この記事では、「ビジネス書」の意味や特徴、おすすめの本について紹介します。

「ビジネス書のひとつぐらい読みなさい」と上司に言われても、何を選んだら良いのか迷いますね。

ビジネスを成功させるためにも、ビジネス書は不可欠です。おすすめのビジネス書の中から自分のビジネスに役立ちそうなものを見つけてください。

ビジネス本とは何か

ビジネス本とは、「ビジネス(仕事)関連の事柄を取り上げた書籍の総称、区分」です。経済や経営、ビジネスに活用できるノウハウや自己啓発まで、その内容は幅広くなっています。ビジネス書を読む主な理由は、ビジネス書を読むことで自分のスキルアップにつなげることです。

ビジネス本と似た本のジャンルで「実用本」があります。実用本は、「日常生活で役立つための技能・知識・情報などを主とした本」で、作り方や習い方などや生き方などに関することが書かれています。日常の生活に潤いを与える本と言えるでしょう。

一方、ビジネス本は、仕事での成功を得るヒントとなる本です。ビジネスの問題解決やビジネスの発展などに役立てて、ビジネスパーソンとしてさらなる成長を目指します。

ビジネス本の特徴

ビジネス本の特徴は大きく2つあります。

ビジネスパーソンが対象
ネットビジネスのヒントをビジネス書で探す主婦はいるかもしれませんが、一般的にビジネス本を読むのがビジネスパーソンです。ビジネスマンとしての目標や人生設計などに役立てるために購入する人がほとんどです。

気づきを引き起こす内容
ビジネス書は、実用書のように具体的なノウハウが書かれたものは多くありません。ビジネス書に書かれた言葉や情報に接して、何かの気づきを引き起すことがビジネス書の大きな効果です。自分の仕事には関係なさそうな内容でも、ヒントは多く隠されています。それに気づくかどうかも、ビジネス書の読み方次第とも言えるでしょう。常にビジネスのアンテナを張っておくことも重要です。

また、ビジネス本は大きく以下のような内容に分かれます。

偉大な人物のエピソード
成功者や歴史上の人物の成功談や失敗談にはヒントとなるさまざまなエピソードがあります。窮地に立たされた時こそ、成功者たちの言葉が役立つものです。成功者をテーマにしたビジネス本は不動の人気で、「あの人のようになりたい」と人生の目標にするビジネスパーソンも少なくありません。

教養を高め、新たな行動のヒント
ビジネスパーソンにとって新しい知識や情報は、ビジネスを成功させるためにも不可欠なものです。最新の言葉や手法などを解説するビジネス本は、ビジネスパーソンとしての知識やスキルを提供してくれます。

表現力をアップさせる
プレゼンテーションの良し悪しが、ビジネスパーソンの価値を左右すると言っても過言ではありません。相手に伝わる構成や言葉の選び方など、表現力を鍛えるためのビジネス本は、力強い味方になるはずです。

定番のビジネス本

数多くのビジネス本が書店に氾濫していますが、ここではその中からもっとも定番である5作品を紹介します。

思考は現実化する(ナポレオン・ヒル)
500人以上の成功者にインタビューしたビジネス書で、成功哲学の原点とも言われる本です。「目標を明確にしなさい。それを紙に書き出しなさい」など成功までのステップを体系的にまとめています。

人を動かす(デール・カーネギー)
管理職やチームリーダーなど人を動かす立場にいる人必見の本。どのようにして人間関係を築き、チームとして最高のパフォーマンスが実現できるのか、その貴重な示唆が得られる一冊です。

7つの習慣-成功には原則があった(スティーブン・R・コヴィー)
全世界40ヵ国以上に翻訳され、日本でももっとも読まれている代表的なビジネス書です。
影響を受ける自分から脱却し、人や環境に影響を与えることの大切さや人生を本当の幸福へと導くための7つの習慣が説かれています。

道を開く(松下幸之助)
旧松下電機グループ(現パナソニック)の創始者・松下幸之助氏の短編随想集。人間として生きること働くことの成功者ならではの深い意味が秘められ、昭和43年の発売以来、今なお読み続けられています。

チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン)
IBMやアップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツなどが社内教育に採用したことも話題になったビジネス本です。迷路の中に住む2匹のネズミと2人の小人の行動から、状況の変化にいかに対応すべきかをわかりやすく表現しています。

ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則(ジム・コリンズ)
一作目のビジョナリー・カンパニーでは、業界や時代を超えて存在する企業の事例を紹介。2では、その企業が超優良企業に成長するまでを分析しています。企業戦略という難しいテーマを扱ったものですが、400万部もの売り上げを記録しています。

年代別のおすすめ本

定番のビジネス書は、年齢に関係なくおすすめですが、ここでは定番本以外で各年代におすすめの本を紹介します

20代へのおすすめビジネス本

若手社員にとってビジネス本は非常に大切です。時代が目まぐるしく変化する中、定番のビジネス書以外に、今の時代をとらえたビジネス本が20代におすすめです。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)
今の20代は、人生100年とも言われています。人生100年時代では、働き方や学び方、結婚、子育てなどが大いに変わっていきます。その変化にどう対応すべきなのか?100歳時代を生き抜くヒントがこの本に隠されています。

「週4時間」だけ働く(ティモシー・フェリス)
仕事が終わらずに残業の日々に悩まれている人は絶対に読むべき本です。仕事に対する考え方や仕事を効率的にすすめる方法などさまざまな方法が紹介されています。

30代へのおすすめビジネス本

30代になると仕事と家庭の両立に苦労する人も多いでしょう。そんな30代におすすめなのが、以下の本です。

エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)
この本では、本当に必要な選択肢を見極めることと不要なものを上手に捨てる方法が紹介されています。「仕事が断れない」「働き過ぎ」などの人には特に読んでいただきたい一冊です。

金持ち父さん貧乏父さん(ロバート キヨサキ, シャロン・レクター)
全世界で累計2800万部を誇るビジネス本です。金持ち父さんと貧乏父さんのお金の使い方を比較して、いかにお金持ちになれるかを紹介しています。家族を抱えるビジネスパーソンには蓄財のヒントにもなります。

40代へのおすすめビジネス本

主任や課長など中間管理職として会社を支える存在である40代は、キャリアアップのために転職を考える年齢でもあります。

日本成長戦略40歳定年制(柳川範之)
100歳まで生きる時代には、20年ごとに仕事のスキルアップが必要になると著者の東京大学の柳川教授は提唱。40歳で定年になりセカンドキャリアを踏む生き方がこれからの企業を活性化させると主張しています。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる(ちきりん)
今や良い大学を卒業して一流企業に就職すれば生涯安泰という神話は崩れています。これからは変化する時代にどう対応しお金を稼ぐかが大きな課題。この本では、今までの発想を変えて人生をリスタートすることが大切であるを示唆しています。

50代へのおすすめビジネス本

会社の重要なポジションを任されているのが50代。部下たちを上手にコントロールするには定番の「人を動かす」がおすすめです。しかし、少子高齢化が進み企業の在り方も変化しつつあり、50代でも管理職になれる保証はありません。

50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか(大前研一)
経営コンサルタントとして活躍する大前研一氏が、ひろがる世代格差の問題から定年後の人生の準備をすることの重要性を語ります。

リーダーを目指す人のおすすめ本

リーダーを目指す人なら、読んでおきたいビジネス本には定番本で紹介した「ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則」もおすすめですが、ここではリーダーに不可欠なマネジメント力に関した2冊を紹介します。

マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版(P・F・ドラッカー)
リーダーを目指すならマネジメントは極めておきたいですね。この本はドラッカーの「マネジメント」をわかりやすくまとめた入門書です。世界中のビジネスパーソンに読まれ続けている一冊です。

プロフェッショナルマネジャー(ハロルド・ジェニーン)
ユニクロを運営するファーストリテーリングの柳井正氏が絶賛するビジネス本。「経営の鬼神」といわれるジェニーンのユニークな経営理論が展開されています。

おさらい この記事のまとめ

  • ビジネス本とは、「ビジネス(仕事)関連の事柄を取り上げた書籍の総称、区分」のこと。
  • ビジネス本の特徴は「ビジネスパーソンが対象」と「気づきを引き起こす内容」です。
  • ビジネス本の内容は大きく「偉大な人物のエピソード」「教養を高め、新たな行動のヒント」「表現力をアップ」の3つに分かれます。
  • 定番のビジネス本としては「思考は現実化する」「人を動かす」「7つの習慣-成功には原則があった」などがあります。
  • 20代では「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」など、30代は「エッセンシャル思考」など、40代は「日本成長戦略40歳定年制」など、50代は「50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか」がおすすめのビジネス本です。
  • リーダーを目指す人には「マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版」や「プロフェッショナルマネジャー」がおすすめです。