、人脈が広がらないことです。挨拶をする程度、業務連絡をする程度の関わりしか持たずに過ごしていると、人との繫がりがほとんどなくなっていってしまいます。
人脈ができていれば、何かに困ったときに力になってくれる人がいます。人と関わるのが苦手だから人脈なんて必要ないと思う人もいるかもしれませんが、何かのタイミングにふと、不安を感じることもあるのではないでしょうか。
単調な仕事や肉体労働が多い
人と関わらない仕事は、どうしても単調なものや肉体労働が多くなります。複雑な内容の仕事はどうしても大勢の人が関わり、コミュニケーションをとる場面も多くなります。単純作業は一度覚えてしまえば基本的に同じことの繰り返しなので、人と関わらなくて済むのです。
ただ、黙々とひとりで作業をするのが好きな人、体を動かす仕事が得意な人にとっては、デメリットにはならないかもしれません。
トラブル時には自分ひとりで対処しなくてはならない
人と関わらない仕事は基本的にひとりで作業をしますから、なにかトラブルがあったときには自分ひとりで対処しなくてはなりません。これは人と関わらない仕事の一番のデメリットといってもよいかもしれません。
もちろん会社に属していればだれかが応援に来てくれますが、それまでの初期対応は自分でしなくてはなりません。
人と関わらない仕事についてのまとめ
・トラックの運転手
・タクシーの運転手
・新聞配達員
・自動販売機のドリンク補充員
・警備員
・清掃員
・ビルメンテナンス
・ガスや水道などの検針員
・データ入力やイラスト作成などの在宅ワーク
・Webライター
・Webデザイナー
・アフィリエイター
・YouTuber
・個人投資家
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