インターネットやSNSが発達し、広告はテレビだけでのものでなくなりました。しかし、現代でも広告の主流はテレビである事も事実です。

ここでは、広告とは、広告代理店とは、広告収入とはなにかについて解説します。この記事を読むことで、何気なく使っている「広告」という言葉をしっかり理解する事ができます。

そもそも広告とはなにか?

広告とは、商品やサービス、アイデアなどについての情報を伝播するための活動のことをさす言葉です。

広告をするためのものである広告物には、紙や画像、映像、Webなどを利用したコマーシャルやチラシなどがあるでしょう。

アメリカでは、研究者たちなどによりマーケティングの視点から以下の通りに広告が定義づけられています。

・管理可能な広告媒体である
・非人的メッセージである
・明示された広告主が行っている

日本では、広告したいものが記事になったり、テレビに出たりするのも広告とされることが多いでしょう。

番組のメインスポンサーになったり、有名人や選手などの記者会見でバックに企業ロゴを出したりする事も広告とされることも多いです。

アメリカの定義からいえば、上記広告の定義から外れています。広告ではなく「パブリシティ」「広報活動」とされており、広告とは分けて考えられています。

広告は、英語では一般的に“advertisement”と記され、広い範囲で使われる言葉です。

実際に人が目にしている広告自体のことや、広告を出した結果の意味で使われることもあります。アメリカ英語では“ad”、イギリス英語では“advert”と略されることも多いです。

“advertising”も広告という意味で使われることが多いですが、広告を出すことの意味で使われます。

チラシは”flyer”、屋外の大きな看板広告は” billboard”や“advertising sign”などと記されます。オンライン広告は“online advertising”や“banner ad”などと記されます。

テレビ広告は、一般的には“television advertisement”や、“commercial”と記されることもあるでしょう。

日本でよく使う“CM”とは“commercial message”の略ですが、和製英語であるため英語圏では使われないでしょう。

広告代理店は広告したい企業とする企業の仲介企業

広告代理店とは、広告を出したい企業と広告を掲載する企業を仲介する企業です。

一般的には、広告を掲載する企業から権限を与えられており、広告を出したい企業が値段などの交渉をするのが広告代理店です。

現代では、広告代理店が広告を出したい企業に代わって、広告のために必要な調査や広告媒体の選定、広告の企画立案から製作、販売促進活動や商品化計画など、幅広く手掛けています。

広告代理店は、主にメディア、営業、内勤などの部門で成り立っています。

メディア部門は、テレビや新聞なども広告を掲載する企業を担当します。企業から広告枠を預かって、広告を出したい企業を探し、配分します。

広告を掲載することで、担当企業に収入があがるようにする事が主な仕事です。営業担当は、担当になった企業の広告の製作や配信などを仕切ります。

メディア部門と内勤部門の間に入って調整し、広告を出したい企業に利益が出るように調整します。

内勤部門は、営業部門と連携し、広告を出したい企業のプロジェクトを立てたり、CM作成をしたりします。内勤部門は、クリエイティブやマーケティング、PRなどさらに細かく分かれているでしょう。

最近の広告代理店は、自社でメディアを持つスタイルが増えています。自社メディアを持つビジネスモデルを作ったのはサイバーエージェントです。

サイバーエージェントは、当初はインターネットに特化した広告会社として始まりました。国内最大といわれるアメーバブログや、インターネット放送のアベマTVを展開しています。

有名な広告代理店

広告代理店には、大手といわれ、常に売上ランキング上位を占める株式会社電通、株式会社博報堂、株式会社アサツーディ・ケイ、大広などがあります。

現代ではIT系に特化した広告代理店も多く、株式会社サイバーエージェントは電通や博報堂を追随する存在です。大手広告代理店の中には、ITに特化した関連会社を持つ企業も多いでしょう。

電通にはサイバーコミュニケーションズ、博報堂にはD.A.コンソーシアムホールディングスなどの関連会社があります。

他のITに特化した広告代理店には、株式会社オプトホールディングや、株式会社セプテーニ・ホールディングスなども上位にランクインしています。

広告収入とは広告を掲載して得る収入

広告収入とは、広告を掲載、放送することで得られる収入のことです。テレビ局、新聞社、雑誌社などが多くの広告収入をあげています。

現代ではブログなどのITサービスを使うことで、一般の人でも広告収入を得ることが可能です。

個人で広告収入を得る方法はブログやyoutube

個人であげられる広告収入には、ブログやYoutubeなどによるものがあるでしょう。ブロガーやユーチューバーと呼ばれる人の中には、広告収入を主な収入にしている人もいます。

ブログでの広告収入では、広告代理店のようなサービスを展開するASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)が数多く存在します。

代表的なものには、A8.net、afb(アフィビー)、楽天アフィリエイトやAmazonアソシエイトなどがあるでしょう。

Youtubeでの個人の広告収入をあげるには、まずYouTubeパートナープログラムへ登録しなければいけません。

登録後、GoogleのアカウントでGoogle Adsenseへの関連付け、視聴回数が10,000回以上などの条件をクリアして、初めて広告を掲載できるようになり、広告収入を得ることが出来ます。

Youtubeでは、掲載される広告はGoogleのアルゴリズムで選ばれることが多いです。

動画を見る人のサイト履歴や、検索ワードから瞬時にニーズを判断し、ニーズにあった広告を探して広告主に枠を売るという仕組みです。

ほぼ自動化されていて、今では広告業界の広告収入のうち、テレビ広告に次ぐシェアを占めているといわれています。

Youtubeの広告収入は、クリック数、動画コマーシャルの完全視聴数で算出されます。1再生あたりまたは1クリックあたりの単価で、広告によっても違いがあります。

それぞれの広告収入の設定は、国、地域、言語によっても違いがあり、正確な広告収入は本人にしかわからないような仕組みになっています。

 

広告の博物館

歴史や風土を知る博物館があるように、広告にも博物館がございます。

アドミュージアム東京というもので2002年の開場からのべ200万人の来場があります。

広告を通して新しい発見に出合う場所。

世界に例のない広告ミュージアム
2002年に開館以来、200万人を超える方々にご来館いただき、広告の社会的・文化的価値への理解を深めていただく活動を行っています。江戸時代から現代まで約30万点の収蔵資料を誇り、ライブラリーでは、広告とマーケティング関連書籍の閲覧、広告作品のデジタルアーカイブを検索・閲覧することができます。

ミュージアム概要からの引用

アドミュージアム東京

広告についてのまとめ

  • 広告とは、商品やサービス、アイデアなどについての情報を伝播するための活動のことをさしています。
  • 「広告」の一般的な英語表現は、“advertisement”です。
  • 広告代理店とは、広告を出したい企業と広告を掲載する企業を仲介する企業でしょう。
  • 売上ランキング上位を占める大手広告代理店には、電通、博報堂、アサツーディ・ケイ、大広、サイバーエージェント、サイバーコミュニケーションズ、D.A.コンソーシアムホールディングスなどがあります。
  • 広告収入とは、広告を掲載、放送することで得られる収入のことで、テレビ局、新聞社、雑誌社などが多くの広告収入をあげています。
  • 現代では、個人であげられる広告収入もあり、ブログやYoutubeなどを使うのが有効です。