この記事では、履歴書における「TOEIC」の書き方やアピールできる点数は何点からか、記載してい良い有効期限はあるのか、TOEICに関係するその他の英語能力テストなどについて解説します。

就職や転職などに有利と言われているのが「TOEIC」です。実際に使える英語力が判断できると評価の高いテストですが、一体何点取れば価値を認められるのでしょうか?

「TOEIC」は信頼性の高い国際基準の英語能力テストです。この記事を通して、「TOEIC」についての正しい知識を学び、就活や転職にお役立てください。

履歴書へのTOEICスコアの正しい書き方

では、実際に履歴書へのTOEICスコアの正しい書き方を紹介します。

一般的な履歴書では、資格欄にTOEICスコアを記載しますが、「TOEIC○○〇点」とだけ書くのはNGです。
資格欄には、以下のように試験日と正式名称を記入します。TOEICの正式名称は「TOEIC公開テスト」です。

2016年7月 TOEIC公開テスト 720点取得

TOEICの試験には、企業や学校が団体で受けられる特別団体受験(IPテスト)があります。公開テストと内容は変わりありませんが、過去の問題からの出題や、公式認定証が発行されないなどの理由から、IPテストに対して低い評価をする企業もあります。

TOEICをIPテストで受験した場合は、公開テストと区別するために「TOEIC IPテスト ○○○点取得」と記入します。

また、TOEICの試験を数回受けた場合は、全部を記載する必要はありません。もっとも良いスコアの試験を選んで記入してください。

資格欄には、TOEIC以外の英語能力テストも記載しておくのも効果的です。
例えば、英検2級や1級なども良いでしょう。また、後述する「TOEIC S&W」など評価を加えるとより説得力が増すはずです。

TOEICは何点以上で履歴書に書ける?

TOEICスコアが何点以上ならアピールできるかは、企業によって差はあります。英語力を求める企業であれば、それなりの点数は必要でしょう。

TOEICスコアは英語力をアピールするために履歴書に記載するものですから、平均点以上でなければ記載する価値があるとは思えません。
例えば、英検2級なら「まあまあできる」と判断されますが、英検3級ではあまり説得力はありませんね。同様にTOEICスコアも評価基準を理解してから記入することが大切です。

TOEICスコアの平均は、584点

2018年6月から2019年5月に実施されたTOEIC公開テストの平均点は584点です。
これは、2010年から2年間の平均点574点に比べると10点も高く、2016年からは、578年、582点、582点と横ばいの状態が続いています。

一般的な目安としては、TOEICスコア500点から600点未満は、英検2級程度で基礎的な英語力があるレベルです。
600点から700点未満は、上場企業の一般社員に求められるレベルと言われています。

つまり、TOEICスコアが最低でも600点以上でなければ、履歴書に記載するメリットはないでしょう。

大企業や海外取引のある企業は、700点以上あると有利

TOEICスコア700点から800点未満は、英語で十分にアピールできるレベルです。大企業の国際部門では700点以上は必要としているところも少なくありません。
800点から900点未満なら、英検準1級ぐらいの英語力があり外資系企業も問題ありません。

900点以上であれば、極めて英語力がある人材として大企業でも大歓迎されるでしょう。
ちなみに、TOEIC900点以上は全体の3~4%ぐらいしかいません。

業界や各企業によって求められるスコアは異なる

グローバル化が進む現在、英語力を重要視する企業も増えています。最近では、TOEICスコアを採用基準にしている企業も多くなっています。

しかし、700点以上の高いスコアを基準にしている企業だけではありません。業界や企業によって基準はさまざまです。

一般的に海外との取引の多い電気・精密機械などの製造業や商社などでは英語力が求められます。
また、企業では、昇進などにおいてもTOEICスコアが重要な基準になっているところも多くなっています。

TOEICスコアを採用基準にしている企業の場合、最低でも600点以上のスコアは求められるでしょう。
つまり、平均点以上の英語力をつけておく必要があります。

また、850点以上のNTTコミュニケーションや、860点以上の野村ホールディング、900点以上のサムソンなど、非常に高いTOEICスコアを採用基準にている企業もあります。

嘘のスコアを書くと、内定取り消しになるケースも

TOEICスコアが評価に大きく影響する就職状況で、採用基準にないからとつい点数をごまかして記入してしまう就活生もいるかもしれません。

この場合、内定が決まったからと言って安心はできません。後日担当者からTOEICの認定証の提示を求められたらアウトです。万が一求められなくても、嘘はどこかでバレるものです。

たとえ労働契約書を結んだとしても、選考での嘘は内定取り消しの正当な理由になるのです。

運よくバレずに就職したとしても安心はできません。TOEICスコアが高ければ、当然営業力が活かされる職場に配属されるはずです。実際の現場で英語力の未熟なことが判明してしまうかもしれません。

また、最近は企業でTOEICを受けるところも増えてきました。その点数が低ければ、当然疑問視されるでしょう。

嘘が分かれば、昇進などにも影響します。なによりも、嘘がバレないかと日々ドキドキするような時間を過ごすのは大きなストレスになりますね。

TOEICスコアに有効期限はある?

運転免許証のように、TOEICスコアにも有効期限はあるのでしょうか?
答えは、「NO」です。TOEICスコアに有効期限はありません。ですから、何年前のスコアでも履歴書に書くことは可能です。

世間では、「TOEICスコアの有効期限は2年」という説がありますが、これは公式認定証の再発行期限が「試験日から2年以内」が誤解されて伝わったようです。

但し、最近では「〇年以内のTOEICスコア」を条件にしている企業もあります。あまり古い時点でのスコアは信頼性も薄くなるので、極力直近のスコアを記載するのがベストです。

一般的には、2年以内のスコアを書く

前述したように、公式認定証の再発行期限が2年ですから、一般的には2年以内のスコアを書くのが良いでしょう。
2年以上受験していない人は、履歴書の提出時期に間に合うよう再度チャレンジすることをおすすめします。

履歴書に間に合わない場合は、2年以上過ぎたスコアでも書いておきましょう。もし、面接の担当者に質問された場合は、今回は間に合わなかった旨を伝えます。

TOEICに関連した英語能力テスト

TOEICは、Test of English for International Communicationの略称で、厳密に言えば3つの種類のテストに分かれます。
一般的にTOEICテストと呼ばれているのは、「TOEIC Listening & Reading Test」のことで、これまで紹介したTOEICスコアはこのテストの結果のことです。

これ以外のテストが「TOEIC Bridge」と「TOEIC S&W」です。

TOEIC Bridge

TOEIC Bridgeは、一般的なTOEICがビジネスを中心に出題されるのに対して、日常的な内容から出題される英語初級者から中級者向けのテストです。
「Bridge」にはTOEICへの架け橋という意味があり、TOEICを本格的に受験する前のテストという意味合いが強くなっています。

TOEIC Bridgeテストは、リスニング(約25分・50問)、リーディング(35分・50問)、合計約1時間で100問の形式になっています。解答はすべてマークシートになっています。

一般的なTOEICテストが2時間200問ですから、比較的やさしいテストと言えるでしょう。まずは、TOEIC Bridgeで自分の英語力を測定してみることも大切ですね。

TOEIC S&W(Speaking & Writing)

TOEIC S&Wは、ビジネスの現場や日常生活における英語のコミュニケーション能力を測定する目的で設定されたテストです。
スピーキングとライティングが各200点で合計400点、試験会場に用意されているパソコンとヘッドセットを使用しておこないます。
試験時間は、スピーキングが20分、ライティング60分です。

テスト結果は、スコアだけでなくスピーキングで8段階、ライティングで9段階の能力別評価があります。さらに、スピーキングでは「発音」「イントネーション」「アクセント」の3段階でも評価されます。

また、TOEIC S&Wは、TOEICテストが13開始の1回だけに対して、10時開始と14時開始の2つがあり、スピーキングテストだけの受験も可能です。

グローバル社会において「英語を話す力」はますます重要になっています。TOEICテストだけでなく、TOEIC S&Wで高い評価が得られれば、より仕事の幅も広がります。

まとめ この記事のおさらい

  • 履歴書の資格欄には、TOEICの試験日と正式名称(TOEIC公開テスト)を記入します。
  • 学校や会社が団体で申し込んだTOEICテストは、「TOEIC IPテスト」と書きます。
  • 2018年6月から2019年5月に実施されたTOEIC公開テストの平均点は584点。
  • 履歴書に書くのには、最低でもTOEICスコアが平均点以上であることが望ましい。
  • 大企業や海外取引のある企業は、700点以上あると有利ですが、業界や企業によって基準は異なります。
  • 嘘のTOEICスコアを記載した場合は、内定取り消しになる場合もあるので要注意。
  • TOEICスコアに有効期限はありませんが、一般的には2年以内のものがベスト。
  • 一般的に言うTOEICは、「TOEIC Listening & Reading Test」で、この他に、「TOEIC Bridge」と「TOEIC S&W」というテストがあります。

転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。

まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

マナラボが特におすすめする転職エージェント・転職サービスは以下のとおりになります。

それぞれの特徴を申し上げると、管理職クラス・外資希望の方ならJAC Recruitment・20代ならリクルートエージェントをおすすめします。

JAC Recruitmentはリクルート、dodaに次ぐ第三の売上規模を持ち、外資系に関してはTOPの人脈を持ちます。自分の実力を活かせる場を探している方は特におすすめです。

JAC

年収アップを実現したい方に。外資系企業への転職はJAC Recruitment

また、ハイクラスは他にビズリーチもございます。

ビズリーチ

リクルートエージェントは最大手で、まず転職すべきか、今の会社の方がよいのかの相談に乗っていただけます。転職案件は各年齢全般に渡って用意しているのも最大手ならではです。まずはご自身の経歴から、適正の年収なのかを相談していみてはいかがでしょうか?

r-agent

dodaは転職サイトとエージェントの両方の側面をもっています。とりあえずどんな求人があるのかな?と気になった場合はdodaがおすすめです。またdodaの登録はとても簡単でオレンジ色のボタンから必須項目を入れるだけで5分での登録が可能です。転職案件は20代から30代向けがもっとも多いようです。

またdodaには各業界の年収を知ることができるページもございます。
簡易的なものですが、一度利用してみてはいかがでしょうか。

doda