毎日の通勤時間は、勤務先や自宅のある地域や状況によって異なってきます。通勤時間が少ない場合と多い場合、一見すると少ない方が良いと感じますが、実は通勤時間が少ないからこそのデメリット、多いからこそのメリットもあるのです。
通勤時間が少ない・多いを比較したメリット・デメリット、余裕のある通勤をするには?についてまとめました。

理想の通勤時間、実際の通勤時間の差とは?

理想は35分、実際は平均58分

首都圏の一都三県に住む人を対象に不動産情報サイトが調査した所、理想の通勤時間は35分、実際の通勤時間は平均58分というデータがあります。5年前に同様の調査をした時にも、実際の通勤時間は平均60分という結果が出ていますので、一都三県に住む人は、平均60分の通勤時間の方が多い事が分かります。

参照:不動産情報サイト at home~AT Research vol.033~

通勤時間は短くしたい傾向にある

上記の調査で実際の通勤時間が30分以内の人は理想的と回答し、30か~40分の人はあと10分ほど縮めたい、50~90分の人は30~40分程度に、それ以上かけている人は1時間以内に収めたいと考えている結果が出ています。
また、通勤時間の限界は平均86分で、一時間半以上かけて通勤している方は、すでに通勤時間の限界を感じているという事になります。

通勤時間が短いことによるメリット

通勤時間が短いと精神的に楽になる

通勤時間が短くなると、電車通勤だとしても電車に乗る時間自体が短くなります。満員電車で押し合いへし合いする、辛い時間が短くなるのでストレスの軽減になります。
また、体への負担も少なくなるので精神的な負担も減り、生活に気持ちの余裕も出ます。

徒歩圏内であれば満員電車に乗らなくて済む

毎日の通勤で満員電車に乗る事自体がストレスになります。けれども、通勤先と自宅が徒歩圏内であれば、満員電車自体に乗る必要がなくなります。

保育園の送り迎えができるなど家庭環境の改善

通勤時間が短くなると、同じ就業時間でも早く家に着く事になります。その為、平日でも子供が寝る前に帰宅できる、一緒にお風呂に入れるなど家族だんらんを楽しむ時間も多くなります。
また、共働き家庭で子供を保育園に入れる時にも、自宅の近くでも会社の近くでも選ぶ事ができるので、選択肢が広がります。

一日の利用時間が増える

今まで通勤時間に充てていた時間がそのまま自分の自由時間となります。その為、家に帰ってから夜遅くまで読書や映画を楽しむなど、趣味の時間を過ごす等一日に利用できる時間が増えます。
また、通勤帰りに習い事をする、まだお店や病院が開いている時間なら買い物や通院も可能になりますので、より一日の時間を有効に活用できます。

通勤時間が短いことによるデメリット

運動不足

電車に乗る機会がなくなる、近すぎてほとんど歩かないなどの理由で通勤時間が短くなる事により、運動不足となる事があります。一駅区間なら歩いて通う、自転車通勤に切り替える、階段を利用するなどの工夫が必要です。

すぐ着くという慢心からギリギリに家をでる

通勤時間が短いという事で、つい油断してしまっていつも家を出発する時間がぎりぎりになってしまう事があります。その為、通勤時間が短いと、いつも遅刻すれすれで通勤してしまう方も少なくありません。

通勤時間が長い場合のデメリット

満員電車などでストレスがかかる

日本の通勤ラッシュの時間帯の列車は、乗車率が100%を超えてしまう事がほとんどです。毎朝満員電車で密着しながら立ちっぱなしで通勤するのは、大きなストレスにもなります。

早起きしなければならない

自宅と会社の距離が長いほど、通勤に時間がかかる為に就業時間に間に合わせる為には早起きをしなければいけません。もしも、前の日に残業で遅い時間に帰宅しても、次の日は早起きして家を出なければいけませんので、慢性的な睡眠不足の原因にもなってしまいます。

時間を有効活用!通勤時間が長い事によるメリット

強制的に段取りができるようになる

通勤時間が長ければ、限られた時間の中で朝の支度をしなければいけません。その為、強制的に段取りができるようになり、毎日の支度もてきぱきと行う事ができます。ダラダラと過ごして結局時間が無くなる、という事はなく、毎日メリハリを付けながら通勤をする事ができます。
強制的に段取りができる事は、日常生活だけでなく仕事の進め方においても応用ができますので、人によっては効率よく仕事を進められる方法を身に着けるきっかけにもなるかもしれません。

寝坊や遅刻に対する注意力が高まる

通勤時間が長いという事は、毎日早起きをしなければいけません。その為、寝坊や遅刻は絶対にしてはいけない、と注意力が高まり、気を引き締めて生活をします。その結果、就寝時間も早まる、朝も早く起きられるなど、早寝早起きの習慣づけにも繋がります。

オンオフの切り替えができる

会社と自宅の間に、通勤時間というインターバルを置く事によって、オンオフの切り替えができるといった声もあります。会社での事を自宅まで持ち込まない、家庭の事を仕事に影響させないように、気持ちを切り替える時間として活用している方も少なくありません。

自由時間として活用できる

通勤時間は、仕事をしている時間でもなければ、自宅で過ごしている時間でもありません。通勤電車の中で、ゆっくりスマートフォンでニュースなどの情報をチェックする、音楽を聴く、読書する、ゲームをするなどの自分自身の自由時間としても活用できます。また、通勤時間をちょっとした考え事をする時間として活用する、日記やブログを付ける時間に充てている方もいます。

時間に余裕をもつと生活が改善される

ここまで通勤時間の長い短いでメリット・デメリットをあげました。次項からは通勤時間の長さにかかわらず、時間に余裕をもつためにはとその結果どうなるかについて説明いたします。

余裕を持った出勤の一歩は早寝早起き

通勤時間がいくら短いとはいえ、毎日ぎりぎりの時間に支度をして遅刻寸前…というのは、社会人としてはあまり良い生活習慣ではありません。早寝早起きを心がけて、毎朝余裕をもって出勤をするようにしましょう。
早寝早起きをする事によって、毎日しっかり熟睡し、疲れも溜まりにくくなります。

渋滞や遅延でも焦らない

余裕をもって出勤する事によって、もしも利用している路線に遅延が発生している時でも、焦らず他の振り替え運航を行っている路線に移動するなど行動できます。自動車通勤の場合は、途中の道で事故や工事などで渋滞が発生しても、余裕をもって運転する事ができます。

電車で座って通勤できる

通勤時間が長い方は、長時間電車で立ちっぱなしは辛いです。けれども、余裕を持って出勤する事によって始発駅から乗る、ラッシュの時間を回避する事ができるので電車の中で座って過ごせます。長時間の電車の時間も座れれば、色々な過ごし方ができ、有効活用できます。何より、自分の体への負担も少なくなります。

朝食を外や会社で食べる人も

余裕をもって出勤する理由の一つに、会社の近くのカフェなどで朝食を取る事を楽しみにしているから、という事があります。また、社員食堂のある企業の中には、朝食を無料、もしくは格安でサービスしている所もあります。社員食堂で朝食を取りたいだけでなく、自分のデスクでのんびり朝食を取る人もいます。
朝食を取らない事によって、仕事の効率が落ちるなどのデータもあります。朝食をゆっくり取る習慣づけになるだけでなく、余裕をもって出勤する事にも繋がります。

通勤時間の長い・短いは人によってメリット・デメリットが変わる

通勤時間は、長いよりも短い方が自宅で過ごす時間が増える為、体や心への負担も少ないです。けれども、自宅と会社が近い事によって、いつもぎりぎりで出勤して結局遅刻をする、夜更かしをしてしまうなどの弊害もあります。通勤時間が短いからこそ、上手に時間を利用できる管理能力が求められます。
また勤務先が徒歩すぐの所にあると、プライベートの時間を過ごしている時に、自宅の近くで会社の人に会ってしまうなどオンオフの切り替えがしにくいといった事もあります。
一方で通勤時間が長くても、その時間を有効活用する、オンオフの切り替えができるなどのメリットにする事もできます。

まとめ

・通勤時間は短い方が良いと考えている人が多い
・通勤時間の多い、少ないそれぞれにメリット・デメリットがある
・余裕のある通勤は色々なメリットがある
せっかく通勤時間が短くても、自分の生活習慣によってはデメリットを生んでしまう事になります。余裕のある通勤を心がけ、負担のない通勤をする事が仕事の効率化を生みます。