死中に活を求めるの意味
死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)とは、もうどうやっても助からないような絶望的な状況でも、決して諦めずに生き残る道を探すという、一発逆転と似た意味を持つことわざです。
中国後漢朝にかかれた「後漢書(ごかんじょ)」など、古代中国の書物に出典があり、時代や場所をこえて、広く用いられてきたことわざです。
死中に活を求めるのビジネスシーンでの使い方
死中に活を求めるは、知名度が高く、意味が伝わりやすいことわざです。
決断次第で会社が浮き沈みするビジネスシーンでは、極めて使いやすい言葉だでしょう。
特に経営状態がまずく、なんとしても打開をと考えている際などに、口にすれば説得力が増します。
死中に活を求めるは、ピンチを脱するための意気込みであるため、口にしている時点で相当状況が悪いことを意味します。
あまり厳しくない局面で多様すると、気合いが入らないどころか、軽い言葉とみなされて評価を落としてしまうことも有り得ます。
語感が強いだけに、聞いた側の心を萎縮させてしまうこともあるでしょう。使いどころに注意する必要があります。
死中に活を求めるの例文
もう我が社のシェアは業界でもごくわずか、このままでは撤退は必死だ。だが死中に活を求める意味でもここは、新製品を開発するべきだろう。
死中に活を求めるためにリストラをするというのは大変結構だが、君たちにそれだけの思いはあるのか。人が少なくなってしまっては、死地を脱するのもその分難しくなるんだぞ。