この記事では、「やる気が出ない」ことに関して、やる気がない人の特徴や原因、対処法などを考察します。

やろうと思っても「やる気がでない」ことは誰にでもよくあることです。プライベートなことならあまり問題はありませんが、仕事となると話は別です。自分の評価が下がるだけでなく周囲にも迷惑がかかってしまいます。

「やる気」がなければ、ビジネスも上手く進みません。この記事を通して、「やる気が出ない」ことの原因や対処法を学び、いざという時に役立ててください。

「やる気がない人」の特徴

「あの人、やる気ないな」と思う人は、どこにでも見かけられますが、具体的にはどのような態度や行動で「やる気がない人」と感じるのでしょうか?
その特徴をいくつかあげてみます。

無気力でボーッとしている

周りの人が忙しく働いているのに、ボーッと無気力にデスクに座っていたり、暇そうにあくびをしているような人は、どう見ても「やる気がある」ようには思えません。
「あいつ、やる気あるのか」と反感を買うことも多いでしょう。

また、挨拶しても小さな声で返事をしたり、元気なくボソボソ喋るようなタイプも「やる気のない人」に見られがちです。

時間にルーズ

遅刻したり、待ち合わせの時間に遅れたりするのも、「やる気のない人」の特徴です。学生時代なら遅刻も許されましたが、社会人になったら時間厳守はビジネスの鉄則です。
出勤での遅刻なら大きな問題にはならないかもしれませんが、取引先との約束の時間に遅れては大きな損害にもつながりかねません。
どちらにせよ、「時間にルーズ」なことはマイナスイメージであることに変わりありません。

言われたことしかやらない

与えられた最低限の仕事しかせずに、周りの人が忙しそうにしているのに、我関せずという風に定時になったらさっさと帰ってしまう。ヘルプをお願いしても嫌な顔をして協力しない、など、まさに「やる気のない人」の代表的な態度です。

このように「やる気のない人」がいるだけで、社内の雰囲気も悪くなり、仕事にも影響してしまいます。

では、なぜ、「やる気のない人」は「やる気が出ない」のでしょうか?

「やる気が出ない」原因

「やる気が出ない」原因は、大きく「モノの見方や考え方」「生理的・身体的な理由」「人間関係や物理的環境」の3つに分かれます。

「モノの見方や考え方」が原因の場合

仕事に対して積極的な人は、仕事を大きな仕事を与えられれば、「チャンス」ととらえますが、逆に「失敗したらどうしよう」などとマイナスに感じてプレッシャーになる人もいます。
仕事に対する見方や考え方は人それぞれですが、マイナスのイメージに働くと「やる気が出ない」原因になります。具体的には以下のようなケースが考えられます。

・やることが漠然としていて、何から手を付けていいのか分からない
仕事をスムーズに進めるためには、頭を整理して効率的なやり方をするのがベストです。
しかし、新しいことにチャレンジしようとすると漠然としてどこから手を付けていいのかわからなくなり、その結果、「やる気が出なくなる」人がいます。
のんびりとした国に長く赴任していた商社マンが、忙しい日本の本社に戻ってきた時にペースについていけなくて「やる気が出なくなる」ケースもよく聞く話ですね。
・やろうとしていることに対して、やる意味を見出せない
「価値観」や「やる意味」を感じれば、仕事のやる気もグッと上がりますが、全ての仕事に「やる意味」を求めるのには無理があります。
真面目な人ほど仕事に「価値観」や「やる気」を求めがちで、自分が思うような成果や結果が出ないと無力感に襲われ、これまでの「価値観」や「やる気」を見失うケースが少なくありません。
全ての仕事に対して「やる意味」を見つけるのは不可能です。それを探そうとすること自体に無理がありますね。
・燃え尽きてやる気が出ない
まさに「燃え尽き症候群」。強い使命感を持ってバリバリと働いていた人が、急に火が消えたように「やる気が出なくなる」状態です。
原因は個人によってさまざまですが、仕事熱心な人ほど陥りやすいと言われています。
また、忙しい部署からいつも定時で帰れるような部署に異動して、抜け殻のようになる人もいるようです。

「生理的・身体的な理由」が原因の場合

「お腹がすいてやる気が出ない」よく耳にする言葉ですが、お腹だけでなく「生理的・身体的な理由」で「やる気が出ない」こともあります。

・睡眠や休養が足りていない
休日出勤や残業が多く睡眠や休養が足りていないと思考も鈍りがちになり「やる気が出ない」原因になります。生活のリズムが狂っていては満足な仕事はできません。
・脳内物質が不足している
「やる気」の気は「気持ち」ですから、脳で分泌される物質が大きく関係しています。
その中でも「意欲」「運動」「快楽」に関係する神経伝達物質である「ドーパミン」は、「やる気」をもたらす脳内物質として知られています。
偏った食生活や運動不足などドーパミンの分泌を悪くする原因なるので、生活習慣には注意が必要です。

「人間関係や物理的環境」が原因の場合

上司や同僚などとの人間関係や職場環境も「やる気が出ない」原因です。

・人間関係にストレスを抱えている
人間関係は「やる気が出ない」大きな原因です。無理難題を押し付けるパワハラ上司や全てを部下の責任にして自分は一切責任を取らない上司、なんでも上司に言うがままの同僚やマイペースな部下など、ストレスが溜まるような人間関係では、「やる気」も薄らいでしまいます。
また、同僚同士の噂や陰口、最近ではSNSなどでの誹謗中傷なども大きなストレスになり、「やる気が出ない」要因になります。
・物理的環境が整理整頓されていない
デスクに山積みになった書類、整理されていない資料棚など必要な時に必要な書類や資料が出ない環境もストレスが溜まりやすくなります。家庭でも洋服や物が乱雑な部屋では、片付ける意欲もなくなりますね。整理整頓されていない環境は、「やる気が出ない」原因のひとつです。

やる気が出ない時に、やる気を出すための方法

では、「やる気が出ない」時に、どうすれば「やる気が出る」ようになるのでしょうか?
その方法をいくつか紹介します。

深く考えすぎず、とにかく行動に移してみる

あれこれ考えれば考えるほど、「やる気が出ない」状態に陥りやすくなります。「やる気が出ない」時には、仕事の価値や人間関係など深く考えずに、とにかく行動に移してみることが大切です。
また、新しいことに取り組むのも「やる気」を刺激する方法です。同じことでも、違ったやり方やより早く処理する方法などを探すのも効果があります。
その中で少しでも楽しさを感じられれば、自ずから「やる気」は生まれるでしょう。

複数のことを同時にやろうとしない

一度に複数のことをやろうとすればするほど、逆に効率が悪くなりキャパシティをオーバーしてしまいます。「やる気」を取り戻すためには、まずはひとつひとつ確実に仕事を処理することです。ひとつの達成感は、「やる気が出る」大切な要因になり、その積み重ねが「やる気」と「自信」を引き出していくのです。

一度やるべきことから離れて、軽い運動をする

「やる気が出る」ようにするには、休養も必要です。睡眠が不足しているならしっかりと睡眠をとり、一度「やるべきこと」から離れてみましょう。
そして、しっかりと栄養を取って、ウォーキングなどの軽い運動してください。正しい食生活と軽い運動は、ドーパミンの分泌にも効果があります。
心と体をリフレッシュするのが、「やる気が出る」最適な方法です。

やる気が出ない時の休日の過ごし方

「やる気が出ない」時は、休日の過ごし方も大切になります。間違っても仕事を持ち帰るようなことはしないでください。
休日の過ごし方は人それぞれですが、大切なのは「したくないことはしない」ということです。

身体をしっかりと休める

身体的な疲れが原因で「やる気がでない」人は、とにかくしっかりと身体を休めることです。夜更かしをしないで、良質の睡眠を取ることが大切です。
マッサージやリラクゼーションも効果的があります。
時間あれば、森林浴や温泉でゆったりとした時間を過ごすのも良いでしょう。

「何かしなければ」と考えない

休みになのに、掃除や部屋の整理整頓など「何かしなければ」と考えてしまう人も少なくないでしょう。しかし、「何かしなければ」にとらわれていては休養にはなりません。

「何もしない」と決めるのも休日の過ごし方です。
何もしないグダグダした1日も「やる気が出る」ためのエネルギーを溜める大切な時間です。

負担なく楽しめることをする

自分の好きなことをするのが、休日の過ごし方としては理想的ですが、映画館やコンサートなど人の多いところへ出かけるのは精神的な負担にもなります。
自分の部屋で、ゆったりとくつろぎながら、好きな映画や音楽を鑑賞することをおすすめします。
ドラマ好きなら、録画しておいたものをまとめて観るのもいいですね。

まとめ この記事のおさらい

  • 「やる気がない人」の特徴には「無気力でボーッとしている」「時間にルーズ」「言われたことしかやらない」などがあげられます。
  • 「やる気が出ない」原因は、「モノの見方や考え方」「生理的・身体的な理由」「人間関係や物理的環境」の3つに分類されます。
  • 「モノの見方や考え方」では「やることが漠然としていて、何から手を付けていいのか分からない」「やろうとしていることに対して、やる意味を見出せない」「燃え尽きてやる気が出ない」など。
  • 「生理的・身体的な理由」は、「睡眠や休養が足りていない」「脳内物質が不足している」など。
  • 「人間関係や物理的環境」では、「人間関係にストレスを抱えている」「物理的環境が整理整頓されていない」などがあげられます。
  • 「やる気を出す」方法には、「深く考えすぎず、とにかく行動に移してみる」「複数のことを同時にやろうとしない」「一度やるべきことから離れて、軽い運動をする」などがあります。
  • 休日は、身体をしっかり休めたり、「何かしなければ」という気持ちを捨て、軽い運動や自分の好きな映画や音楽を聴くなどの過ごし方が「やる気が出る」ためには効果的です。