風前の灯の意味とは

風前の灯とは、風を目前にした灯火のように消えそうなこと、転じて、今にも消滅しそうな何かをさす言葉です。

平家物語にも同じようなフレーズがあり、昔から日本人にとって馴染みのあるたとえだったともいえますが、実際に現在でもろうそくやランプなど、風が吹くと消える火はお馴染みということもあり、日常的に用いられます。

風前の灯のビジネスシーンの意味

何かが今にも消えそうだ、ということで良い語感があることわざではありませんが、ビジネスシーンでも使いどころは多いですね。

例えば、何らかの不具合が原因で頓挫しそうなプロジェクトや、出世の目が消えて子会社に出向になり、そこでもやらかしてしまった同僚の今後など、形容できる事柄は数多くあると言えるのではないでしょうか。

あの計画はもはや風前の灯火だ、とか、この部署は風前の灯火の状態だと、あえて口に出したりすれば、周りの危機感もより明確化されるかもしれませんね。

もっとも、かなりトゲのある言葉ではありますので、誰かに向けて面と言うのではなく、距離を取って評論するような形がベターではないかと思います。

風前の灯の使い方と例文

「まったく、きつい状況だよ。彼が見積もりを誤ったことで、プロジェクト全体が風前の灯火だ」
「リストラに次ぐリストラで、ある意味彼の社会人生命は風前の灯火だ。しかし、我々にも何かできることはないのだろうか」