この記事では「通訳案内士」について解説いたします。

「通訳案内士」という言葉を聞きなれないという人も多いかもしれませんが、近年訪日外国人の急増に伴い注目されている職業です。

今後ますます社会的なニーズが高まっていくことが予想される為、その仕事内容やなり方等を取り上げました。

この記事の中で何か一つでも参考になる情報があれば幸いです。

通訳案内士とは

「通訳案内士」とはどのような仕事なのかをまずは確認しておきましょう。

この項目では、「全国通訳案内士」と「地域通訳案内士」との違いや働き方についても取り上げています。

通訳案内士の仕事内容

「通訳案内士」とは「日本を訪れる外国人の観光客に対して日本の観光地や文化を案内したり、旅行中のサポートをする仕事」です。

その為高い語学力が求められるのはもちろん、日本の文化や歴史等幅広い知識が必要になってきます。

その他にも旅行スケジュールの管理やホテルの手配といったツアーコンダクターのような業務を担当することもある為、事務的な能力も必要です。

「通訳案内士」になるには国家試験に合格して資格を取得する必要がありますが、難易度が高く英語の合格者はわずか10〜20%程度だとされています。

「全国通訳案内士」と「地域通訳案内士」の違い

改正通訳案内士法が平成30年1月4日に施行され、これまでの「通訳案内士」という呼称が「全国通訳案内士」に変更されました。

この法律により「通訳案内士」の業務独占規制が廃止され、先述の国家試験に合格していない人でも有償で通訳案内業務を行うことができるようになったのが大きなポイントです。

また「地域通訳案内士」とは特定の地域内において、通訳案内業務を行う仕事」のことを指します。

自身が希望する都道府県にて認定を受けた人は当該都道府県で通訳案内業を行うことができ、これが「地域通訳士」というわけです。

特定の都道府県限定での採用であることや試験自体が異なるという点で「全国通訳案内士」とは別物だということが分かります。

フリーランスとして働く人が多い

「通訳案内士」は正社員としての雇用がほとんどなく、都度依頼を受けて仕事をすることになる為フリーランスとして働く人が多いです。

上記の理由から収入は不安定な上地域や季節によって仕事量に差がある為、兼業で働いている人が多いといわれています。

その為もし専業で考えているなら、人並み以上の努力や突出した能力が必要になってくるかもしれません。

通訳案内士になるには

「全国通訳案内士」と「地域通訳案内士」とではなり方が異なる為、それぞれ順番に確認していきましょう。

まず「全国通訳案内士」は、毎年1回行われる全国通訳案内士試験に合格する必要があります。
学歴や年齢、国籍といった受験資格は一切ない為、過去には14歳での合格例もありました。

上記試験に合格した後は居住する都道府県にて登録を受け、「全国通訳案内士登録証」が発行されます。

都道府県知事登録については、居住する都道府県庁の担当課に直接問い合わせるのが最も確実です。

一方の「地域通訳案内士」はその都道府県で地域通訳案内士制度を導入しているかどうかでなり方が変わってきます。
地域通訳案内士制度を導入している地域であれば募集時期、方法等が各地域によって異なる為各自治体に問い合わせるのが良いでしょう。

また地域通訳案内士制度を導入していない地域では各自治体が「地域通訳案内士育成等計画」を定めており、観光庁長官の同意が必要です。

その計画に記載された研修を受講することで「地域通訳案内士」として登録を受けることが可能になります。

なお「地域通訳案内士」として登録を受けた方は「地域通訳案内士登録証」が交付されます。

通訳案内士試験に合格する

「全国通訳案内士」になるには難関とされる全国通訳案内士試験への合格が必要なのは先述の通りです。

また「地域通訳案内士」は「全国通訳案内士」とは別物なので上記試験への合格は特に不要ですが、当該自治体が定める要項に沿った選抜が実施されます。

試験の難易度はどれくらいか

「全国通訳案内士」は非常に難易度が高く、合格率は10〜20%程度だとされています。

一次試験では日本語によるマークシート方式で日本の地理や歴史に関する問題がメインで出題されますが、一から勉強するような内容も多い為多くの受験生が苦戦するポイントです。

二次試験は口述で行われる為、幅広い知識はもちろん高い言語力が必要になってきます。

「地域通訳案内士」は「全国通訳案内士」よりも難易度は低いといわれていますが、それでも決して簡単な部類ではありません。

その特定の地域に関する深い知識や理解が必要になってくる為、特定の分野においては「全国通訳案内士」以上の知識が必要になってきます。

試験内容は各自治体によって異なりますが、知識や言語力等「通訳案内士」として適切かどうかを確認するような試験があるというのは共通です。

通訳案内士の年収

「通訳案内士」の年収は案件によって変わってきますが、一日のガイドで1万円〜3万円程度が相場とされています。

長期のツアーであればまとまった金額を稼ぐことができますが、福利厚生や賞与等があるわけではないこともあり収入は不安定だといえるでしょう。

他に収入源を持っている人がアルバイトとして行うか、通訳や翻訳の仕事との兼業で従事している人も少なからず見受けられます。

通訳案内士の勤務体系と休日

「通訳案内士」は旅行会社や代理店に登録し、案件ごとに受けるかどうかを決めるといった働き方が一般的です。

その為勤務体系や休日は自分で自由に決められますが、一日がかりのツアーであれば早朝から夜遅くまでの拘束になることもあります。

通訳案内士の将来性

現状ではまだまだ認知度が低く世間的な地位を確立しきれていないということはあるかもしれません。

しかし今後外国人旅行客はまだまだ増加することが見込まれており、また国も日本を観光立国にするべく外国人旅行客を誘致することに積極的です。

今後その重要性や仕事内容が認知されるようになってくれば、将来性も明るいものになってくるかもしれません。

通訳案内士がおもに勤める場所

「通訳案内士」は基本的にフリーランスな為、先述のように旅行会社や代理店から依頼をもらった場所で働きます。

フリーランスで活躍している「通訳案内士」は「日本観光通訳協会」という社団法人に登録し、そこからガイドの仕事を斡旋してもらうことも多いです。

フリーランスという働き方をしているので、自分が働きたい場所を選べるというのも大きな魅力の一つだといえるかもしれません。

まとめ 通訳案内士についてのおさらい

  • 「通訳案内士」とは「日本を訪れる外国人の観光客に対して日本の観光地や文化を案内したり、旅行中のサポートをする仕事」のことで、高い語学力が求められるのはもちろん、日本の文化や歴史等幅広い知識が必要になる。
  • 「全国通訳案内士」は、毎年1回行われる全国通訳案内士試験に合格し、その後居住の自治体で登録を受ける必要がある。
  • 「地域通訳案内士」は当該自治体で定められた試験に合格し、また登録を受けることが必要になる。
  • 「通訳案内士」が正社員として採用されることはほとんどなく、フリーランスとして働いている人が圧倒的に多い。
  • 「通訳案内士」は旅行会社や代理店に登録し、スポットで依頼を受けて働く場合が多い

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