あとは野となれ山となれの意味

あとは野となれ山となれは、現状を切り抜けてしまえば、後はどうなろうと構わないという、開き直りに近い態度を見せる意味のことわざです。

「野となり山となる」場所は作物を育てる畑などをさし、収穫してしまえば後は放っておいても環境が元に戻るだろうという考えから生まれました。

開き直りの意味であるため悪い意味でも使われますが、周りの誰にも迷惑をかけず、自分だけに結果が及ぶ場合であれば、「煮るなり焼くなり好きにしろ」の意味に近い、覚悟を決める潔い姿ととらえることもできます。

似た意味を持つ言葉には「旅の恥は弁慶状」や、成り行きに任せるという意味に近い言葉には「風任せ」「大勢順応」などがあります。

あとは野となれ山となれのビジネスシーンでの意味

経済は作物とは違い、携わる人への引継ぎなど、事後処理も欠かす事はできないものです。

ビジネスにおいて、あとは野となれ山となれを口にしていては成功はのぞめないうえ、周りからは捨て鉢になっているのかと思われてしまい、信用を失いかねません。

あとは野となれ山となれはビジネスでは使わず、やれるだけのことをやった後で、結果は運命に任せるという意味の、「人事を尽くして天命を待つ」などを使うよいでしょう。

あとは野となれ山となれの例文

どうしてもレポートが埋まらない。締め切りは間近だというのに。もういっそ過去の文献を丸写しにしてしまおうか。気付かれるかどうかはわからないが、後は野となれ山となれだ。
後は野となれ山となれといわんばかりの予算の使い方には憤りを感じる。